コロナと精神分析的臨床

出版社: 木立の文庫
著者:
発行日: 2021-03-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784909862181
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

2,970 円(税込)

商品紹介

人は独りでは生きていけません。誰かと共にいて初めて「私」が生まれてくるのが、人間なのかもしれません。ところが困ったことに「簡単には“生身で”会えない」コロナ時代が訪れました。便利なツールでバーチャルに会えますが、オンラインでどのように“心が通う”かという課題が残ります。
この本では、ひたすら「心の出会い」を眼差す精神分析にヒントを得て、物理的に会えない場で“心が通う”可能性を探します。心理支援職・対人援助職、そして「リアルな対話」を求める方々に届けたい、示唆に富む一冊です。

目次

  • 序 章
    劇的観点から心を扱うこと――コロナ禍の「どさくさ」に紛れて

    第1部 喪失のなかでの心の文脈
    ○揺れる世界で臨床を続けていくこと
      コラム: コロナ禍とユーモア
    ○失うことと掛け替えのないこと
      コラム: オンライン臨床におけるクロスモーダル体験
    ○オンラインというleap、あるいはdistant psychoanalysis の未来
      コラム: コロナ禍における日常生活と心理臨床の経験に関する私的考察 

    第2部 こころで会うことの回復
    ○コロナ禍の面接室でクライエントと出会うこと
    ○コロナ禍におけるグループの無意識
    ○コロナ禍における「ほど良い治療設定」について考える

    終 章
    不在の部屋と身体――「映し返し」が起きるところ

    問 答
    精神分析的に束ねる――三角関係化に向けて 

最近チェックした商品履歴

Loading...