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カラー図解 人体の正常構造と機能 III 消化管 改訂第4版

出版社: 日本医事新報社
著者:
発行日: 2021-02-22
分野: 基礎医学  >  解剖学
ISBN: 9784784932429
書籍・雑誌
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6,600 円(税込)

商品紹介

人体の構造と機能を臓器別・全10巻に編集したシリーズ。
解剖学・生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として、全国の医学生から最も高い支持を得ています。
最新の知見に基づいて内容を更新するとともに、さらに読みやすく、わかりやすい教科書をめざしました。

目次

  • 消化管の概観
     消化管は外界に開いた中空の管で,口から肛門まで長さ9mに及ぶ
     消化管は食物を低分子の栄養素に分解し,細胞が利用できる形に変える
     消化とは,酵素により食物を加水分解する化学反応である

    顎・口腔
     顎関節は上下2段の関節腔を持ち,下顎を自由に動かす
     4つの咀嚼筋が下顎を閉じ,前後左右のすり合わせ運動を行う
     舌は多数の筋からなる筋性器官である
     3種の大唾液腺と多数の小唾液腺が口腔内に唾液を分泌する
     唾液腺には粘液細胞と漿液細胞があり,自律神経により分泌が調節される

    咽 頭
     咽頭は横紋筋の管で,気道と消化管が交叉する
     口腔の筋と咽頭の筋が順序よく働いて,食塊を食道へ送り込む

    食 道
     食道は気管と脊柱に挟まれて下行し,横隔膜を貫いて腹腔に出る
     蠕動により,逆立ちしていても食塊は胃に送られる
     食道の静脈は上大静脈と門脈の吻合路となる


     胃は心窩部付近にあり,腹膜でゆるく固定されている
     平滑筋による蠕動運動は,胃内容を撹拌して少量ずつ送り出す
     胃の粘膜は,びっしりと並んだ胃腺でできている
     固有胃腺は4種類の細胞がトンネル状に並び,胃液を分泌する
     酸分泌細胞のH+ポンプが胃酸(HCl)を分泌する
     胃液の分泌は迷走神経と局所ホルモンによって調節される
     胃粘膜は粘液のバリアーで自らを守る

    小 腸
     十二指腸の大半は後腹壁に固定されている
     小腸内壁の表面積はバレーボールのコートより広い
     腸管は豊富な壁在神経叢を持ち,自律的に蠕動と分泌を調節する
     絨毛を構成する吸収上皮細胞は24時間で新しい細胞に入れ替わる
     微絨毛の膜が最終的な消化吸収の場である

    栄養素の消化と吸収
     3大栄養素の消化は加水分解,吸収は小腸粘膜細胞の膜輸送である
     炭水化物は単糖に分解され,Na+とともに細胞内に入る
     蛋白質はジペプチドやアミノ酸に分解され,それぞれの輸送体で吸収される
     脂質は胆汁酸の助けを借りて粘膜表面に運ばれ,単純拡散で吸収される
     腸管に入った水の98%は吸収される
     ビタミンの多くは生体内で合成できないため,食物から摂取しなければならない

    大 腸
     結腸のうち横行結腸とS状結腸のみが間膜を持つ
     回腸末端が盲腸内に突出して弁となり,逆流を防ぐ
     直腸の下1/3は漿膜を欠き,周囲臓器と直に接する
     肛門管は粘膜と皮膚が出会う場所である
     結腸は水分を吸収して糞便を固め,直腸へ押し出す

    消化管の病態
     嘔吐は生理的防御反応である
     蠕動運動のバランスが崩れると下痢や便秘になる
     あらゆる食物抗原がアレルゲンになりうる

    消化管と腹膜の発生
     消化管は卵黄嚢のくびれから,1本の真っ直ぐな管として生ずる
     胃と腸は回転しながらそれぞれの位置に収まる
     前腸と中腸の回旋に伴い,腸間膜に大きな変化が起こる

    [基礎知識]
    上皮組織の分類

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