INTENSIVIST 13/2 2021年
目次
- 特集 薬理学
はじめに：重症患者に対する「薬」について考える
1．医薬品情報をどのように収集するか？：資料の性格を理解し，必要な情報をピックアップ
【コラム】医薬品が臨床で使えるようになるまで：承認の流れと関連法令の紹介
2．集中治療でよく使用する薬物の薬理作用：
個々の薬物の標的，作用メカニズム，薬理作用を理解することが適切な薬物療法への第一歩
3．集中治療でよく使用する薬物の薬物動態：吸収，分布，代謝，排泄で考える
【コラム】浮腫の患者では利尿薬を経口投与より静脈内投与にすべきか？：
何気なくやっていた，から，PK/PDを考慮した処方へ
4．ICUにおける薬物有害反応：その分類を理解し，機序別に考えることで予防，治療に生かす
5．薬物アレルギーの管理：本当にアレルギーなのか？
6．薬物相互作用：気づかないですか，それはDDIが原因です
7．TDM（therapeutic drug monitoring）：患者や場面によって適切な方法を適用するために
【コラム】抗菌薬の持続投与およびextended infusionの方法と有用性について：
PK/PDの変化からみた重症患者における抗菌薬投与
8．TDM（therapeutic drug monitoring）の実践：
バンコマイシン，抗てんかん薬，ボリコナゾールの投与設計
【コラム】薬剤の投与方法のtips：薬物の期待される効果を発揮させるために
9．ICUにおけるspecial populationsに対する薬物投与量の考え方：肝機能障害，AKI，肥満患者
10．腎代替療法，血液浄化療法の薬物動態への影響：
CRRTによる薬物除去やクリアランスの決定要因に基づいた投与設計
【コラム】ECMOにおける薬物動態の変化：
吸着しやすい薬物であるかどうかはlog Pやタンパク結合率で確認
【コラム】ケア移行における薬剤師によるmedication reconciliation：
シームレスなケア移行を実現するために
連 載
■国際学会へ行こう！ オンライン学会体験記
World Federation of Pediatric Intensive and Critical Care Societies, 2020
■え？知らないの？心臓外科手術の術野デバイス 前編（送血カニューレについて）
〈シリーズ構成：森實 雅司 済生会横浜市東部病院 臨床工学部〉
■Lefor’s Cornor
第40回：Vascular Access and Hemodynamic MonitoringPart XXI：
Review of the MAGIC Guideline
■集中治療に関する最新厳選20論文
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