「死にたい」の根っこには自己否定感がありました。

出版社: ミネルヴァ書房
著者:
発行日: 2021-06-30
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784623091553
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

2,200 円(税込)

商品紹介

心の病を発症した妻。根底にある自己否定感を支え、逃げずに向き合い続けた夫。二人が紡ぐ克服のメソッド! 

目次

  • はじめに

    第1章 妻・咲セリという症例
      パートナーへの暴力
       ▽克服のメソッド(1)何でも書いていいノート
      精神的虐待の中で過ごした幼少期・思春期
       ▽克服のメソッド(2)自分をほめる
      メンタルクリニック難民
       ▽克服のメソッド(3)自分問診票を作る
      不治の病の猫との出会い
       ▽克服のメソッド(4)「私」と離れてみる
      病気でも仕事をはじめる
       ▽克服のメソッド(5)自分のリズムを知る――日常と心の記録
      生まれなおし
       ▽克服のメソッド(6)自分の取り扱い説明書を作る
      生きづらさを発信すること
       ▽克服のメソッド(7)自分史を作る
      繰り返される自殺未遂
       ▽克服のメソッド(8)心を開ける他者の存在に気づく
      克服を決意する
       ▽克服のメソッド(9)本当にゆずれないものを見つける
      もがきぬいた果てに
       ▽克服のメソッド(10)認知のノート

    第2章 夫・咲生和臣の視点
      発症と戸惑い
      精神科では治せない?
      それでも、一緒にいることを選んだ
      俺だって、死にたい
      もう一度、夢を抱く
      自然にこの命が尽きるまで

    第3章 【夫婦対談】自己否定からくる心の病を共に生きて
      無理に生かそうとは思わなかった
      別れようと思ったことはない
      個人ではなく、パートナーや家族……皆の問題
      何を言っても必ず味方だって信頼できたから、話せた
      心の病になっても、「未来がないものではない」
      ひとりでいるよりも何倍も辛い時もあった
      自分から治ろうとしはじめる
      当事者同士のかかわりは、すごく難しい
      家族会――同じ境遇の人と苦しみを分かち合う
      自己否定感や愛情飢餓感は、「変われない病気」じゃない

    第4章 夫へのQ&A
      Q 当事者がおかしくなっていった時、感じたことは?
      Q 当事者が「死にたい」と言った時、どう扱いましたか?
      Q 自分も死にたくなることはありませんでしたか?
      Q 当事者が暴れた時はどうしましたか?
      Q 当事者への憤りはありませんでしたか?
      Q 大量服薬や自傷に対し、どう対応しましたか?
      Q 当事者との距離感をどうとりましたか?
      Q 当事者が爆発しそうだとわかった時、どうしていましたか?
      Q 当事者の試し行為にどう対応しましたか?
      Q 別れようと思ったことは?
      Q 介護疲れで、変わったことは?
      Q 病院では一緒に診察を受けましたか?
      Q 入院させようと思ったことは?
      Q 境界性パーソナリティ障害の当事者と接する際に気をつけていることは?
      Q 自分自身のケアはどうしていましたか?
      Q 当事者にしてしまって後悔したことは?
      Q 何が当事者を治したと思いますか?
      Q 支える側の人へのメッセージ

    おわりに 自己否定感の悪魔とさよならできて

最近チェックした商品履歴

Loading...