放射線治療の基本と実践

出版社: 医療科学社
著者:
発行日: 2021-08-08
分野: 臨床医学:一般  >  放射線/核医学
ISBN: 9784860031305
書籍・雑誌
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商品紹介

放射線治療技術はコンピュータ技術の発展と相まって,癌病巣に放射線を集中できる強度変調放射線治療に代表されるような照射法が続々と開発されている。本書では,放射線治療の質の向上と医療安全を確保するために、放射線治療の医療安全、放射線治療概論、高エネルギーX線測定法、高エネルギー電子線測定法、放射線治療のモニタ単位数計算法、リニアックの品質保証・品質管理などの知識をわかりやすく、短時間で学べるように1冊にまとめた。

目次

  • 第1章 放射線治療の医療安全
     1.リスクマネジメントのあり方
     2.根本的な原因を分析する方法
     3.医療事故発生のメカニズム
     4.医療事故の原因
     5.日本の医療行為と法的責任
     6.医療事故と法的責任
     7.代表的な日本の放射線治療事故
     8.世界の放射線治療事故の事例
     9.放射線治療の危険度の分類
     10.放射線治療事故を防止するための勧告
     11.放射線治療に携わる者が行う誤照射防止の方法
     12.まとめ

    第2章 放射線治療概論
     1.日本の医療行為
     2.診療放射線技師の業務
     3.がんの歴史
     4.古いものから常に新しいものに
     5.放射線治療のゴールと最も恐れることは何か
     6.線量増量が困難な理由
     7.放射線治療の問題点
     8.まとめ

    第3章 高エネルギーX線測定法
     1.人体に投与される吸収線量の不確定度
     2.放射線測定の目的
     3.ブラッグ・グレイの空洞理論
     4.二次電子平衡
     5.線量計測量の概念
     6.電離箱線量計
     7.ファントム
     8.吸収線量決定の基本式
     9.線質変換係数の基本式
     10.ビームデータ
     11.測定値の補正係数
     12.まとめ

    第4章 高エネルギー電子線測定法
     1.電子線と物質の相互作用
     2.電子線エネルギー
     3.水吸収線量校正定数を用いた電子線の線量評価
     4.水吸収線量計算の一般式
     5.ビームデータの測定
     6.まとめ

    第5章 モニタ単位数の計算法
     1.MU 値とは
     2.X 線の MU 計算法
     3.MU 算に必要なビームデータ
     4.MU 計算のためのビームデータの処理
     5.X 線ビームデータの相違
     6.外部照射法における X 線の MU 計算
     7.電子線治療の MU 計算
     8.計算例
     9.まとめ

    第6章 リニアックの品質保証・品質管理
     1.品質保証・品質管理の定義
     2.品質保証を行う理由
     3.リニアックの劣化と点検
     4.品質管理の目的
     5.品質管理プログラムの作成
     6.リニアックの品質保証
     7.リニアックの品質保証試験の例
     8.始業点検
     9.まとめ

    第7章 放射安全管理
     1.遮蔽計算例
     2.アフターローディング式治療装置の使用線量の計算
     3.計算結果
     4.放射線汚染物・放射化物の対応
     5.放射障害予防規定等について

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