PEN 2021年11月号
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目次
- ◆第26・27回合同学術大会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 開催
◎「‘食べる’が繋がる」をテーマに
パネルディスカッション9
サルコペニアと嚥下障害 State of the art
「嚥下筋の筋活動とサルコペニア」
・サルコペニアの摂食嚥下障害の理解には嚥下筋の特殊性がポイントになる
・嚥下筋は呼吸中枢の制御を受けており、廃用性萎縮が生じにくい
・嚥下筋は呼吸セントラルパターンジェネレーター(CPG)の制御を受けている
・呼吸ニューロンの活動パターンは呼吸の相により異なる
・嚥下筋は吸息性の活動を示すことが多い
・神経にも呼吸性活動がみられ、二酸化炭素濃度によって活動性が変わる
・運動ニューロンは様々な活動を示す
「筋病理総論 サルコペニアによる嚥下障害の理解に向けて」
・サルコぺニアは骨格筋の減少を示す疾患で、病態理解には筋病理的アプローチが重要
・筋病理は新鮮凍結固定後に様々な染色が行われる
・ヘマトキシリン・エオジン染色組織の基本構造をみるために最もおこなわれる染色
・ゴモリ・トリクローム変法染色は筋繊維内の凝集体を観察できる
・ATPアーゼ染色ではタイプ1繊維とタイプ2繊維を染め分ける
・免疫染色は特定のたんぱく質の発現を描出する/他
「超音波検査装置による嚥下筋のサルコペニア評価」
・サルコペニアにより摂食嚥下障害が惹起されるだけでなく、
神経学的疾患とサルコペニアの合併による摂食嚥下障害憎悪も考えられる
・嚥下関連筋群の筋肉量はCT、MRIのほか超音波でも報告されるようになった/他
「全身のサルコペニアについて最近の考え方と嚥下障害への影響」
・EWGSOP2では握力低下で「サルコペニアの可能性あり」とし、
筋肉の量や質の低下でサルコペニアを確定診断する
・AWGS2019では検査機器がない施設でもサルコペニアの可能性を評価できるように
・今後はサルコペニアの診断基準から筋肉量が除外されたり、
超音波検査による筋肉量評価が普及したりする可能性がある
・サルコペニアの摂食嚥下障害の確定診断では嚥下筋の筋肉量が必要/他
「ディスカッション」
・サルコペニア、ダイナペディアの定義
・嚥下筋における呼吸筋からの入力と超音波検査の可能性
・サルコペニアの筋病理の応用における現状と今後の課題
・嚥下筋における超音波検査の臨床への活用
・サルコペニアの摂食嚥下障害の確定診断に関する提言について
◆REPORT 第26・27回合同学術大会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
ランチョンセミナー2
嚥下調整食へのMCTの活用~物性と栄養の両立~
・中鎖脂肪酸(MCT)とは
・MCTオイルに関する臨床データ
・摂食嚥下機能のが低下した高齢糖尿病患者が増加している
・コメの形態が血糖値に及ぼす影響
・MCTオイルの点かによる血糖値の上昇抑制
・嚥下調整食を取り巻く環境
・嚥下調整食と低栄養リスク
・脂質の添加によるエネルギー量の確保
・MCTオイルの特徴
・嚥下調整食の標準化
・粉末状MCTオイル
・訪問栄養食事指導におけるMCTの活用
・特別養護老人ホームでのMCTの活用
・MCTオイル使用時の注意点/他
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 主なプログラム
◆静脈・経腸栄養関連製品の現況 第18回(1)
経腸栄養剤注入用関連器具、スペック一覧
◆関連学会情報