第2章 「診断から最期まで」を支えるチームケア
case 01 家族は胃ろうはつくらないと決めていたが、予想していた時期よりずっと早く
その決断を迫られた。
case 02 本人は望まなかったが、幼い子に少しでも長く父親の姿を見せたいと、
妻が胃ろうを選択した。
case 03「食べること」にこだわる本人は、施設で最期を迎えたいだろう、
と考える妻の希望を叶えた。
case 04 本人は最期を自宅で迎えたかったが、経過の中で気持ちが揺らいでいった娘を
チームで支えた。
case 05 献身的な夫の介護のもと、レビー小体型認知症が緩徐に進行する中で、
末期大腸がんが判明した。
case 06 意味性認知症で主介護者は高齢の母親。激しい精神症状から長期の精神科入院を経て
施設で看取った。
case 07 妻が在宅を希望し、胃ろう造設後に施設へ入所。身体症状で入退院を繰り返しつつ
施設で看取った。
case 08 精神科の認知症病棟に入院していたが、本人の希望に沿った終末期ケアが行えた。
case 09 末期の前立腺がんが判明するが、アルツハイマー病初期のグループ活動の思い出が
精神的安定に。
case 10 若年性アルツハイマー病が徐々に進行していく中で、突然の出血性梗塞で終末期に至った。