極論で語る循環器内科 第3版

出版社: 丸善出版
著者:
発行日: 2022-01-30
分野: 臨床医学:内科  >  循環器一般
ISBN: 9784621306802
シリーズ: 極論で語るシリーズ
電子書籍版: 2022-01-31 (電子書籍版)
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商品紹介

12年の風雪を耐えて・極論・大改訂!
極論のコンセプトが生まれたのが12年前。そのはじまりは著者の香坂医師が感じた日米臨床のアプローチの微妙な差異、温度感でした。
そこで、考えたのです。本当に大事な点とは何か…? その視点が「極論」。
シリーズ化した極論は今や研修医定番に。でもその真髄は「循環器内科」編にあります。全章見直して「極論」を推し進め、豪華執筆陣が「極論・今昔物語」も加筆。

目次

  • 第1編 Bread - and - butter
    第1部 不 整 脈
    1章 心房細動 [AF] 
     極論1 心房細動は絶対的に不整
     極論2 クジラはみんな心房細胞
     極論3 脈が異なるなら 症状も不一致
     極論4 心房細動は「脳」を治療する
     極論5 やはり全身を診ることが大事!
      コラム1 AF とそのほかの上室性頻脈や徐脈性不整脈
      コラム2 心房細動は心房細動を呼ぶ(“AF begets AF”)
      コラム3 心房細動の起源の話 
      コラム4 心房細動がほかの疾患に合併している場合の抗凝固療法

    2章 致死性心室性不整脈(心室細動[VF]・心室頻拍[VT])
     極論1 心室細動や脈なし心室頻拍が視界に入ったら,何も考えずにまず止める 
     極論2 原因疾患はとりあえず冠動脈疾患を考える
     極論3 抗不整脈薬だけが治療ではない 
     極論4 ICDは決して万能ではない
      コラム1 ACLSを初期研修医に義務化する意義
      コラム2 アミオダロン独特の副作用にはどんなものがあるか? 
      コラム3 皮下植え込み型除細動器[S-ICD]
      コラム4 electrical storm(電気の嵐)
      極論・今昔物語 人生のコーナーストーン

    3章 心臓にまつわる器械(ルビ:デバイス)[device]  
     極論1 ペースメーカーの適応は伝導障害;遅すぎる心臓 
     極論2 モードよりもレート;心拍数の設定に注目
     極論3 ペースメーカーは徐脈を,ICDは頻脈を 
     極論4 これからは生理的ペーシング[physiologic pacing]の時代か? 
      コラム1 右室のペースメーカーは常に非同期?
      コラム2 リードレスペースメーカー
      極論・今昔物語 リズムコントロールに注目!

    第2部 虚血性心疾患
    4章 急性冠動脈症候群[ACS]
     極論1 ACSが頭をよぎったら心電図.そこでST上昇を見たら緊急カテーテル検査
     極論2 非ST上昇のACS なら落ち着いてリスク評価を!
     極論3 ニトロよりもアスピリンやスタチンを外さない 
     極論4 身体所見が合併症を救う(日が来ます)
      コラム1 バイオマーカーの進歩

    5章 心 カ テ[cardiac catheterization]
     極論1 右心カテで心臓をスカウター
     極論2 電車(カテ)よりもレール(ワイヤー)を先に,あとは止血を意識して
     極論3 尖端部まで届く血管はLAD だけ
     極論4 病棟では何をおいても出血を見逃さない
      コラム1 遠位橈骨動脈アプローチ

    6章 冠動脈インターベンション[PCI]
     極論1 循環器内科医の「眼」よりも信用できるもの
     極論2 ステント「だけ」がバルーンを越えた
     極論3 バルーンやステントのサイズはどう決めるのか?
     極論4 抗血栓薬をどう扱うか? ヘパリンと DAPT の扱いについて
     ミニチャプター 下肢の血管内治療[EVT]
      コラム1 FFR計測前の準備:最大限,血管を開くには
      コラム2 インターベンション医の立場から見たISCHEMIA 試験
      コラム3 DCB
      コラム4 危険な病変シリーズ
      コラム5 STOPDAPT-2 試験について
      コラム6 リアルな DAPT の中止要請シナリオ 
      極論・今昔物語 循環器疾患と睡眠呼吸障害

    7章  動 脈 硬 化[arteriosclerosis]
     極論1 動脈は燃えている 
     極論2 予防に勝る治療なし;一次予防と二次予防 
     極論3 動脈硬化の治療;まずはABC 
     極論4 動脈硬化の治療;ABCに続いてDS 
      コラム1 敵を知り,己を知る;正しい動脈硬化の検査法とは?
      コラム2 アスピリンのジレンマ? 
      コラム3 糖尿病についてひと言だけ

    第3部 心不全と弁膜症
    8章 急性心不全[AHF]    
     極論1 肺炎か? 心不全か? それが問題だ
     極論2 BNP はトロポニンに非ず 
     極論3 心不全管理は虚血の除外から 
     極論4 心臓を頑張らせるより休ませろ 
      コラム1 心不全の原因として覚えておくとよい語呂合わせ─ FAILURE
      コラム2 日本での考え方:心不全をすべて捕まえる
      コラム3 HFpEF:多彩な心不全像,そのさらに裏側から
      コラム4 カテコラミンはあくまでも必要悪
      極論・今昔物語 循環器内科の魅力

    9章 弁 膜 症[valvular heart]     
     極論1 それは解剖から始まった
     極論2 弁以外の構造にも目を配る
     極論3 弁膜症の顔色はこまめに窺う
     極論4 弁膜症は芸術(アート)である 
      コラム1 僧帽弁逸脱症(mitral valve prolapse)と過剰診断の歴史 
      コラム2 解剖学的異常は薬物治療で治せるのか?
      コラム3 三尖弁の謎
      極論・今昔物語 本当に興味深い真実

    第2編 Zebra
    第4部 その他の疾患
    10章 失神[syncope]
     極論1 誰でも失神する可能性がある
     極論2 問診で勝負がつかなければ,(たぶん)迷宮入り
     極論3 神経調節性か? 心原性か? そこが問題だ
     極論4 治療は常に原疾患へ.失神そのものへの治療は存在しえない
      コラム1 そもそも失神とは何か
      コラム2 失神診療の変遷
      コラム3 先天性QT延長症候群と失神
      極論・今昔物語 Do No Harm

    11章 感染性心内膜炎[IE]   
     極論1 「稀」な疾患ではなく,「よく」見逃す疾患
     極論2 感染性心内膜炎を疑うには,発熱と心雑音で事足りる
     極論3 抗菌薬を「投資」する場合,その運用はガイドラインに沿って 
     極論4 抗菌薬の予防投与は必要,ただし症例を選択して 
      コラム1 感染性心内膜炎と歯科治療 
      コラム2 血液培養の正しい手順 
      コラム3 IEによる塞栓症
      コラム4 血液培養結果から判断する治療方針
      コラム5 IE治療に関する各種ガイドライン 

    12章 急性肺血栓塞栓症[PTE]
     極論1 すべての胸痛でPTE を思い浮かべる 
     極論2 疑ったらまずスコア化を
     極論3 Dダイマーと造影CT は診療のセンスが試される
     極論4 治療は本当の意味で血液をサラサラに 
      コラム1 失神患者ではPTEを疑え !?
      コラム2 奇異性塞栓症
      コラム3 急性大動脈解離(AD)
      コラム4 血栓溶解療法
      極論・今昔物語 循環器疾患克服という夢…

    13章 心膜/心筋疾患[pericardial/myocardial disease]
     極論1 心膜疾患の診断は頚静脈で
     極論2 収縮性心膜炎と拘束型心筋症の鑑別は専門医への登竜門
     極論3 心嚢液貯留≠心タンポナーデ
     極論4 原因不明の心不全や心電図変化は,急性心筋炎を疑え!
      コラム1 頚静脈診察でX谷,Y谷の急激な下降を見つけるコツは?
      コラム2 収縮性心膜炎の原因
      コラム3 収縮性心膜炎の治療はミカンの皮を剥くように?
      コラム4 痛かった症例

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