子どものことばを育てる

出版社: 協同医書出版社
著者:
発行日: 2021-12-27
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784763930583
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

3,960 円(税込)

商品紹介

ことばに遅れのある子どもたちの「ことば」を,どのように「育てる」のか?
聞こえのしくみの基礎から補聴器や人工内耳の最新情報,そして乳幼児期から就学期までの子どもの言語発達と実際に行う言語指導について詳しく,分かりやすく解説しています.
また,難聴の子どものことばの発達段階や具体的な訓練・指導の実際についても紹介しています.さらに,補聴器や人工内耳を装用している当事者の方,保護者の方の声も収めています.
言語聴覚士,難聴・言語障害通級指導学級(きこえとことばの教室),特別支援学校の先生方にとって必要とされる知識と具体的な訓練・指導内容を知ることができる一冊です.

目次

  • 【第1章】言語発達遅滞を生じる原因
     ・聞こえの障害がことばの発達に与える影響
     ・子どものことばの発達に影響を与える因子

    【第2章】聞こえのしくみ
     ・音とは
     ・音の基本的性質
     ・聴器の解剖と機能

    【第3章】難聴の種類と難聴を生じる耳の病気
     ・難聴の種類
     ・伝音性難聴
     ・感音性難聴
     ・心因性難聴

    【第4章】新生児聴覚スクリーニングの流れと乳幼児聴力検査
     ・新生児聴覚スクリーニング
     ・精密検査における乳幼児聴力検査
     ・難聴の告知

    【第5章】難聴に対する補装具とその進歩
     ・補聴器とその進歩
     ・人工聴覚器とその進歩

    【第6章】補聴器のしくみと役割
    1.補聴器のしくみ
     ・補聴器とは
     ・補聴器のしくみ
     ・補聴器の種類
     ・補聴器の機能
    2.補聴器装用後の評価
     ・幼児期から継続して対応した片側軽度・中等度難聴症例
     ・3歳児健診により難聴指摘を受けた中等度難聴症例

    【第7章】人工内耳のしくみと役割
     ・人工内耳とは
     ・人工内耳のしくみ
     ・人工内耳による音の変換
     ・人工内耳による音の伝達
     ・国内で取り扱いのある人工内耳システムの種類
     ・人工内耳の適応基準
     ・人工内耳のその他の特徴

    【第8章】人工内耳のマッピングとその前後の指導
    1.乳幼児のマッピング
     ・マッピングとは
     ・マッピングの流れ・神経反応テレメトリ
     ・電気的パラメータの設定
     ・電荷量の測定・設定
     ・サウンドプロセッサ入力音の確認
    2.学童期以降のマッピング
     ・乳幼児のマッピングとの違い
     ・マッピングの流れ
     ・インピーダンステレメトリ
     ・電気的パラメータの設定
     ・電荷量の測定・設定
     ・スイープ
     ・ライブ環境による微調整
     ・マップの保存
     ・サウンドプロセッサ入力音の確認
     ・残存聴力活用型人工内耳
    3.マッピング後の評価と指導
     ・全般的発達の評価
     ・聴力検査
     ・聞き取りの評価(主として外来で言語聴覚士が行う評価)
     ・行動観察に基づく評価
     ・親への指導
     ・マッピング後の評価指導の実際

    【第9章】難聴児の言語聴覚療法
    1.0歳代の言語指導
     ・難聴児の言語能力
     ・新生児聴覚スクリーニングシステム
     ・0歳代の指導
    2.1歳代から4歳代の言語指導
     ・行動発達の概説
     ・表の見方
     ・言語課題への前提事項
     ・言語課題:萌芽期から基礎固め期まで
    3.5歳代の言語指導
     ・応用期(学習言語準備期)の発話例
     ・言語課題:応用期(学習言語準備期)
    4.6歳代から就学時までの言語指導
     ・話しことばから文字への移行(幼児の音韻の発達)
     ・6歳児の言語指導
     ・就学に向けての指導
    5.難聴児の構音訓練
     ・構音・発声について
     ・構音指導のステップ
     ・機能性構音障害と難聴を伴った構音障害の違い

    【第10章】話しことばを用いて生活する難聴児者を世の中の人に知ってもらう活動
    1.地域の学校教育現場との連携
     ・学校教育現場
     ・特別支援学級教諭の外部専門家との連携ニーズに関する実態調査
     ・特別支援学校・特別支援学級の教諭と言語聴覚士との連携事例
     ・まとめ
    2.話しことばを用いて生活する難聴者とそれを支える親の会
     ・NPO難聴と共に歩む親子の会金沢方式研究会の活動報告
     ・難聴児の母親の役割
     ・難聴児の父親の役割
     ・人工内耳を装用している難聴者自身の声
     ・人工内耳を装用している難聴者自身の声
     ・補聴器を装用している難聴者自身の声
    3.難聴に関する日常生活用具の紹介
     ・日常生活用具給付等事業
     ・難聴者が利用できる日常生活給付品

    【第11章】乳幼児期の難聴に対して行う具体的指導項目
     ・具体的指導項目1:カテゴリ
     ・具体的指導項目2:時間
     ・具体的指導項目3:ふり・見立て~ごっこ遊び~創造
     ・具体的指導項目4:予測・推測
     ・具体的指導項目5:因果関係~類推

    【第12章】事例
    1.事例1:難聴の訓練経過中に運動障害が発見された例
    2.事例2:母親の体調不良で家庭環境の調整が必要であった例
    3.事例3:大家族で家庭環境の調整が必要であった例
    4.事例4:超未熟児で出生した例
    5.事例5:祖母が養育者となった例
    6.事例6:ライフステージに沿った難聴児への指導

最近チェックした商品履歴

Loading...