診療放射線技師のノンテクニカルスキルPlus

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2022-04-01
分野: 医療技術  >  臨床放射線技術
ISBN: 9784525272012
書籍・雑誌
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2,750 円(税込)

商品紹介

診療放射線技師が日常業務を滞りなく行うためには,医学的専門知識,放射線技術・技能(テクニカルスキル)だけでなく,それらを補完するための患者接遇・対応,チーム医療における多職種とのコミュニケーションの仕方(ノンテクニカルスキル)なども必須で,この2つのスキルが両輪となり調和していくことが重要.
本書は長きに渡り臨床現場に携わっている執筆陣により知識を知恵に変えて,学生には講義で教わることが難しい多岐にわたる実践的な知恵を,若手診療放射線技師にとってはスキルアップを目指すための作法や立ち回りを,イラストを交えて解説.

目次

  • 総論
     総論1  診療放射線科での人“財”育成
      1.人“財”育成の必要
      2.目標と理念・戦略と戦術
      3.アサーショントレーニング
      4.アサーショントレーニングの方法
      5.DESC法を使ったアサーショントレーニング実践法
     総論2  診療放射線科に求められる現状と未来の技師像
      1.診療放射線科に求められる現状
      2.未来の技師像
      3.卒後のスキルアップ・キャリアアップ
      〔新規採用から2年目程度の職員〕
      〔3年目から7年目程度の職員〕
      〔8年目から15年目程度の職員〕
      〔15年目以上の職員〕
      〔管理職を目指す人・技師長〕
     総論3  医療(患者)接遇とは何か
      1.一般的な接遇と医療(患者)接遇とは異なる
      2.接遇力とAIやIT
      3.医療(患者)接遇
      4.医療(患者)接遇の効果
      5.実施策あれこれ
     総論4  医療事故防止とその影響
      1.医療事故と医療過誤
      2.インシデント・アクシデントレポート
      3.医療訴訟(医療過誤訴訟・医事関係訴訟)と刑事訴訟
      4.事故防止の効果
     総論5 臨床実習に行く前に
      1.臨床実習の意義
      2.臨床実習の準備
     総論6  採用試験に臨む
      1.採用試験に際しての選考基準とその順位
      2.医療系学生が取り組むべき面接方法
     総論7  良好な職場のために
      1.良好な人間関係の維持
      2.良好な人間関係の修復・改善
      3.職場環境の改善
      4.職場環境の再構築(女性が働きやすい職場)
      5.パワハラ対策と実践
      6.セクハラ対策と実践
      7.体調不良・休暇への対応

     各論1 診療放射線業務でのノンテクニカルスキルPlus
      1.接遇(一般)
       想定事例1 受付や待合で文句ばかり言ったり,興奮したりしている患者さんへの
             接し方がわかりません.
       想定事例2 患者さんに「まるでセクハラだ」と言われてしまった.
       想定事例3 女性技師の対応なら,女性患者さんに検査着を着てもらわなくてもいいの?
       想定事例4 小児撮影で子どもが言うことをきいてくれません.
       想定事例5 撮影の前に「妊娠していますが,大丈夫ですか?」と聞かれてしまった.
       想定事例6 患者さんに「死ぬかもしれないの?」と聞かれてしまった.どうする?
       想定事例7 患者さんのつらい様子を見て心が折れてしまう.
             私はこの仕事に向いていないのでしょうか?
       想定事例8 医療者側のひげや頭髪・服装などは個人の自由でしょう?
      2.接遇(職員間)
       想定事例1 医師のオーダーについて疑問があるときは??
             またプラスαの追加撮影は行ってもよいのでしょうか?
       想定事例2 先輩ごとに言うこと(指導内容)が違うんですけど!?
       想定事例3 もし万が一,看護師が非協力的だったらどうしたらよいの?
       想定事例4 もしかして,これはパワーハラスメントですか?
       想定事例5 セクシャルハラスメントって何?
      3.撮影・検査・治療
      1)一般撮影
       想定事例1 ストレッチャーで動けない患者さんへの立位撮影のオーダーが入った.
       想定事例2 体位変換が困難な患者さんの多方向撮影で,うまく撮影が進められません.
       想定事例3 胸部撮影で肺野(特に下肺野)が欠けたり入りすぎたりしてしまいます
       想定事例4 右足が痛い患者さんに,「なぜ左足の写真を撮るの?」と言われた(患側と健側).
       想定事例5 学校で教わっていない病院独自の取り決めによる撮影で問題ないの?
      2)救急撮影
       想定事例1 救急外来でのポータブル撮影.呼ばれるがままに撮影を済ませてしまった.
       想定事例2 感染症かわからない患者さんにはどう対処する?
       想定事例3 撮影中に患者さんが転倒してしまった!
       想定事例4 撮影中に患者さんの意識がなくなった!
       想定事例5 基本撮影の体位ができない場合のポジショニングと撮影条件が知りたい.
      3)ポータブル撮影
       想定事例1 撮影補助のために看護師を呼ぶ場合と呼ばない場合は,どう判断すればよいの?
       想定事例2 病室(ベッド)撮影時に患者さんが痛がって,うまくFPDが入れられません.
       想定事例3 まだ感染症患者さんの撮影に慣れていなくて不安に感じる部分が多いのですが.
       想定事例4 ほかの患者さんがいる大部屋で撮影しても構わないのでしょうか?
       想定事例5 担当の看護師が撮影の時「キャー.ちょっと待って!」と言って
             病室から走って逃げました.ひどくないですか.
       想定事例6 撮影補助をしてもらう看護師に,どのように被ばくについて説明したらよいのでしょう.
      4)マンモグラフィ
       想定事例1  授乳中の患者さんの場合,どのように撮影するべきでしょうか?
       想定事例2 撮影しようと乳房に手を触れたら,豊胸術をされている患者さんだった.
       想定事例3 乳房が小さいことを気にされている方へ上手く撮影する方法が知りたい.
       想定事例4 マンモトーム検査に不安を感じている患者さんからの質問には,
             どう答えるべきでしょうか?
       想定事例5 男性マンモグラフィ撮影なんてやったことがなくて不安です.
       想定事例6 マンモグラフィで女性技師がいない場合には,どう対応すればよいのでしょうか.
      5)X線TV
       想定事例1 上部消化管撮影時に患者さんがバリウムを誤飲してしまった.
       想定事例2 体位変換で患者さんが指示通りに動いてくれません.
       想定事例3 慣れていないせいで透視検査を終えるまでに時間がかかってしまいます.
       想定事例4 患者さんからMDLとUGIの検査について聞かれてしまった.
      6)CT検査
       想定事例1総論
     総論1  診療放射線科での人“財”育成
      1.人“財”育成の必要
      2.目標と理念・戦略と戦術
      3.アサーショントレーニング
      4.アサーショントレーニングの方法
      5.DESC法を使ったアサーショントレーニング実践法
     総論2  診療放射線科に求められる現状と未来の技師像
      1.診療放射線科に求められる現状
      2.未来の技師像
      3.卒後のスキルアップ・キャリアアップ
      〔新規採用から2年目程度の職員〕
      〔3年目から7年目程度の職員〕
      〔8年目から15年目程度の職員〕
      〔15年目以上の職員〕
      〔管理職を目指す人・技師長〕
     総論3  医療(患者)接遇とは何か
      1.一般的な接遇と医療(患者)接遇とは異なる
      2.接遇力とAIやIT
      3.医療(患者)接遇
      4.医療(患者)接遇の効果
      5.実施策あれこれ
     総論4  医療事故防止とその影響
      1.医療事故と医療過誤
      2.インシデント・アクシデントレポート
      3.医療訴訟(医療過誤訴訟・医事関係訴訟)と刑事訴訟
      4.事故防止の効果
     総論5 臨床実習に行く前に
      1.臨床実習の意義
      2.臨床実習の準備
     総論6  採用試験に臨む
      1.採用試験に際しての選考基準とその順位
      2.医療系学生が取り組むべき面接方法
     総論7  良好な職場のために
      1.良好な人間関係の維持
      2.良好な人間関係の修復・改善
      3.職場環境の改善
      4.職場環境の再構築(女性が働きやすい職場)
      5.パワハラ対策と実践
      6.セクハラ対策と実践
      7.体調不良・休暇への対応

     各論1 診療放射線業務でのノンテクニカルスキルPlus
      1.接遇(一般)
       想定事例1 受付や待合で文句ばかり言ったり,興奮したりしている患者さんへの
    接し方がわかりません.
       想定事例2 患者さんに「まるでセクハラだ」と言われてしまった.
       想定事例3 女性技師の対応なら,女性患者さんに検査着を着てもらわなくてもいいの?
       想定事例4 小児撮影で子どもが言うことをきいてくれません.
       想定事例5 撮影の前に「妊娠していますが,大丈夫ですか?」と聞かれてしまった.
       想定事例6 患者さんに「死ぬかもしれないの?」と聞かれてしまった.どうする?
       想定事例7 患者さんのつらい様子を見て心が折れてしまう.
             私はこの仕事に向いていないのでしょうか?
       想定事例8 医療者側のひげや頭髪・服装などは個人の自由でしょう?
      2.接遇(職員間)
       想定事例1 医師のオーダーについて疑問があるときは??
             またプラスαの追加撮影は行ってもよいのでしょうか?
       想定事例2 先輩ごとに言うこと(指導内容)が違うんですけど!?
       想定事例3 もし万が一,看護師が非協力的だったらどうしたらよいの?
       想定事例4 もしかして,これはパワーハラスメントですか?
       想定事例5 セクシャルハラスメントって何?
      3.撮影・検査・治療
      1)一般撮影
       想定事例1 ストレッチャーで動けない患者さんへの立位撮影のオーダーが入った.
       想定事例2 体位変換が困難な患者さんの多方向撮影で,うまく撮影が進められません.
       想定事例3 胸部撮影で肺野(特に下肺野)が欠けたり入りすぎたりしてしまいます
       想定事例4 右足が痛い患者さんに,「なぜ左足の写真を撮るの?」と言われた(患側と健側).
       想定事例5 学校で教わっていない病院独自の取り決めによる撮影で問題ないの?
      2)救急撮影
       想定事例1 救急外来でのポータブル撮影.呼ばれるがままに撮影を済ませてしまった.
       想定事例2 感染症かわからない患者さんにはどう対処する?
       想定事例3 撮影中に患者さんが転倒してしまった!
       想定事例4 撮影中に患者さんの意識がなくなった!
       想定事例5 基本撮影の体位ができない場合のポジショニングと撮影条件が知りたい.
      3)ポータブル撮影
       想定事例1 撮影補助のために看護師を呼ぶ場合と呼ばない場合は,どう判断すればよいの?
       想定事例2 病室(ベッド)撮影時に患者さんが痛がって,うまくFPDが入れられません.
       想定事例3 まだ感染症患者さんの撮影に慣れていなくて不安に感じる部分が多いのですが.
       想定事例4 ほかの患者さんがいる大部屋で撮影しても構わないのでしょうか?
       想定事例5 担当の看護師が撮影の時「キャー.ちょっと待って!」と言って
             病室から走って逃げました.ひどくないですか.
       想定事例6 撮影補助をしてもらう看護師に,どのように被ばくについて説明したらよいのでしょう.
      4)マンモグラフィ
       想定事例1 授乳中の患者さんの場合,どのように撮影するべきでしょうか?
       想定事例2 撮影しようと乳房に手を触れたら,豊胸術をされている患者さんだった.
       想定事例3 乳房が小さいことを気にされている方へ上手く撮影する方法が知りたい.
       想定事例4 マンモトーム検査に不安を感じている患者さんからの質問には,
             どう答えるべきでしょうか?
       想定事例5 男性マンモグラフィ撮影なんてやったことがなくて不安です.
       想定事例6 マンモグラフィで女性技師がいない場合には,どう対応すればよいのでしょうか.
      5)X線TV
       想定事例1 上部消化管撮影時に患者さんがバリウムを誤飲してしまった.
       想定事例2 体位変換で患者さんが指示通りに動いてくれません.
       想定事例3 慣れていないせいで透視検査を終えるまでに時間がかかってしまいます.
       想定事例4 患者さんからMDLとUGIの検査について聞かれてしまった.
      6)CT検査
       想定事例1 検査前の食事「担当医OK・説明書NG」どちらが正しいのでしょうか?
       想定事例2 あごが引けなくて頭部のポジショニングがうまくいきません.
       想定事例3 子供の患者さんが痛がったり泣いたりで,動いてしまってうまく撮影できません.
       想定事例4 造影剤が漏れて寝台にこぼれてしまった!?どうする?
       想定事例5 造影剤の検査で患者さんが「気分が悪い!」と訴えてきた.
       想定事例6 ルート確保したあとの抜針に触れて技師が受傷してしまった.
       想定事例7 造影剤はだれにでも使ってよいもの?
       想定事例8 死亡時画像診断(autopsy imaging:Ai)後,患者さんから苦情がありました.
      7)MRI検査
       想定事例1 新生児用ベッドが装置に吸着しました.
       想定事例2 小さい子どもでうまく検査ができないときは,
             親に同席してもらってもよいのでしょうか?
       想定事例3 頭部検査でしっかり確認したのに画像に抜けがあります.
       想定事例4 検査途中で患者さんが「気分が悪い!」と訴えてきた.
      8)血管撮影
       想定事例1 心臓カテーテル検査の心電図の電極は誰が貼るのでしょうか?
       想定事例2 患者さんが急変したとき技師はどうすればよいのでしょうか?
      9)RI(核医学)検査
       想定事例1 危うく患者さんを間違えて,核種の誤投与をしてしまいそうになった.
       想定事例2 薬品が処置室のテーブルや床などに飛び散ってしまった!
       想定事例3 アイソトープ検査室に入った車いすやストレッチャーはそのまま出ていいの?
       想定事例4 他の検査との検査順序による影響と対処を教えてください.
       想定事例5 検査をしている患者さんから技師への被ばくの影響はあるの?
     10)放射線治療
       想定事例1 患者さんが痛がってポジショニングできません.
       想定事例2 呼吸で動く部位のセットアップがうまくいきません.
       想定事例3 治療のための印が毎回消えてしまいます.
       想定事例4 白血球の少ない患者さんで治療を続けても大丈夫でしょうか?
       想定事例5 患者さんが治療途中で中止を求めてきた.

    各論2 臨床実習・病院内外でのノンテクニカルスキルPlus
       想定事例1 どう見ても医療人として不向きな実習生,何度論しても無反応です.
       想定事例2 実習現場では国家試験で優位となる学術的な指導?
             それとも今後,働くうえでの人間性の指導?
       想定事例3 実習生が患者対応を行っている時,患者さんの持ち物を破損させてしまった.
             どうする?
       想定事例4 実習生に実際のX線を人体に照射できない状態で,
             患者対応(ポジショニング)はどこまで任されますか?
       想定事例5 臨床実習で気をつけることは何でしょうか.
       想定事例6 なぜ勉強(研究)する必要があるのでしょうか.
       想定事例7 病院でのチーム医療とは,どのように行っているのですか.
       想定事例8 社会貢献のために活動するには,どうすればよいのでしょうか.
       想定事例9 災害医療に貢献するには,どのようにしたらよいのでしょうか.
       想定事例10 病院経営と言われてもピンときません.どうすればよいのでしょうか.
       想定事例11 専門資格を取っても他部署へ異動させられます.どうしたらよいのでしょうか

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