診断に上達くなる法

出版社: シービーアール
著者:
発行日: 2022-03-15
分野: 臨床医学:一般  >  診断学一般
ISBN: 9784908083754
電子書籍版: 2022-03-15 (第1版第1刷)
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商品紹介

自分の診断に満足していますか?
臨床現場で診断困難事例に出会ったことはありませんか。診断がつかない、診断が遅れた、診断が間違っていた、大多数の医師はこのような経験を繰り返しているのではないでしょうか。
本書は、臨床現場で診断に関連してさまざまな場面でご活躍されている6人の先生をお招きし、「診断の熟達法とその周辺」を余すところなくお聴きしている。総合診療(生坂政臣先生)、放射線(南 学先生)、病理(砂川恵伸先生)、救急(岩田充永先生)、プライマリ・ケア(藤沼康樹先生)、リウマチ膠原病(萩野 昇先生)の6つの領域から、診断の熟達法のみならず、医師としての深い人生哲学についても触れられている。
本書が診断に熟達したいと願う医師たちにとっての道標となることは間違いない。好評既刊書『外科手術に上達くなる法』の姉妹編である。

目次

  • 第1章 診断推論の上達方法General Medicine
     良性疾患に精通し引き算することでしか重症疾患は診断できない。
     前医が見落とした症例をなぜ診断できたかを言語化し検討会で共有、経験症例をひたすら増やす。

    第2章 放射線診断での上達方法Radiology
     大切なことの1つは依頼医とは異なった視点から画像をシステマティックに見るということだ。

    第3章 病理診断での上達方法Pathology
     病理診断は、ヒトの臓器の一断面を見て全体を想像するツールだ。

    第4章 救急外来での診断の上達方法Emergency Medicine
     自分と異なる能力をもつ人々を束ね、“あいまいなもの”に立ち向かう。

    第5章 プライマリ・ケアでの診断の上達方法Family Medicine
     医学的診断と、家庭環境の苦しさの評価は同等の価値をもつ。

    第6章 専門領域での診断の上達方法Rheumatology
     尊敬する七川歓次先生のおっしゃっていたような真のリウマチ科医を目指したい。

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 診断推論の上達方法 General Medicine

P.57 掲載の参考文献
1) ♪In My Resident Life♪ 指導医10人が語る "アンチ武勇伝". 医学界新聞, 2007.01.15 https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2007/PA02715_01
3) ACT for Better DiagnosisTM : SOCIETY to IMPROVE DIAGNOSIS in MEDICINE. https://www.improvediagnosis.org/act-for-better-diagnosis/
4) American Academy of Family Physicians : AAFP Supports ACT for Better Diagnosis Initiative. https://www.aafp.org/news/health-of-the-public/20180914actbetterdx.html
5) 瀧澤美代子, 志野原睦, 藤原秀憲, 他 : 総合診療内科外来における尿膜管遺残症の検討. 日本総合診療医学会会誌 6 (1) : 17, 2001

第2章 放射線診断での上達方法 Radiology

P.85 掲載の参考文献
1) 南学 : RSNA '91に参加して. 映像情報Medical 24 (6) : 51, 1992

第3章 病理診断での上達方法 Pathology

P.145 掲載の参考文献
1) 安次嶺馨 : 良医の水脈-沖縄県立中部病院の群像. ボーダーインク, 2016.

第4章 救急外来での診断の上達方法 Emergency Medicine

P.167 掲載の参考文献
1) 下野竜也, 岩田充永 : 指揮者×救急医 プロフェッショナルのなかで求められるリーダーシップ. レジデントノート 14 (3) : 514-517, 2012/14 (6) : 1094-1097, 2012 https://www.yodosha.co.jp/rnote/pro_discussion/index.html
2) 岩田充永 (監), 近藤貴士郎, 綿貫聡 (編) : 専門外でも不安にならない救急外来「はじめの一手」. 南山堂, 2020

第5章 プライマリ・ケアでの診断の上達方法 Family Medicine

P.223 掲載の参考文献
1) The GRIPE Model for Chronic Disease Precepting. https://resourcelibrary.stfm.org/resourcelibrary/viewdocument/the-gripe-model-for-chronic-disease?CommunityKey=2751b51d-483f-45e2-81de-4faced0a290a&tab=librarydocuments
2) 藤沼康樹 : 新たな外来診療教育モデル-MFGIPS in Family Medicine. 総合診療 30 (3) : 379-381, 2020

第6章 専門領域での診断の上達方法 Rheumatology

P.267 掲載の参考文献
1) 萩野昇, 上田亮 : 国際学会で地蔵にならないための英会話ワークショップ-introduction. 2017 http://www.acpjapan.org/acp2017/pdf/program/1-C5-2LS.pdf
2) Resnick D : Diagnosis of Bone and Joint Disorders. WB Saunders, 1981
3) McCarty DJ, Koopman WJ : Arthritis and allied conditions : A textbook of rheumatology. Lea & Febiger, 1993
4) 北島康雄 : 皮疹の因数分解・ロジック診断-まぎらわしい炎症性の皮疹を絶対に見間違えない方法. 学研メディカル秀潤社, 2018

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