公益財団法人ブレインサイエンス振興財団編による、シリーズ2022年度版。
2022年版では1章では軸索輸送のメカニズムを理解するうえで、超解像顕微鏡を開発し、1分子レベルでのライブ・イメージングを実現させる過程が述べられ、3章ではゲノム編集を用いたラベリング技術により、細胞内構造を構成するタンパク質の分布や相互作用の解明を進める過程が述べられる。8章では走査型電子顕微鏡による連続切片の再構成に基づいた細胞内の膜構造解析について、第5章では光遺伝学、カルシウムイメージング、特にGRINレンズを用いた超小型蛍光顕微鏡について解説している。たんぱく質(AMPAサブユニット)への局所光操作による機能解析については2章および4章に詳しい。