臨床婦人科産科 76/4 2022年増刊号 最新の不妊症診療がわかる!

出版社: 医学書院
発行日: 2022-04-20
分野: 臨床医学:外科  >  雑誌
ISSN: 03869865
雑誌名:
特集: 最新の不妊症診療がわかる!
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目次

  • 特集 最新の不妊症診療がわかる!
       生殖補助医療を中心とした新たな治療体系

    親子関係に関する民法の特例法について

    ■第1章 生殖補助医療の適応と意義──どんな患者さんが体外受精・顕微授精を受けるのか
    体外受精・顕微授精の適応──体外受精・顕微授精の絶対適応とstep upの基準
    生殖補助医療の成功率を規定する因子
    子宮筋腫・内膜症と体外受精──その不妊機序と一般不妊治療・体外受精の有効性

    ■第2章 生殖補助医療とその手技
    【採卵と麻酔──低侵襲な採卵手術】
     採卵困難症例と対応 採卵針の工夫など

    【体外受精──受精失敗を回避して,多くの良好受精卵を獲得する】
     体外受精で受精失敗を回避するために──split-ICSI・rescue-ICSIの意義
     顕微授精で受精失敗を回避するために──人為的卵子活性化
     顕微授精で受精卵の障害を低減するために──紡錘体の確認とPiezo-ICSI
     ヒアルロン酸結合能による精子選別──PICSIの有用性
     高倍率観察による精子選別──IMSIとZyMotの有用性

    【胚培養──着床率の高い受精卵を選別して妊娠率を向上させる】
     培養液と培養環境──one-step培養液とsequential培養液,pH測定など
     ヒト胚の発生と形態学的胚評価
     タイムラプスによる胚評価法──その臨床的意義
     PGT-Aによる染色体正常胚の選別──その適応と臨床的意義

    【胚移植と子宮内環境──良好な子宮内環境に受精卵を確実に移植する】
     胚移植失敗の原因と回避──移植胚数と胚移植の基本的手技
     着床を促進する因子──内膜スクラッチ・エンブリオグルー
     慢性子宮内膜炎・子宮内細菌叢と着床──子宮内環境の評価法と治療法
     着床時期検査の実施法と有用性
     子宮内膜増殖不全に対する多血小板血漿(PRP)療法
     SEET法による子宮内環境の調整法
     免疫操作法(1)──Th1/Th2とタクロリムス
     免疫操作法(2)──アスピリン・ヘパリン・免疫グロブリン・脂肪乳剤・
               プレドニゾロン・ヒドロキシクロロキン

    【胚凍結──受精卵を効率的に安全に凍結する】
     凍結胚移植の内膜調整──自然周期・ホルモン補充周期・排卵誘発周期移植の概要と特質
     新鮮胚移植と凍結胚移植の安全性

    ■第3章 生殖補助医療の調節卵巣刺激
     卵胞発育の最新理論解説とランダムスタート法
      ──なぜ3日目からの刺激なのか,ランダムスタートでどう変わったか
     卵巣刺激法の選択とAMH・AFC 卵巣予備能にあわせた刺激法を
     卵胞過剰刺激症候群(OHSS)回避の最近の考え方

    【卵巣刺激薬】
     クロミフェン・レトロゾールを用いた調節卵巣刺激
     rFSH製剤・ホリトロピンデルタ(レコベル®)の用い方と有用性
     ホルモン受容体陽性乳がん患者に対する妊孕性温存療法における
      アロマターゼ阻害薬を併用した調整卵巣刺激の意義
     自然周期採卵(natural cycle)の意義

    【内因性LHサージ抑制法】
     Long法・Short法
     凍結融解胚移植の治療成績がよいのはなぜ?
     プロゲステロンによる新しいLHサージ抑制──PPOS法による調節卵巣刺激

    【LHサージ誘発法(trigger)】
     hCG投与とそれ以外のLHサージ誘発法──double/dual trigger・r-hCGとその臨床的意義

    ■第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療──検査や治療の意義と限界
    【内分泌学的検査】
     各種ホルモン測定の実施法と評価法──FSH・LH・E2・P4
     インスリン抵抗性の検査と評価法──生殖補助医療での活用法
     甲状腺ホルモンと不妊──TSH・FT4・FT3・抗甲状腺抗体
     プロラクチンと不妊
     卵胞発育モニタリングと基礎体温──排卵日予測の現在と未来

    【卵管疎通性検査と治療】
     卵管疎通性検査の実施法と評価法
     クラミジア検査の適応と診断法
     子宮鏡下選択的通水と卵管鏡下卵管形成術──どのような場合にARTに切り替えるか
     腹腔鏡検査の意義と適応──体外受精を見据えて

    【子宮因子】
     office hysteroscopy──どこまでできるか?
     子宮内病変とその治療──子宮奇形・子宮内膜炎・子宮内ポリープ・子宮筋腫
     子宮内膜蠕動様運動の検査法とその評価

    【原因不明不妊症・PCOSへの対応】
     原因不明不妊症に対する卵巣刺激──クロミフェン・レトロゾール・hMG
     多囊胞性卵巣症候群の診断と治療──診断とレトロゾールによる排卵誘発

    【人工授精の実際】
     子宮内授精と頸管内授精
     人工授精のタイミングとhCG投与,黄体補充のプロトコール
     人工授精の際の精子調整・精子凍結の方法と留意点

    【男性不妊──検査】
     精液検査の実施法と評価法──どういう場合に何を疑うか
     泌尿器科的診察・陰囊超音波・CT/MRI
     男性不妊のホルモン測定の適応と実施法
     重症男性不妊に対する染色体・遺伝子検査の適応と意義
     抗精子抗体の意義

    【男性不妊──治療】
     男性不妊症に用いられる薬物療法の種類と実施法
     精索静脈瘤根治術の適応と有効性
     simple TESEとmicrodissection TESEの適応と実施法
     逆行性射精の診断と治療──精子採取法

    ■第5章 提供精子・提供卵子
     精子提供と提供精子の需要,子どもの出自を知る権利
     卵子提供とその問題点
     子宮移植の現状

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