BSケア 基本の型 改訂版
出版社: |
日総研出版 |
著者: |
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発行日: |
2022-07-16 |
分野: |
看護学
>
母性看護
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ISBN: |
9784776019336 |
目次
- 第1章 BSケアの基本の考え方と特徴
1 BSケアって何?
●BSケアとは
●"BSケア"の名称の由来
2 赤ちゃんの母乳吸啜メカニズム
3 BSケアが開発された理由
●方法論を学ぶ機会がなかった助産師学生時代
●産褥期に求められている乳房ケアへの期待
●BSケアの土台となる理論を学ぶセミナーとの出合い
4 BSケアの理念と3つの基本方針
5 BSケアの特色
6 BSケアの適応
●乳汁流出困難
●炎症
●母乳分泌増加過程
●吸着適応過程
●母乳分泌量バランス調節過程
●残存した乳汁
●乳頭の現象
●その他
7 BSケアに対するお母さんの評価
8 BSケアで母乳育児支援を行うために
●「母乳育児成功のための10カ条(10ステップ)」を理解しよう
●乳房の声
コラム
●お母さん自身が行う「魔法のクチュクチュ」の必要性
―新型コロナウイルス感染予防対策としてのオンライン配信
第2章 赤ちゃんの母乳吸啜メカニズムに倣うBSケアの手の型
1 赤ちゃんの母乳吸啜に関与する部分の解剖と働き
●乳房と赤ちゃんの解剖生理
●解剖生理に倣う技術のポイント
2 舌の動きと吸啜圧
●舌の動きと圧のメカニズム
●吸啜圧に倣う技術のポイント
●射乳圧と吸啜圧による癒し
3 赤ちゃんの母乳吸啜の2相性リズム(NNSとNS)
●NNSとNSの違い
●NNSとNSの違いによる技術のポイント
4 母乳吸啜に反応するホルモン
●ホルモン分泌を誘発する吸啜刺激
●ホルモン分泌を誘発する吸啜に倣う技術のポイント
●2種の下垂体と乳腺房の変化
5 赤ちゃんの母乳吸啜だけでは解消できない乳管の観察と経験知による判断
6 母指と示指以外の手
●ポジショニングとは違う手指の位置
●射乳を待ち,射乳後に触診
●両手・指による圧の調整
7 BSケア習得の要点
●型をアレンジすると体を痛める
●優しい力にこそ乳房が合理的に反応する
●射乳や乳房の能動性や変化してきたかを察する
●常に乳房や赤ちゃんの力を主役にできる,自分の思考力
第3章 BSケアの基本の型の技術
1 BSケアの役割
2 お母さんの最優先課題を聴く
3 乳房に向かう・お母さんに向かう
4 「触れさせていただく」気持ち~乳房に触れることの同意を得る
5 乳房に触れて看る
●産後0~2日目
●産後3~4日目
●退院前~退院直後
●退院後しばらくたった時期
●母乳育児を継続している時期
●授乳を終える時期
6 BSケアの基本の型の流れ
1)触診
2)乳房に添える手
3)赤ちゃんの母乳吸啜をイメージしたNNS様の動き
4)赤ちゃんの母乳吸啜をイメージしたNS様の動き
5)触診
6)お母さんが楽になったか確認
7)BSケア終了のタイミング
7 基本の型の限界
●「痛くないケア」の限界
●しこり(乳房内の硬結)の除去の限界
●乳腺炎による膿瘍化
●BSケアでの対応への限界が疑われる場合
8 BSケアを研鑚するための要点
●BSケアの技(型の習熟)
●乳房を通してお母さんの全身に向かうとは
第4章 BSケアの応用
1 お母さん自身が行う乳首のセルフケア
2 現象とBSケア
●乳房の病的な緊満(母乳分泌増加過程)
●硬結・しこり(乳汁流出困難)
●乳腺炎(炎症)
●母乳分泌不足(母乳分泌量バランス調整過程)
●短乳頭・扁平乳頭・陥没乳頭(吸着適応過程)
●断乳・卒乳後のケア(残存した乳汁)
3 妊娠中と産後早期のBSケア
●妊娠中のBSケア
●産後早期のBSケア
第5章 実践論の背景
赤ちゃんとお母さんが先生
~少しだけ手伝いながら,さらに教えてもらう(浅野美智留)
1 思考過程も研鑽!? なぜ,マッサージをしないのか
2 適応する力について考える~乳房自らが乳腺炎を予防しようとする
3 赤ちゃんに畏敬の念を持って伴奏~赤ちゃんの力を,お母さんと共に敬う
1.自然な経過を少しの手伝いでより良くする
2.母親が違和感を覚えるところを癒す手伝いをする
4 赤ちゃんとお母さんが先生~母児相互作用の素晴らしさから学ぶ
BSケアを応用したお母さんにもできるセルフケア
魔法のクチュクチュ
赤ちゃんの母乳の飲み方に倣う手当て
全国のBSケアプレゼンター/BSケア関連投稿論文・学会発表一覧