臨床心理学 増刊第14号 心の治療を再考する 臨床知と人文知の接続

出版社: 金剛出版
発行日: 2022-08-10
分野: 臨床医学:内科  >  雑誌
ISSN: 13459171
雑誌名:
特集: 心の治療を再考する 臨床知と人文知の接続
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目次

  • 特集 心の治療を再考する
       臨床知と人文知の接続

    I-総論
    臨床心理学が切り開いてきた領野
    反臨床心理学はどこへ消えた?―社会論的転回序説2

    II-討議
    [討議]心の学が立ち上がるとき―心理学と臨床心理学の「発生」と「歴史」

    III-臨床心理学を外(アウトサイド)から見る知
    [1]社会学・人類学・歴史学
    ジャネの初期論文を読む
    心理療法の医療人類学―文献レビュー
    臨床心理学以前―明治・大正期における「心理療法」の軌跡
    セラピー文化論・アメリカ・現代日本―エサレン研究所とロジャーズ
    モダニティ・親密性・セラピー―アンソニー・ギデンズ
    資本主義と感情―感情の消費,愛さないこと,「ネガティブな関係性」
    「ハーム」のない刑務所は可能か?―「拘禁の痛み」を再考する

    [2]哲学・宗教学・教育学・障害学
    宗教からセラピー文化へ―治療文化としての現代セラピー
    宗教としての心理学?―スピリチュアリティへの接近
    ミシェル・フーコーはいかに精神分析と心理学を語ったか
    psy化する教育の憂鬱―ニコラス・ローズ『魂を統治する』から
    障害学からみた臨床心理学―1970年代における日本臨床心理学会の学会改革を手掛かりに

    IV-臨床心理学について内部(インサイド)から応答する
    [1]社会のなかの臨床心理学
    臨床心理学に「研究」は必要か?―臨床・研究・社会のあるべき関係について
    治療者文化から治療関係文化への転回(は可能か?)―making of and doing TICPOC
    社会と往還するナラティヴ・アプローチ―「二者関係セラピー」から「ネットワークセラピー」へ
    脱植民地化とサイコセラピー

    [2]難問(アポリア)に取り組む
    フェミニズムと臨床心理学
    臨床家であることを問う―精神分析の倫理的転回
    トラウマに追いつく
    いま,「個」を語るユング心理学
    異文化交渉としてのスクールカウンセリング
    法と心理―臨床心理学と司法との葛藤
    データから見る心理職の賃金と雇用形態
    心と個室

    [3]臨床心理学と格闘する新世代
    男性性ジェンダーを重視した心理臨床に向けて
     ―心理学的説明モデルによる正当化と他者化の陥穽
    臨床心理学の「樹海」へ/から
     ―インサイダーとアウトサイダーの狭間で,足踏みしながら考える
    ロビイングする心理士―制度にはたらきかけること

    V-エッセイ
    心理学と占いのビミョーな関係について
    金の話をすること

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