目次
- 耳鼻咽喉科診療プラクティス 7 嚥下障害を治す
― 目次 ―
◎総説
嚥下障害に対する診断・治療の進め方
◎解説
I 嚥下障害に対する診断の進め方
1.嚥下障害重症度の評価
2.外来・ベッドサイドでまず行う嚥下障害の検査
3.内視鏡による咽頭・喉頭の観察
4.ビデオを用いた咽頭食道透視
5.嚥下圧検査
6.食道内視鏡検査−食道固有の器質的機能的疾患の診断と所見−
7.筋電図検査
II 病態からみた嚥下障害の取り扱い
1.口腔期嚥下障害の取り扱い−機能的(いわゆる運動障害性)障害−
2.咀嚼期/口腔期嚥下障害の取り扱い−器質的障害−
3.咽頭期嚥下障害の取り扱い−機能的(いわゆる運動障害性)障害−
4.咽頭期嚥下障害の取り扱い−器質的障害−
5.食道期嚥下障害の取り扱い
III 機能的(いわゆる運動障害性)嚥下障害に対する手術の実際
1.口腔期嚥下障害に対する手術
2.咽頭期嚥下障害に対する手術
3.食道期嚥下障害に対する手術
IV リハビリテーションによる嚥下障害の治療
1.嚥下障害に対するチーム医療の意義
2.嚥下障害の間接訓練と直接訓練
3.口腔期嚥下障害のリハビリテーション
4.咽頭期嚥下障害のリハビリテーション
5.嚥下練習食
6.嚥下訓練における体位・頭位の工夫
V 嚥下障害をきたす疾患とその治療
1.脳血管障害による嚥下障害とその治療
2.中枢神経変性疾患による嚥下障害とその治療
3.神経筋接合部,筋疾患による嚥下障害とその治療
4.下位脳神経麻痺による嚥下障害とその治療
5.頭頸部癌治療後の嚥下障害とその治療
6.咽喉頭異常感症と嚥下障害
7.高齢者にみられる不顕性誤嚥とその予防
8.重症心身障害児(重身児)の摂食・嚥下障害−誤嚥の特徴と対策−
VI 嚥下不能例への対処
1.気道食道分離術の適応と実際−Lindeman 手術−
2.喉頭閉鎖術の適応と実際
3.喉頭摘出術の適応と実際-誤嚥防止法として-
4.嚥下障害患者における代償的栄養法
【ワンポイントアドバイス】
・脱水・低栄養への対応
・誤嚥のある患者,寝たきり患者の咽頭食道透視
・超音波による口腔期の評価
・咽頭の感覚を評価する方法
・透視と嚥下圧検査の同時施行
・気管切開口閉鎖のタイミング
・気管切開が嚥下機能に及ぼす影響
・Plummer-Vinson症候群
・誤嚥性肺炎への対応
・嚥下障害患者における口腔・咽頭の衛生
・Wallenderg症候群
・嚥下障害患者における気道管理
・気管切開術の適応と術後のケア
・頭頸部癌治療における工夫−欠損した組織を補う手術−
・頭頸部癌治療における工夫−補綴による−
・頭頸部癌手術における工夫−残存機能を高める工夫−
・重症心身障害児にみられる誤嚥性肺炎
【トピックス】
・動物の進化と嚥下
・乳児の嚥下と呼吸
・バリウムパンを用いた検査法
・遊離空腸を用いた下咽頭・頸部食道再建術のコツ
・超音波断層法による咽頭挙上の評価
・喉頭蓋管形成術の適応と実際
・高齢者にみられる誤嚥性肺炎
・上喉頭神経・大耳介神経吻合術−咽頭感覚は回復するか?−
・嚥下訓練の現場から
・在宅医療における嚥下障害
・喉頭摘出術および喉頭気管分離術を受けた患者と家族の満足度