戦略と情熱の病院づくり

出版社: 日本ヘルスケアテクノ
著者:
発行日: 2022-09-15
分野: 医学一般  >  病院管理学
ISBN: 9784991225840
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2,420 円(税込)

商品紹介

済生会熊本病院の院長を務めた副島秀久先生が、月間新聞の「社会医療ニュース」で16年6月から22年3月までの約6年間にわたり執筆いただいた「医療の沸騰点」の全70 回分の記事についてまとめた1冊です。
病院組織や医療制度、デジタル化、教育、ガバナンスなどの9つのテーマからなる「最高の病院のつくり方」の指南書です。
「病院づくり」というタイトルではありますが、医療を通して現在の日本の問題について副島先生のストレートな文章で伝えられた一冊で、病院経営者はもちろん、病院をかえたい、そして右肩下がりで長期低落の日本を変えたいという方は必読です。

目次

  • 形あるものすべて壊れ去る ―熊本地震―

    第1章 病院組織のつくり方
      1. ローマは一日にしてならず
      2. クリニカルパスの旅
      3. システムとしての組織
      4. 魅力ある組織をつくるためには
      5. 人事評価システムをどのように生かすか
      6. 財務管理のあり方
      7. 変化に対応できる柔軟な組織
      8. 組織風土を構成するもの
      9. 人が組織風土を作り風土が人を育てる
      10. 組織風土 ―変革を好む土壌―

    第2章 ガバナンスを考える
      1. ガバナンスとリーダーシップ
      2. 組織の理念と目標そして4つのガバナンス領域
      3. 病院における人事ガバナンス
      4. 財務のガバナンス
      5. 情報と質管理のガバナンス

    遅ればせながら自己紹介を兼ねてご挨拶

    第3章永遠の課題としての教育論
      1. 教育は最大の投資 ―行き着くところは人―
      2. 地域を含めた教育システム
      3. 日本の教育事情
      4. 学習は労働か?
      5. 教育におけるヒエラルキーと多様性
      6. 真鍋淑郎博士のノーベル賞受賞と日本の研究体制

    第4章 医療と行政、政治をめぐる問題
      1. 権力を集中すれば宝くじさえ当てることができる
      2. 社会システムはなぜ劣化するのか
      3. 行政システムはなぜ劣化するのか
      4. 大学をめぐる諸問題
      5. 病院組織の劣化はなぜ起こるのか
      6. 医療制度の劣化
      7. 日本学術会議任免問題・考
      8. 日本のオジサン政治家はなぜだめなのか ―時代錯誤の男尊女卑―
      9. 日本にイノベーションがなくなった理由( わけ)

    第5章 医療とICT
      1. 電子カルテの功罪
      2. 電子化時代の医療記録はいかにあるべきか
      3. 医療データの活用と分析、そして応用
      4. 医療イノベーション
      5. 医療の世界におけるAI の将来

    第6章 地域医療構想を読む
      1. 医療圏と生活圏
      2. 地域医療構想と医療インフラ
      3. 医療構想と医療インフラとしての人的資源
      4. 医師の偏在と流動性を考える
      5. 地域医療構想、保険医療計画そして行政の悩ましき問題
      6. 地域医療構想は本当に実現するのか

    岡田玲一郎氏のご逝去を悼んで ―孤高の伝道者―

    第7章 COVID-19 と医療
      1. COVID-19 と医療体制
      2. COVID-19 後の医療
      3. COVID-19 以降の働き方を考える ―働くとは何か―
      4. COVID-19 以降の働き方を考える ―働き方にどのような影響を与えたか―
      5. COVID-19 以降の働き方を考える ―COVID-19 対応で見えてきたニューノーマル―
      6. COVID-19 以降の働き方を考える ―働き方をどう変えればよいのか―
      7. COVID-19 以降の働き方を考える ―労働の将来―
      8. あれから5年 ―地震とCOVID-19―
      9. ワクチン ガバナンス
      10. パンデミック対応能力とポストCOVID-19 の医療
      11. COVID-19 ワクチンをめぐる情報と医療者の責任

    自己紹介 ―趣味編―

    第8章 働き方改革
      1. 働き方改革が難しいわけ
      2. 「医師の働き方改革」は本当に改革なのか
      3. 医療体制と病床ひっ迫の本質
      4. 働き方改革は実現するのか

    第9章 未来への提言 
      1. これからの医療を考える ―医療提供体制―
      2. これからの医療を考える ―医療における民と公を振り返る―  
      3. これからの医療を考える ―機能分化はどうあるべきか―
      4. 未来への提言 ―医療提供体制はいかにあるべきか―
      5. 未来への提言 ―次世代に残すべき地球環境 何をなすべきか―
      6. 未来への提言 ―少子化への抜本的対策 ザ・サード―
      7. 日本の凋落とその原因 ―ガバナンス敗戦―
      8. 医療制度の将来  ―やはりDRG と登録制、そして教育投資しかない―
      9. 人口を論ぜずに社会・医療を語ることなかれ
      10. 社会と医療の在り方 ―集約・富国・教育―

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