ナラティヴ・セラピー・ワークショップ Book II

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2022-11-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784762832109
書籍・雑誌
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3,960 円(税込)

商品紹介

ナラティヴの〈会話〉が深まることで,視点に変化が生まれ,クライエントの〈エイジェンシー〉が発揮される。
対話で暗に示される希望を聴き取るためには,会話に潜む思い込みやパターン化に意識を向け続ける必要がある。「人=問題」にしない質問法,過去・現在・未来の行為に新たな視点をもたらす会話法を実践的に解説。まだ見えない結末を協働して探求し,クライエント自身のエイジェンシーが発揮されるナラティヴへと導く。

目次

  • 第1部 カウンセリングの会話、そして外在化を深める

     イントロダクション
      カウンセリングのデモンストレーション
      ロール・モデル・プレイ

     第1章 社会的・文化的・言語的な影響を受けた私たちの語り
      1節 文化的存在としての私たち
      2節 〈自信〉
      3節 〈コンフィデンス〉
      4節 社会的にどのように語ることができるか
      5節 〈自信〉よりも〈コンフィデンス〉がないのは深刻
      6節 学校にまつわる常識
      7節 場に対する違和感から学ぶこと
      8節 個人主義的な見方から離れ、文脈的存在として捉える

     第2章 〈話し手〉と〈聴き手〉
      1節 〈話し手〉と〈聴き手〉で生じる変化
      2節 相手に伝える難しさ
      3節 聴き手として、話し手をどのように見なすのか
      4節 話し手として、どこから話し始めればいいのだろうか
      5節 話し手として、話すときに何が起きているのだろうか

     第3章 言葉の力
      1節 「すごい人が来たんです」
      2節 言葉は意味を伴って私たちに伝わる
      3節 発語によって、パフォーマンスする
      4節 質問の形式を変えてみると

     第4章 カウンセリングの会話
      1節 カウンセリングの会話とは
      2節 無知の姿勢
      3節 物事の〈程度〉は言葉では伝わらない
      4節 言葉の意味

     第5章 外在化の実践例
      1節 誠実な友人
      2節 外在化について
      3節 関係性を語るための外在化
      4節 「スニーキー・プー(ずる賢いウンチ)」
      5節 「黒い犬」

     第6章 外在化の要領
      1節 相手の言葉を大切にする
      2節 ニックネームをつける
      3節 擬人化
      4節 主語を置き換える(出来事について語る)
      5節 動詞を名詞に変えて、主語とする
      6節 一つのフレーズをまとめて、主語とする
      7節 相手の表現に含まれている感情や考え方
      8節 主語を描写するための述語を検討する
      ワーク 「外在化のリフティング」

    第2部 再著述を深める

     イントロダクション

     第7章 再生産される会話
      1節 再生産とは
      2節 起承転結
      3節 ユニーク・アウトカム
      4節 個人的失敗
      5節 アンフェアな比較
      6節 アイデンティティの結論から導かれる解決努力

     第8章 〈薄い記述〉と〈厚い(豊かな)記述〉
      1節 〈薄い記述〉
      2節 〈薄い記述〉の歴史的背景
      3節 身体に刻印を刻む実践
      4節 〈厚い(豊かな)記述〉
      5節 言われたことを救出する(レスキュー・スピーチ)

     第9章 再著述
      1節 さもなければ語られることのないストーリー
      2節 抵抗の可能性
      3節 ダブル・リスニング
      4節 耳の調律
      5節 潜-在(Absent but Implicit)
      ワーク 「架空事例から考えるダブル・リスニング」

     第10章 〈厚い記述〉に向けて
      1節 自分自身の良いところを語ることの難しさ
      2節 他者の目を借りるしかない
      3節 他者の目を会話に持ち込む
      4節 手紙を書くキャンペーン
      5節 重要な他者にとってあなたはどんな存在だったのか

     第11章 実践地図
      1節 プルバックカー
      2節 〈行為の風景〉と〈意味の風景〉を行き来する
      3節 マイケル・ホワイトの〈再著述〉

     第12章 再著述のワーク
      ワーク 「振り返りの対話」
      ワーク 「コラボレイティヴ・チームでダブル・リスニング」

     第13章 春美さん、再び

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