必携! よくわかる尿検査・腎機能検査

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2023-02-01
分野: 臨床医学:内科  >  腎臓
ISBN: 9784498012202
電子書籍版: 2023-02-01 (1版1刷)
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商品紹介

尿検査と腎機能検査は,腎・泌尿器領域の診療において必須と言える検査の両輪だ.尿検査は昔から今現在に至るまでなお,確定診断に有用である.腎機能検査においては,糸球体・尿細管の働きを伺い知ることが可能だ.両検査を制すれば,実際の診療や治療方針の決定に自信をもって臨めるだろう.本書は,両検査の著書も多いエキスパートが丁寧に分かりやすく記した.臨床検査技師や医学生,非専門医まで,使える知識が満載だ.

目次

  • 1 急性腎障害(AKI)と尿検査・腎機能検査
     A.典型的な臨床症状は?
     B.急性腎障害(AKI)の尿中バイオマーカーは?
     C.AKIの原因疾患は?

    2 慢性腎臓病(CKD)と尿検査・腎機能検査
     A.尿検査・腎機能検査の意義は?
     B.CKDの原因疾患は?

    3 尿検査(urinalysis)
     A.尿はどのようにしてつくられる?
     B.尿量の変化はどうして起こる?
     C.尿の外観で疾患はわかる?
      1 色調
      2 混濁
      3 泡
      4 臭い
     D.尿の成分は正常と異常で異なる?
      1 正常尿での成分
      2 病的尿での成分

    4 尿試験紙法定性検査
     A.尿比重とは?
      1 尿比重と尿浸透圧の関係は?
     B.尿反応(pH: 水素イオン指数)とは?
     C.尿蛋白(urinary protein)とは?
      1 尿蛋白陽性とその解釈
     D.尿糖(urinary glucose)とは?
      1 健常者の尿中ブドウ糖
      2 採尿時間
      3 試験紙法(定性・半定量検査法)
      4 尿糖陽性とその解釈
     E.尿潜血反応[試験紙法](urine occult blood reaction)とは?
      1 赤血球
      2 ヘモグロビン尿
      3 ミオグロビン尿
     F.尿中ケトン体(urinary ketone body)とは?
      1 尿中ケトン体陽性をきたす疾患・状態
     G.尿中ビリルビン(urinary bilirubin)とは?
      1 尿中ビリルビン陽性をきたす疾患・状態
     H.尿中ウロビリノゲン(urinary urobilinogen)とは?
      1 尿中ウロビリノゲン陽性をきたす疾患・状態
      2 尿中ウロビリノゲン陰性をきたす疾患・状態
     I.尿中亜硝酸塩(細菌尿bacteriuria)とは?
     J.尿中白血球(エステラーゼ活性 esterase activity)とは?

    5 尿中ホルモン・酵素など
     A.尿妊娠反応とは?
     B.尿エストリオール(E₃)とは?
     C.尿中黄体形成ホルモン(luteinizing hormone: LH)とは?
     D.尿中バニリルマンデル酸(vanillylmandelic acid: VMA)とは?
     E.尿中17‒ketosteroid(17‒KS)とは?
     F.尿中17‒hydroxycorticosteroid(17‒OHCS)とは?
     G.酵素: N-acetyl-β-D-glucosaminidase(NAG)活性とは?
     H.尿中ポルフィリン体(urinary porphyrin body)とは?
     I.尿中IV型コラーゲン(type IV collagen)とは?
    【COLUMN 1】尿の採取時間および採尿法,尿定性・定量検査のための尿保存法
      1 採尿時間
      2 採尿法
      3 尿定性・定量検査のための尿保存法
    【COLUMN 2】 尿試験紙使用上の注意

    6 尿沈渣成分の鏡検
     A.尿沈渣(urinary sediment)とは?
     B.尿沈渣検査法は?
      1 尿検体の取り扱い
      2 標本の作成法
      3 鏡検法
     C.尿沈渣の種類とその臨床的意義は?
      1 細胞成分
      2 結晶成分
      3 細菌・真菌
      4 原虫
      5 精子

    7 尿検査データの臨床応用
      1 食塩・カリウム・蛋白質摂取量の推測
      2 高尿酸血症治療薬の選択
      3 尿蛋白の選択性と副腎皮質ステロイド薬の反応性

    8 腎機能検査(renal function test)
     A.腎機能を表す血液検査の見かた・考えかたは?
      1 血清非蛋白窒素化合物
      2 血清蛋白物質
      3 ホルモン
     B.腎機能検査の見かた・考えかたは?
      1 糸球体濾過量(glomerular filtration rate: GFR)
      2 腎血管・近位尿細管機能
      3 尿細管機能検査(tubular function test)

      参考とした教科書・解説書

この書籍の参考文献

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参考とした教科書・解説書

P.100 掲載の参考文献
1) 伊藤機一 (監修). 尿沈渣走査電顕アトラス. 医歯薬出版, 1990.
2) 伊藤機一, 富野康日己. 症例から学ぶ尿検査の見方・考え方 第3版. 医歯薬出版, 1996.
3) 富野康日己. 腎生検アトラス 第2版. 医歯薬出版, 1998.
4) 伊藤機一. 尿の知識. 東海大学出版会, 2009.
5) 富野康日己 (編集). 臨床検査基準値. 中外医学社, 2011.
6) 尿検査教本編集委員会 (監修). 尿検査教本From 2013. 臨床病理刊行会, 2013.
7) 富野康日己, 小崎繁昭 (監修). 尿検査・腎機能検査の実際と臨床的意義-若手医師と臨床検査技師のために-. 臨床病理刊行会, 2014.
8) 金井正光 (監修). 臨床検査法提要 改訂第34版. 金原出版, 2015.
9) 富野康日己 (監修). New エッセンシャル腎臓内科学 第2版. 医歯薬出版, 2015.
10) 富野康日己 (監修). 尿検査のみかた・考えかた. 中外医学社, 2018.
11) 富野康日己. 慢性腎臓病CKDをマネージする. フジメディカル, 2020.
12) 富野康日己. 必携! 外来での腎臓病診療アプローチ. 中外医学社, 2021.
13) 富野康日己. 図解でわかる水・電解質と酸塩基平衡-異常の原因と治療法-. 総合医学社, 2021.
14) 富野康日己. ドクター富野のもっともわかりやすいCKD集中講義. 総合医学社, 2022.

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