上部消化管内視鏡診断の基本とコツ

出版社: 羊土社
著者:
発行日: 2023-04-15
分野: 臨床医学:内科  >  消化器一般
ISBN: 9784758110778
電子書籍版: 2023-04-15 (第1刷)
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商品紹介

食道・胃・十二指腸の内視鏡診断に挑む前に必要な知識,白色光・IEEなど観察のポイントに加えて,しっかり病理も解説.「実際どうなの?」が解決できるQ&Aも多数収録.自信を持って内視鏡を握れるようになる!

目次

  • 第1章 スコープを握る前に
    1 上部消化管内視鏡での前処置
     Q.鎮静・鎮痛薬は症例や検査内容にあわせて種類や量を変更していますか?
    2 スコープ・機器の設定
     Q1.IEEの使い分けがよくわかりません…
     Q2.スコープごとに設定を微調整していますか?
     Q3.拡大観察では黒フードを使いますか?
     Q4.各機種のスイッチ操作方法を教えてください
    3 食道の解剖と病理
     Q1.食道病変の位置を記載する際に,Ut,Mt,Ltを厳密に把握するのが難しいのですが…
     Q2.門歯からの距離が,入れるときと抜くときとで異なることがあります.どちらを採用すればいいですか?
     Q3.dysplasiaとintraepithelial neoplasia(IN)の違いをわかりやすく教えてください
    4 胃の解剖と病理
     Q1.萎縮の進展に伴う化生の段階的変化がよくわからなくなります…
     Q2.内視鏡検査でU/M/Lと分けるにはどうすればいいですか?
    5 十二指腸の解剖と病理
    6 クラシカルなスクリーニング法の心構え
     Q1.咽頭反射をあまりしないように,舌根にあたらないように検査をこころがけていますが,
        ずっと舌に力が入る患者さんはどうしたらうまく検査できますか?
     Q2.スクリーニングで生検すべき病変,シチュエーションとそうでないときを教えていただきたいです
    7 精査時の内視鏡写真の撮り方
     Q.外科手術になりそうな病変には何をすればいいですか?
     Column 酢酸+インジゴカルミン併用観察をオススメするシチュエーションと実際のやり方
    8 切除標本の扱い方【濱本英剛】
     Q1.ESD標本をどれくらい伸ばしたらいいですか? 伸ばしすぎると問題がありますか?
     Q2.ESD後に標本をみても,どこからどこまでが癌かわからないです…
    9 免疫染色
     Q1.Ki-67の意義を教えてください
     Q2.癌と腺腫の違いを免疫染色で見極められますか?
     Q3.胃底腺型腺癌や幽門腺腺腫など,混沌としている胃型形質をわかりやすく理解するには
        どうしたらいいですか?
     Q4.MUCシリーズの免疫染色,コストはどれくらいかかりますか?
     Q5.粘液の免疫染色を病理医にお願いするときのコツはありますか?
     Q6.胃型の腫瘍を疑う病変でも免疫染色を追加してくれません.依頼しても抗体がないって…
    10 アラカルト
     Q1.検診(対策型,任意型),スクリーニング,精査,術前検査における
        それぞれの心構えや注意点を教えてください
     Q2.一般病院でのスクリーニング検査や内視鏡検診で許容されるレベルや必要な検査件数はどれくらいですか?
     Q3.内視鏡検診を全例(経鼻も経口も)細径で行う先生がいます.感度,特異度などの点で問題ありませんか?
     Q4.生検における患者さんの金額的負担はどれくらいですか?
     Q5.腺腫と癌の違いって明確にわかるものでしょうか?
     Q6.癌の生検をするとき,癌と非腫瘍との境界部を生検したほうがいいですか?
     Q7.進行癌の生検って何個くらい採取すればいいですか?【市原 真】
     Column AMBITIOUSについて

    第2章 胃
    1 所見用語の整理【濱本英剛】
     Q1.0-IIc+IIaや0-IIa+IIcのような混合型の記載はどうすればいいですか?
     Q2.胃癌の肉眼型(特に進行癌)は意見がわかれることがあると思いますが,
        0-I型か1型の判断基準について知りたいです
     Q3.atypiaとdysplasiaの違いを教えてください
    2 所見の読み方
     Q1.ULの有無が難しいのですが,どうやって診断すればよいでしょうか?
     Q2.ULがあると転移リスクが上がるのはなぜですか?
    3 色素やIEEを用いた拾い上げ診断
     Q1.インジゴカルミンは全例に撒布するべきですか?
     Q2.インジゴカルミン撒布後の拡大観察は必要ですか?
     Q3.よく最後にNBIで全体像を撮影していますが意味はあるでしょうか?
    4 Helicobacter pylori(H. pylori)感染の内視鏡診断
     Q1.萎縮のある胃とない胃で観察の注意点を変えていますか?
     Q2.萎縮の広がりがわかりにくいときはどう診断しますか?
    5 腫瘍非腫瘍の鑑別(白色光)
    6 腫瘍非腫瘍の鑑別,癌の範囲診断(IEE拡大)
     Q1.MESDA-Gはわかりやすいですが,具体的にirregularかどうかの判定に自信がありません…
     Q2.胃癌と胃腺腫のMS/MV patternの違い,炎症性との違いを教えてください
     Q3.拡大内視鏡で完全に範囲診断可能でしょうか? また,tub2手つなぎ型癌やsig,
        除菌後胃癌で上皮がかぶっている病変などではどうなんでしょうか?
    7 深達度診断
     Q.陥凹型病変の深達度を正しく判断するポイントはありますか?
    8 H. pylori除菌後胃癌
     Q1.除菌後胃癌発生のリスク因子を教えてください
     Q2.除菌後胃粘膜のスクリーニングのIEEの有用性について教えてください
     Q3.インジゴカルミン撒布は除菌後胃のスクリーニングには不向きでしょうか?
     Q4.除菌をすることで範囲診断が難しくなる症例があって困ります
     Q5.今さら聞きづらいのですけれど,腸上皮化生と癌の鑑別が難しいです…….
        除菌後の地図上発赤を時折,癌と誤認しそうになります
     Q6.除菌後胃癌の経過観察例で,進行癌になるまで経過が追えた症例はありますか?
    9 H. pylori未感染胃癌
     Q1.胃底腺型腺癌などの胃型腫瘍では術前生検の正診率が低いと思いますが,
        生検を省略してESDしてもよいのでしょうか?
     Q2.胃底腺型腺癌と胃底腺粘膜型腺癌を疾患概念として分ける意味はあるのでしょうか?
     Q3.ラズベリー様腺胃腫瘍は生検するとよく消失してしまいますが,
        本当に診断的EMRをどんどん行ってもいいのですか?
    10 H. pylori現感染胃癌
    11 困った状況を切り抜ける
     Q1.範囲診断が難しいときに一番使える観察法は何ですか?
     Q2.酢酸を使うタイミングや使うべき病変は何ですか?
     Q3.ESD前の陰性生検は必ず行った方がよいでしょうか?
     Q4.進行胃癌の内視鏡検査時にはどんなことに注意すればよいですか?
     Q5.早期胃癌を一年見逃したら,もうESDはできなくなるほど進行してしまいますか?
     Q6.未分化型癌混在胃癌のリンパ節転移の可能性と治療方針を教えてください
     Q7.分化度混在癌(SM1)の場合,eCuraの判定は最深部の組織型が分化型か未分化型かで決めるのでしょうか?
     Q8.残胃癌のESDを困難とする原因の1つである「縫合線」ですが,
        縫合線が不明瞭な場合の確認方法はありますか?
     Q9.小彎への生検がなかなかうまくできません.コツを教えてほしいです
     Q10.生検を行うべき過形成ポリープの判断に悩みます
     Q11.生検のGroup 2とGroup 4のニュアンスを教えてください
     Q12.Group 2はどれくらい癌の可能性があるのでしょうか?
     Q13.胃生検でGroup 2のときの対応はどうしていますか?
     Q14.検体量が多ければGroup 2診断は少し減るでしょうか?
     Q15.組織型の診断に関しては内視鏡所見と生検結果のどちらを優先すればよいかを教えてください
     Q16.胃癌を疑う病変ですが生検でGroup 3でした.生検する場所が悪かったのでしょうか?
     Q17.生検ではGroup 3でしたが,胃癌を疑ったほうがよい内視鏡的特徴を教えてください
     Q18.病理検査でも腺腫と低異型度の癌は鑑別が難しいと思います.
        腺腫で経過観察をされることがありますが,本当に大丈夫でしょうか?
     Q19.胃粘膜下腫瘍(SMT)をみつけた場合の追加検査の必要性や,
        追加検査が必要ない場合のフォロー期間について教えてください
     Q20.MALTリンパ腫のWotherspoon分類とGELA分類の判断が難しいです…
     Column 札幌胃と腸を診る会

    第3章 食道
    1 色素やIEEを用いた拾い上げ診断
     Q1.頸部食道はどのタイミングで観察しますか?
     Q2.NBIの設定はどうしていますか?
     Q3.NBIで病変を拾い上げるコツを教えてください
     Q4.拡大機能がついていない内視鏡でbrownish areaはどこまで拾い上げればよいでしょうか?
     Q5.食道表在癌の周りにもヨード不染帯が広がり,どこまで切除範囲にしたらよいかわかりません
     Q6.ヨード撒布から内視鏡治療までどのくらい期間を空けたらよいですか?
     Q7.ESD適応になりそうな病変は生検しないほうがいいですか?
    2 腫瘍非腫瘍の鑑別
     Q1.微小病変は生検すべきですか? 生検しないで様子をみるべきですか?
     Q2.バレット食道腺癌を疑い生検するタイミングが曖昧です
     Q3.バレット食道腺癌の深達度の読み方を教えてください
    3 深達度診断(白色光)
     Q.白色光観察,画像強調拡大内視鏡,EUSのどの所見により重きを置いたらよいのでしょうか?
    4 深達度診断(IEE拡大)
     Q1.Type B2血管なのか拡張したSECNなのか,悩んでしまいます…
     Q2.Type B3血管と深部の正常血管のちがいがわかりません…
    5 困った状況を切り抜ける
     Q1.早期食道癌の内視鏡治療後の適切なサーベイランス間隔は?
     Q2.飲酒歴のあるフラッシャーの患者が禁酒した場合は,内視鏡フォローの間隔を延ばしてもよいのでしょうか?
     Q3.食道のintraepithelial neoplasiaの長期経過ってどうなるのでしょうか?
     Q4.胃における粘膜萎縮の有無などのように,食道においても背景粘膜で記載した方が
        わかりやすくなる内容はあるのでしょうか?
     Q5.表在性食道癌深達度診断の際,特にどのような症例にEUSが有用でしょうか?
     Q6.頸部食道や右壁側など,水が溜まりにくい位置の腫瘍に対する細径プローブでのEUSは
        どうしたら上手くいきますか?
     Q7.食道GISTの好発部位はありますか?
     Q8.食道SMTでは,ボーリング生検と超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)のどちらで診断されていますか?

    第4章 十二指腸
    1 十二指腸でよく遭遇する病変と腫瘍の拾い上げ診断
     Q1.見落としの少ない十二指腸観察を教えてください
     Q2.十二指腸で視野を確保する方法は?
     Q3.十二指腸腺腫・腺癌を疑った場合,生検しないほうがよいのでしょうか?
     Q4.十二指腸腺腫は全例切除を勧めた方がよいのでしょうか?
    2 腫瘍非腫瘍の鑑別(IEE拡大,白色光)
     Q1.胃型,腸型腫瘍の鑑別はどのようにしたらよいでしょうか?
     Q2.十二指腸腫瘍における内視鏡診断においてVCL3とVCL4/5の区別はどのように行っているのでしょうか?
    3 困った状況を切り抜ける
     Q1.SNADETの深達度診断のポイントを知りたいです
     Q2.十二指腸癌の深達度診断におけるEUSのコツはありますか?
     Q3.大腸のようなpit pattern診断は可能でしょうか?

    第5章 すごく病理が打ち返してくるCase discussion
    1 食道(バレット食道腺癌)
    2 食道(扁平上皮癌)
    3 胃(H. pylori陰性胃の病変)
    4 胃(PPI後の形態変化)
    5 胃(ラズベリー様腺窩上皮型胃腫瘍)
    6 胃(H. pylori陰性胃の腺境界部の癌)

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 スコープを握る前に

P.18 掲載の参考文献
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6) 「バーチャルスライド組織学」 (駒崎伸二/著), 羊土社, 2020
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第2章 胃

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12) Ueyama H, et al : Gastric epithelial neoplasm of fundic-gland mucosa lineage : proposal for a new classification in association with gastric adenocarcinoma of fundic-gland type. J Gastroenterol, 56 : 814-828, 2021 (PMID : 34268625)
13) 八尾隆史, 他 : 胃底腺粘膜に発生する腫瘍の組織分類の新展開-胃底腺粘膜に発生する腫瘍の病理学. 胃と腸, 56 : 1299-1308, 2021
14) Shibagaki K, et al : Sporadic foveolar-type gastric adenoma with a raspberry-like appearance in Helicobacter pylori-naive patients. Virchows Arch, 479 : 687-695, 2021 (PMID : 34043063)
15) 柴垣広太郎, 他 : H. pylori未感染胃上皮性腫瘍の内視鏡的特徴-ラズベリー様腺窩上皮型胃癌. 胃と腸, 55 : 1043-1050, 2020
16) Yatagai N, et al : Clinicopathological and Endoscopic Features of Raspberry-Shaped Gastric Cancer in Helicobacter pylori-Uninfected Patients. Digestion : 1-8, 2020 (PMID : 33321493)
17) 「胃癌取扱い規約 第15版」 (日本胃癌学会/編), 金原出版, 2017
18) Horiuchi Y, et al : Study on Clinical Factors Involved in Helicobacter pylori-Uninfected, Undifferentiated-Type Early Gastric Cancer. Digestion, 96 : 213-219, 2017 (PMID : 29050004)
19) 永塚真, 他 : 胃 : 印環細胞癌, 胃と腸, 55 : 404-407, 2020
20) 吉村大輔, 他 : H. pylori 未感染胃上皮性腫瘍の内視鏡的特徴-印環細胞癌. 胃と腸, 55 : 1051-1060, 2020
21) Yorita N, et al : Potential of Helicobacter pylori-uninfected signet ring cell carcinoma to invade the submucosal layer. J Gastroenterol Hepatol, 34 : 1955-1962, 2019 (PMID : 31062875)
22) Horiuchi Y, et al : Biological behavior of the intramucosal Helicobacter pylori-negative undifferentiated-type early gastric cancer : comparison with Helicobacter pylori-positive early gastric cancer. Gastric Cancer, 19 : 160-165, 2016 (PMID : 25491775)
23) Kiso M, et al : Clinical and genomic characteristics of mucosal signet-ring cell carcinoma in Helicobacter pylori-uninfected stomach. BMC Gastroenterol, 20 : 243, 2020 (PMID : 32727394)
24) 堀内裕介, 他 : 未分化型癌 : 印環細胞癌-H. pylori未感染例と現感染例・除菌例の比較. 胃と腸, 55 : 42-49, 2020
25) 新井冨生 : 印環細胞癌の組織分類における最新知見. 胃と腸, 56 : 1356-1366, 2021
26) 滝沢耕平, 他 : 早期胃癌に対する内視鏡的切除の適応拡大-未分化型腺癌について. 胃と腸, 41 : 9-17, 2006
P.203 掲載の参考文献
1) Kato M & Asaka M : Recent knowledge of the relationship between Helicobacter pylori and gastric cancer and recent progress of gastroendoscopic diagnosis and treatment for gastric cancer. Jpn J Clin Oncol, 40 : 828-837, 2010 (PMID : 20736219)
2) Uemura N, et al : Helicobacter pylori infection and the development of gastric cancer. N Engl J Med, 345 : 784-789, 2001 (PMID : 11556297)
3) Kamada T, et al : Case of early gastric cancer with nodular gastritis. Dig Endosc, 16 : 39-43, 2004
4) 「胃炎の京都分類 改訂第2版」 (春間賢/監, 加藤元嗣, 他/編), 日本メディカルセンター, 2018
5) 鎌田智有, 春間賢 : 「胃炎の京都分類」のこれまでとこれから. Gastroenterol Endosc, 62 : 441-456, 2020
6) 田中匡実, 他 : A. H. pylori除菌後胃癌-除菌後未分化型胃癌. 消化器内視鏡, 34 : 184-189, 2022
7) Kawachi H, et al : Absence of either gastric or intestinal phenotype in microscopic differentiated gastric carcinomas. J Pathol, 199 : 436-446, 2003 (PMID : 12635134)
8) 「胃の病理形態学」 (滝澤登一郎/著), 医学書院, pp119-179, 2003
9) Mutoh H, et al : Development of gastric carcinoma from intestinal metaplasia in Cdx2-transgenic mice. Cancer Res, 64 : 7740-7747, 2004 (PMID : 15520178)
P.211 掲載の参考文献
1) 八尾建史, 他 : 早期胃癌の内視鏡診断ガイドライン. Gastroenterol Endosc, 61 : 1283-1319, 2019
2) 内多訓久, 他 : 早期胃癌の範囲診断. 胃と腸, 55 : 18-27, 2020
3) 河原祥朗 : 酢酸インジゴカルミンの有用性と限界. 胃がんperspective, 9 : 294-299, 2018
4) 八木一芳, 他 : 酢酸を併用した内視鏡診断. Gastroenterol Endosc, 53 : 1759-1765, 2011
5) Takizawa K, et al : Risk of lymph node metastases from intramucosal gastric cancer in relation to histological types : how to manage the mixed histological type for endoscopic submucosal dissection. Gastric Cancer, 16 : 531-536, 2013 (PMID : 23192620)
6) 小野裕行, 他 : 胃癌に対するESD/EMRガイドライン (第2版). Gastroenterol Endosc, 62 : 273-290, 2020
7) 三浦義正, 他 : 残胃癌, 胃管癌, 残食道癌に対する内視鏡治療. 消化器内視鏡, 31 : 1343-1351, 2019
8) 布袋屋修, 他 : 『縫合線上の残胃癌に対するESD戦略』残胃0IIa+I, 2.5 cm, cSM1/フレックスナイフによるESD/ITナイフ, ITナイフ2によるESD. 消化器内視鏡, 20 : 1438-1451, 2008
9) 六反啓文 : 腺腫と分化型癌の組織分類の新展開-腺腫と分化型癌の組織発生と分類-初期変異を軸に. 胃と腸, 56 : 1253-1259, 2021
10) 「GIST診療ガイドライン 2014年4月改訂第3版」 (日本癌治療学会, 他/編), 金原出版, 2014
11) 田中健大, 田端哲也 : GELA分類 (除菌治療後の病理組織学的評価). 胃と腸, 54 : 656-657, 2019

第3章 食道

P.223 掲載の参考文献
1) Ono S, et al : Characteristics of superficial esophageal squamous cell carcinomas undetectable with narrow-band imaging endoscopy. Gastroenterol Rep (Oxf), 9 : 402-407, 2021 (PMID : 34733525)
2) Iwatsubo T, et al : Narrow band imaging under less-air condition improves the visibility of superficial esophageal squamous cell carcinoma. BMC Gastroenterol, 20 : 389, 2020 (PMID : 33213383)
3) 南ひとみ, 他 : IVBCの再考. 胃と腸, 53 : 1328-1334, 2018
4) 小山恒男, 他 : 内視鏡的食道粘膜切除後の局所再発. 胃と腸, 31 : 1217-1222, 1996
5) 「上部・下部消化管内視鏡診断マル秘ノート 2」 (野中康一, 他/著), 医学書院, 2018
6) 小野陽一郎, 他 : 失敗しない食道生検. 消化器内視鏡, 33 : 198-200, 2021
P.232 掲載の参考文献
1) Tachimori Y, et al : Comprehensive registry of esophageal cancer in Japan, 2012. Esophagus, 16 : 221-245, 2019 (PMID : 31098822)
2) Muto M, et al : Early detection of superficial squamous cell carcinoma in the head and neck region and esophagus by narrow band imaging : a multicenter randomized controlled trial. J Clin Oncol, 28 : 1566-1572, 2010 (PMID : 20177025)
3) 土橋昭, 他 : 日本食道学会拡大内視鏡分類と深達度-鑑別・深達度診断におけるB1血管の意義. 胃と腸, 49 : 153-166, 2014
4) Kanzaki H, et al : Histological features responsible for brownish epithelium in squamous neoplasia of the esophagus by narrow band imaging. J Gastroenterol Hepatol, 28 : 274-278, 2013 (PMID : 23190157)
5) Shimizu Y, et al : Endoscopic diagnosis of early squamous neoplasia of the esophagus with iodine staining : high-grade intra-epithelial neoplasia turns pink within a few minutes. J Gastroenterol Hepatol, 23 : 546-550, 2008 (PMID : 17573830)
6) 濱田健太 : この病変をどう診断する? 黄色腫, 皮脂腺など「こんなときどうする!? 食道癌・咽頭癌内視鏡の達人たちによる診断と治療」 (石原 立/編), pp151-153, 金芳堂, 2020
7) 濱田健太, 他 : 食道癌に対する化学放射線療法後のヨード不染域. 消化器内視鏡. 26 : 945-946, 2014
8) 石原立, 他 : 食道癌に対するESD/EMRガイドライン. Gastroenterol Endosc, 62 : 221-271, 2020
P.237 掲載の参考文献
1) 「食道癌診療ガイドライン 2017年版 第4版」 (日本食道学会/編), 金原出版, 2017
2) 石原立, 他 : 食道癌に対するESD/EMRガイドライン. Gastroenterol Endosc, 62 : 221-271, 2020
3) Makuuchi H, et al : Clinical pathological analysis of surgically resected superficial esophageal carcinoma to determine criteria for deciding on treatment strategy. Diagn Ther Endosc, 3 : 211-220, 1997 (PMID : 18493439)
4) 門馬久美子, 他 : 食道表在癌の深達度診断通常観察と色素内視鏡. 胃と腸, 46 : 650-663, 2011
5) Ishihara R, et al : Assessment of the Diagnostic Performance of Endoscopic Ultrasonography After Conventional Endoscopy for the Evaluation of Esophageal Squamous Cell Carcinoma Invasion Depth. JAMA Netw Open, 4 : e2125317, 2021 (PMID : 34524432)
P.244 掲載の参考文献
1) Inoue H, et al : Ultra-high Magnification Endoscopic Observation of Carcinoma in situ of the Esophagus. Digestive Endoscopy, 9 : 16-18, 1997
2) Arima M, et al : Evaluation of microvascular patterns of superficial esophageal cancers by magnifying endoscopy. Esophagus, 2 : 191-197, 2005
3) Oyama T, et al : A new classification of magnified endoscopy for superficial esophageal squamous cell carcinoma. Esophagus, 8 : 247-251, 2011
4) 石原立, 他 : 食道癌に対するESD/EMR ガイドライン. Gastroenterol Endosc, 62 : 221-271, 2020
5) 高橋亜紀子, 他 : 食道表在癌における炎症を示唆する拡大内視鏡所見-B2 血管の鑑別, B2iの提唱. 胃と腸, 53 : 1362-1370, 2018
6) 松浦倫子, 他 : 食道表在癌における拡大内視鏡によるT1b-SM2診断の現状と課題. 胃と腸, 53 : 1394-1403, 2018
7) 熊谷洋一, 他 : SECNの意義. 胃と腸, 53 : 1335-1341, 2018
8) Kumagai Y, et al : Angiogenesis in superficial esophageal squamous cell carcinoma : magnifying endoscopic observation and molecular analysis. Dig Endosc, 22 : 259-267, 2010 (PMID : 21175477)
P.248 掲載の参考文献
1) 石原立, 他 : 食道癌に対するESD/EMRガイドライン. Gastroenterol Endosc, 62 : 221-271, 2020
2) Katada C, et al : Alcohol Consumption and Multiple Dysplastic Lesions Increase Risk of Squamous Cell Carcinoma in the Esophagus, Head, and Neck. Gastroenterology, 151 : 860-869.e7, 2016 (PMID : 27492616)
3) Zhao T, et al : Clinical significance of ALDH2 rs671 polymorphism in esophageal cancer : evidence from 31 case-control studies. Onco Targets Ther, 8 : 649-659, 2015 (PMID : 25848305)
4) Jarl J & Gerdtham UG : Time pattern of reduction in risk of oesophageal cancer following alcohol cessation--a meta-analysis. Addiction, 107 : 1234-1243, 2012 (PMID : 22175692)
5) Abiko S, et al : Risk assessment of metachronous squamous cell carcinoma after endoscopic resection for esophageal carcinoma based on the genetic polymorphisms of alcoholdehydrogense-1B aldehyde dehydrogenase-2 : temperance reduces the risk. J Gastroenterol, 53 : 1120-1130, 2018 (PMID : 29423536)
6) Yokoyama A, et al : Melanosis and squamous cell neoplasms of the upper aerodigestive tract in Japanese alcoholic men. Cancer Sci, 97 : 905-911, 2006 (PMID : 16805853)
7) Hirata K, et al : Soft palatal melanosis, a simple predictor for neoplasia in the upper aerodigestive tract in Japanese alcoholic men. Cancer Sci, 108 : 1058-1064, 2017 (PMID : 28218985)
8) Ishihara R, et al : Assessment of the Diagnostic Performance of Endoscopic Ultrasonography After Conventional Endoscopy for the Evaluation of Esophageal Squamous Cell Carcinoma Invasion Depth. JAMA Netw Open, 4 : e2125317, 2021 (PMID : 34524432)
9) Hanaoka N, et al. Esophageal EUS by filling water-soluble lubricating jelly for diagnosis of depth of invasion in superficial esophageal cancer. Gastrointest Endosc 82 : 164-165, 2015
10) 河野辰幸, 他 : ソフトバルーン内走査法による内視鏡的超音波検査. 日消誌, 91 : 2150, 1994
11) 田島康平, 他 : 治療戦略の異なる食道gastrointestinal stromal tumorの3手術例. 日消外学誌, 54 : 776-787, 2021
12) 高松徹, 他 : 食道粘膜下腫瘍に対して粘膜切開後の直視下組織生検が診断に有用であった1例. Gastroenterol Endosc, 53 : 3023-3027, 2011
13) 島田英雄, 他 : 食道でみられる粘膜下腫瘍. 臨牀消化器内科, 33 : 1533-1540, 2018
14) 小山恒男, 他 : 座談会・食道上皮内腫瘍を問う-アンケート集計を踏まえて. 57 : 31-344, 2022

第4章 十二指腸

P.253 掲載の参考文献
1) 西澤俊宏, 他 : 十二指腸腫瘍の診断と内視鏡治療の最前線. Gastroenterol Endosc, 60 : 1059-1067, 2018
2) Ishizu K, et al : APC mutations are common in adenomas but infrequent in adenocarcinomas of the non-ampullary duodenum. J Gastroenterol, 56 : 988-998, 2021 (PMID : 34514550)
P.261 掲載の参考文献
1) 「十二指腸癌診療ガイドライン 2021年版」 (十二指腸癌診療ガイドライン作成委員会/編), 金原出版, 2021
2) 八尾隆史, 他 : 十二指腸 : 腸型・胃腸混合型の腺腫・癌. 胃と腸, 55 : 429-432, 2020
3) 石田和之, 他 : 十二指腸の正常組織構築と十二指腸病変の病理. 消化器内視鏡, 32 : 941-952, 2020
4) 九嶋亮治 : 十二指腸非腫瘍性ポリープの病理所見. 胃と腸, 56 : 853-860, 2021
5) 九嶋亮治 : 十二指腸 : 胃型の腺腫・癌. 胃と腸, 55 : 425-428, 2020
6) Yoshida M, et al : Clinicopathological characteristics of non-ampullary duodenal tumors and their phenotypic classification. Pathol Int, 69 : 398-406, 2019 (PMID : 31328367)
7) 二村聡, 他 : 十二指腸上皮性腫瘍の病理組織学的特徴. 胃と腸, 51 : 1519-1528, 2016
8) 蔵原晃一 : 非乳頭部十二指腸腺腫・癌の診断と治療-最近の動向. 胃と腸, 56 : 1611-1615, 2021
9) 「やさしい生理学改訂第7版」 (彼末一之, 能勢 博/編), 南江堂, 2017
10) 遠藤昌樹, 他 : 十二指腸腫瘍の診断と治療. Gastroenterol Endosc, 56 : 3763-3774, 2014
11) 九嶋亮治 : Brunner腺 : 十二指腸の腫瘍様病変と腫瘍発生における役割. 胃と腸, 56 : 1617-1626, 2021
12) Hara Y, et al : Association between Endoscopic Milk-White Mucosa, Epithelial Intracellular Lipid Droplets, and Histological Grade of Superficial Non-Ampullary Duodenal Epithelial Tumors. Diagnostics (Basel), 11 : 769, 2021 (PMID : 33923005)
13) Tsuji S, et al : Preoperative endoscopic diagnosis of superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors, including magnifying endoscopy. World J Gastroenterol, 21 : 11832-11841, 2015 (PMID : 26557007)
14) 稲土修嗣, 他 : 十二指腸上皮性腫瘍の内視鏡的鑑別診断. 胃と腸, 51 : 1543-1553, 2016
15) Fukusada S, et al : Relationship between Immunophenotype and Clinicopathological Findings for Superficial Nonampullary Duodenal Epithelial Tumor. Digestion, 102 : 870-877, 2021 (PMID : 33794536)
16) Ishii R, et al : Simple scoring system for the diagnosis of superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors. Dig Endosc, 33 : 399-407, 2021 (PMID : 32506480)
17) Akazawa Y, et al : Endoscopic and Clinicopathological Features of Superficial Non-Ampullary Duodenal Tumor Based on the Mucin Phenotypes. Digestion, 102 : 663-670, 2021 (PMID : 32516774)
18) 平田敬, 他 : 十二指腸非乳頭部上皮性腫瘍と腫瘍様病変の内視鏡所見-内視鏡的鑑別診断を含めて. 胃と腸, 54 : 1103-1120, 2019
19) Toya Y, et al : Clinicopathological Features and Magnifying Chromoendoscopic Findings of Non-Ampullary Duodenal Epithelial Tumors. Digestion, 97 : 219-227, 2018 (PMID : 29428955)
20) Toba T, et al : Clinicopathological features of superficial non-ampurally duodenal epithelial tumor ; gastric phenotype of histology correlates to higher malignant potency. J Gastroenterol, 53 : 64-70, 2018 (PMID : 28321513)
21) 八尾隆史, 他 : 十二指腸腺腫と癌の病理組織学的診断基準 (案). 胃と腸, 54 : 1088-1094, 2019
22) Matsueda K, et al : Pre-ampullary location and size > 10 mm are independent predictors for high-grade superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors. J Gastroenterol Hepatol, 36 : 1605-1613, 2021 (PMID : 33125738)
23) Goda K, et al : Endoscopic diagnosis of superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors in Japan : Multicenter case series. Dig Endosc, 26 Suppl 2 : 23-29, 2014 (PMID : 24750144)
24) Kakushima N, et al : A simple endoscopic scoring system to differentiate between duodenal adenoma and carcinoma. Endosc Int Open, 5 : E763-E768, 2017 (PMID : 28791326)
25) Nakayama A, et al : How I do it : Endoscopic diagnosis for superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors. Dig Endosc, 32 : 417-424, 2020 (PMID : 31545536)
26) Yoshimura N, et al : Endoscopic features of nonampullary duodenal tumors with narrow-band imaging. Hepatogastroenterology, 57 : 462-467, 2010 (PMID : 20698209)
27) Kikuchi D, et al : Diagnostic algorithm of magnifying endoscopy with narrow band imaging for superficial non-ampullary duodenal epithelial tumors. Dig Endosc, 26 Suppl 2 : 16-22, 2014 (PMID : 24750143)
28) 平田敬, 他 : 十二指腸非腫瘍性病変の拡大観察. 胃と腸, 54 : 246-258, 2019
29) Iwamuro M, et al : Magnifying endoscopy for intestinal follicular lymphoma is helpful for prompt diagnosis. Gut Liver, 7 : 258-261, 2013 (PMID : 23560166)
30) 稲土修嗣, 前田宜延 : 十二指腸上皮性腫瘍の臨床診断と治療-腺腫・癌. 胃と腸, 46 : 1604-1617, 2011
31) 辻重継, 他 : 十二指腸の非腫瘍性ポリープの内視鏡所見. 胃と腸, 56 : 841-851, 2021
32) 金坂卓, 上堂文也 : 胃上皮化生 (gastric metaplasia). 胃と腸, 52 : 618, 2017
P.264 掲載の参考文献
1) 西澤俊宏, 他 : 十二指腸腫瘍の診断と内視鏡治療の最前線. Gastroenterol Endosc, 60 : 1059-1067, 2018
2) 郷田憲一, 他 : 内視鏡所見からみた診断手順と治療適応非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍. 胃と腸, 51 : 1575-1584, 2016
3) 辻重継, 他 : 生検未施行の十二指腸上皮性腫瘍に対するNBI併用拡大内視鏡の有用性. 胃と腸, 51 : 1554-1565, 2016
4) Mizumoto T, et al : Clinical usefulness of magnifying endoscopy for non-ampullary duodenal tumors. Endosc Int Open, 5 : E297-E302, 2017 (PMID : 28382328)

第5章 すごく病理が打ち返してくるCase discussion

P.289 掲載の参考文献
1) Ueyama H, et al : Gastric epithelial neoplasm of fundic-gland mucosa lineage : proposal for a new classification in association with gastric adenocarcinoma of fundic-gland type. J Gastroenterol, 56 : 814-828, 2021 (PMID : 34268625)
P.303 掲載の参考文献
1) 福山知香, 他 : Helicobacter pylori未感染者の胃底腺粘膜に多発した低異型度胃型腺癌 (腺窩上皮型) と腺窩上皮型過形成性ポリープの1例. 胃と腸, 54 : 265-272, 2019
P.311 掲載の参考文献
1) Owen DA : Stomach.「Histology for Pathologists, 5th ed」 (Mills SE/ed), pp601-614, Wolters Kluwer, 2020

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