エンドオブライフケア学 “自分らしく生きる”哲学

出版社: 日本看護協会出版会
著者:
発行日: 2024-08-10
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784818027817
電子書籍版: 2024-12-10 (電子版)
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商品紹介

本書は哲学・死生学・医療人文学・臨床宗教学など、人文社会科学分野の専門家による20の観点から、エンドオブライフケアについて探求します。
自分はどう生きたいか、人生とどう向きかうのか、人生の最期をどのように迎えたいのか、その際に、どんな医療やケアを受けたいか――「最善の生を生ききる」人とそれを支援する人の一助となる一冊です。

目次

  • 序章 エンドオブライフケアとは何か

       エンドオブライフケアの概念と学際的アプローチの重要性

    1章 エンドオブライフケアの概念とその背景となる人間の死生

      1 エンドオブライフケアの基盤にある哲学と人間理解――最期までその人の尊厳を支えるホモ・クーランスの哲学
      2 対話を通して生と死を学び合う――これからの死生学のために
      3 日本における「望ましい死」の概念と死生観
      4 その人らしい死の実現へのケア――限界状況においても実現できる意味と価値
      5 エンドオブライフを暮らす――老いと終末期を支える住まい

    2章 エンドオブライフケアにおける倫理的・法的視座と人間の尊厳

      1 意思決定支援における倫理:鶴若麻理 
      2 エンドオブライフケアにおけるナラティヴ・アプローチ
      3 死を迎える人の嘆きと願いを聞く対話
      4 住み慣れた地域で、最期まで自分らしく尊厳を持って生きる
      5 晩年を支える法――人間の尊厳の法的保護をめぐって

    3章 エンドオブライフケアを支えるコミュニティと社会活動

      1 学びと対話の場を創る――エンドオブライフをめぐる生き方の理解と共有をめざして
      2 喪失と死を共に受けとめ、助け合って生きる――コンパッション都市・コミュニティという試み
      3 「証言」としての病いの語り――死にゆく人の語りをどう聞くか
      4 現代の「死別を支え合う地域コミュニティ」の形成――病気で家族を失う人へのサポート
      5 臨床宗教師によるスピリチュアルケアとグリーフケア

    4章 歴史の中を生きる私たちの心とエンドオブライフケア

      1 終末期ケア・ホスピスケア・緩和ケア、そしてエンドオブライフケアの展開史
      2 現代における日本人の死生観とエンドオブライフケア――死生観の多様性と個別性に配慮する
      3 高齢者の将来の語りからみる心理
      4 老いから死に至る過程における意識――〈迷惑〉意識をめぐって
      5 エンドオブライフケアと「生きがい」の概念

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