Hospitalist 11/4 2023年
目次
- 特集 STI/HIV
ある日突然、あなたを訪れる
はじめに｜STI/HIVは、ある日突然、あなたを訪れる：より身近に感じるための1冊
Part 1 STI：症状からのアプローチを中心に
1. STIの初期アプローチ：“Silent Pandemic”をもたらしている要素に注目する
2. 梅毒：古くて新しい“The great imitator”―最近の傾向と対策
［コラム(1)］風土病性トレポネーマ症：yaws（イチゴ腫）、bejel（べジェル）、pinta（ピンタ）
3. 淋菌、クラミジア：疫学、臨床像、診断と治療のポイント
4. STIを症状からアプローチする(1) 咽頭炎・扁桃炎・口腔内病変とSTI：耳鼻科医が診るSTI
5. STIを症状からアプローチする(2) 排尿時の違和感・痛みをみたら：尿道炎におけるSTIのマネジメント
6. STIを症状からアプローチする(3) 性器に潰瘍があったら：原因疾患ごとの特徴と診断方法
7. STIを症状からアプローチする(4) 腸炎から疑うSTI：感染部位の4つの分類から整理する
8. エムポックス（Mpox）：基礎知識と日本での対応状況の整理
9. 女性における陰部のトラブル：帯下異常、腹痛、ならびに妊娠と性感染症
［コラム(2)］STIガイドラインの国際比較：包括的ケア、経験的治療開始の扱いの差に注目
Part2 HIV
10. HIV感染症の診断：早期診断・早期治療のためのポイントと診断後のケア
［Special Article］私が経験してきたHIVの歴史
11. ART概論：「全例早期治療」「U=U」「PrEP」の時代
12. AIDS総論・日和見感染症の初期評価：CD4数のモニタリングが重要なパラメータになる
13. おさえておきたい日和見感染症（臓器別）(1)
呼吸器疾患（ニューモシスチス肺炎）：日本のHIV感染者の日和見感染症の半数近くを占める
呼吸器疾患（ニューモシスチス肺炎以外）：細菌性肺炎・クリプトコッカス症・CMV肺炎を中心に
14. おさえておきたい日和見感染症（臓器別）(2) 中枢神経疾患：
臨床症状/経過、CD4数、画像的特徴の3つの軸で鑑別を絞り込む
15. おさえておきたい日和見感染症（臓器別）(3) 消化管疾患：
CD4数が低いからといって、慌ててすべての検索をする必要はない
16. おさえておきたい日和見感染症(4) 抗酸菌感染症（結核・非結核性抗酸菌症）：
残存免疫の応答性の違いにより、非HIV症例とは異なる非典型的な症状となる
17. おさえておきたい日和見感染症(5) ヘルペスウイルス関連疾患：CMV、EBV、HHV-8を中心に
18. HIV陽性者と悪性腫瘍・悪性リンパ腫：ART時代にクローズアップされる重要なトピック
19. HIV感染者の外来診療・ワクチン：非AIDS関連疾患のマネジメントがフォーカスされてきている
［コラム(3)］米国におけるHIV研修の実際：
感染症フェローシップのなかでHIV研修は中心的な役割を果たしている
【連載】
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