漢方を交えた医療論 和漢診療学からの提言

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2024-11-21
分野: 臨床医学:一般  >  東洋医学
ISBN: 9784260057417
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商品紹介

「漢方ならこう考える」という視点からまとめた現代医療への提言書
日本の漢方医療の第一人者が、50年余東西両医学を活用する臨床医として活躍する中で見えてきた「漢方と科学の関係」や「理想とする医療の姿」について記した書。本書では、東西の壁を取り除き、漢方の知恵を活用する医療論を読者に説いている。より良き日本の医療を願う著者の熱い想いが込められた必読の1冊。

目次

  • 第1章 医療の本質
     第1節 医療を論じる前に
     第2節 医療と何か? 医学=医療ではない
     第3節 医療を実践する医師の人間力

    第2章 漢方も交えて医療を考える
     第1節 自然治癒力にもっと注目しよう
     第2節 心と身体は一つ
     第3節 陰陽という見方、考え方
     第4節 触診の大切さを見直そう
     第5節 腹診の具体的な方法
     第6節 縦割り医療の弊害は国民に行き渡っている
     第7節 木を見て森を見ず──還元主義の宿命

    第3章 漢方と科学を考える
     第1節 漢方と医学の歴史
     第2節 還元主義と複雑系
     第3節 漢方は効くのか? その有効性の評価
     第4節 クスリの有効性を高める方法を探そう

    第4章 漢方の診断と治療、そして死生観
     第1節 COVID-19後遺症に対する漢方の診断と治療の実際
     第2節 漢方診療の実際、自覚症状の重視
     第3節 漢方の死生観とACP(Advance Care Planning)

    第5章 医学教育と漢方
     第1節 初期研修医へのインタビュー
     第2節 そもそもモデル・コア・カリキュラムはどうしてできたのか
     第3節 医師国家試験と漢方
     第4節 漢方教育を担う人材の育成と教員選考の問題点

    第6章 漢方を取り入れた医師たちへのQ&A
     第1節 なぜ漢方を学ぼうと思ったのか
     第2節 研修医の皆さんへのメッセージ

    第7章 印象に残った症例

    第8章 漢方と社会 現状と将来展望
     第1節 新たなエキス製剤を保険適用にしたい
     第2節 エキス製剤の効能効果の見直し
     第3節 漢方エキス製剤、供給の問題
     第4節 漢方と医療経済、将来の展望

    第9章 日本型医療システムの提案
     第1節 新たな医療を構成する諸要素
     第2節 かかりつけ医機能の発揮と漢方
     第3節 漢方とポリファーマシーの困った現状
     第4節 総合診療科に期待するもの
     第5節 第一一改訂・国際疾病分類(ICD-11)の意義
     第6節 もう一つの伝統医学、鍼灸について
     第7節 日本型医療システムの提案

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