学校のサンクチュアリ―多様性ある社会の人権と教育―

出版社: かもがわ出版
著者:
発行日: 2023-09-15
分野: その他  >  哲学・社会
ISBN: 9784780312911
電子書籍版: 2023-09-15 (第1刷)
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1,408 円(税込)

商品紹介

在日三世の著者は大阪の公立学校を中心に教育支援の現場に携わってきた。「民族学級」の制度保障、差別事象の対応や教育相談、外国ルーツをはじめ様々な子どもたちの教育援助、教員研修など。厳しい現実から未来を見出す報告。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 第1章 子ども支援の原点
  • 民族学級
  • 荒れの中心にいた在日の子たち
  • 荒れの原因はどこからきていたか
  • 貧しさと差別のなかの少年期
  • 「民族学級には行かない」
  • ひとりの先生との出会い
  • 折れるしかなかった私
  • 子どもの「荒れ」と教師の葛藤
  • 次は私が担う番
  • 学校という大事な場所で
  • 第2章 出来事の背景を深くさぐって
  • 保護者からの強烈なクレーム
  • 事態の整理と今後の対応
  • その背景にあるもの
  • フィリピン出身生徒への「差別事象」
  • 「在留資格」を理解しているか
  • 教室にはびこる力の支配を見抜く
  • 教科書通りにはいかない
  • 学校の冷淡が身に染みたとき
  • 「子ども派」であること
  • 第3章 生野コリアタウン体験学習
  • おもしろいこと、やりましょうか
  • 生野コリアタウン体験学習のはじまり
  • ひろがる体験学習
  • 学習のねらいをどこに置くのか
  • 子どもの気持ち、先生たちに届いていますか ?
  • いくつもの出会いが
  • 学校は生命と生活を守る最前線
  • 第4章 彼女が学校に行けなかった理由
  • タイから来た子ども
  • 転入学手続き停止の背景
  • 学校のなかの歪んだ力関係
  • 外国籍の子どもをめぐる学校の現実
  • 学校のなかの分断
  • 多様であることと学校マネジメント
  • 根深い問題に目を向ける
  • 第5章 クラスにおいて子どもをどう見るか
  • 子どもの背景に迫る
  • 「できる」「できない」は大人社会の影響
  • 「できる」の意味を問い直す
  • 教育は不平等
  • いまこそ家庭訪問を
  • 学校の対話力
  • 縦割りの弊害をのりこえ学校を福祉的拠点に
  • 第6章 対話力を培う
  • 触れるべきか、触れるべきでないか
  • 問いかけをやめてはならない理由
  • 母子困窮を背景として
  • 自立するってどういうことだろう
  • 「対話力」とコミュニケーション
  • 課題が複合的だからこそ
  • 第7章 人こそ宝だ
  • 東日本大震災からの復興に取り組む
  • 多様性教育を被災地域に
  • 被災県に学校教育の権限委譲を
  • 「学び直し」の学校改革
  • 学ぶ喜び、自尊感情を生み出す学校像
  • 第8章 コロナ禍と子どもたち、そしてその後
  • そのとき何が起きたのか
  • 教育相談から見えた孤立感
  • 取り残される大人たち
  • 自分が大事にされている実感のある社会へ
  • おわりに
  • 奥付

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