あなたも名医! プライマリ・ケアの理論と実践〈完全版〉
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目次
- 第1章:慢性疾患ケアモデル
101 chronic care model 今後の研究や発展~CCMは多疾患併存に有効か? 具体的な介入方法は?
第2章:「明日から実践できる」こどものみかた
102 総論~過去と未来,個人と社会,すべてに手を差し伸べるのが小児医療
103 発熱~基本に忠実に,検査も治療も最小限に
104 鼻汁・咳嗽~Choosing wisely クスリはリスク お土産処方でDo No Harm!
105 嘔吐~嘔吐の鑑別は広く,でもcommon is common
106 腹痛~たいてい便秘(症),でも時に地雷あり
第3章:多職種連携の必須知識 !
107 診療所看護~地域看護におけるプライマリ・ケア機能の重要性
108 歯科医師・口腔ケア~口腔機能はライフステージごとに関わり方がある
109 管理栄養士・栄養士~疾患治療の栄養指導から全人的な栄養支援への展開
110 薬局薬剤師~最適な薬物療法から安心の在宅療養提供まで幅広く支援
111 訪問看護~医師と訪問看護の連携で回避可能な入院を減らしたい
112 理学療法士~実生活につながる理学療法の提供を!
113 作業療法士~多様な生活行為だからこそ多職種での支援が必要
114 言語聴覚士~豊かなコミュニケーションを支えます
115 鍼灸・マッサージ~情報共有により病院内や地域の開業施術所との連携が可能
116 医療ソーシャルワーカー~患者のニーズに共感し,自己決定を支援する
117 社会福祉士~当事者の主体性を重視するソーシャルワーク実践者
118 介護支援専門員~ケアプラン作成に重要な主治医意見書
119 介護従事者~信頼関係と本人中心という価値観の共有
120 保健師~住民・社会を見て,つないで,動かしながら,予防的介入を実践
第4章:複雑困難事例
121 マルモ総論(バランスモデルの紹介)~「つなナラ」と「3つのポリ」を意識しよう
122 マルチモビディティのパターン評価~パターンに基づいた効果的・効率的なアプローチ
123 ポリファーマシーをいかに減らすか~「減らす」ことはあくまで手段であり,目的ではない
124 ポリドクターとの付き合い方~ケアの分断をいかに防ぐか
125 ポリアドバイスにならないために~そのアドバイス,「事実」と「意見」が混ざっていませんか?
126 ポリプロブレムのまとめ方~個々の問題をドメインでまとめ,関係性に考慮して並び替えよう
127 社会的問題への介入 ─social vital signs~患者の健康の社会的決定要因を把握する方法
128 マルモ事例における意思決定ジレンマ~「正解」よりも「落としどころ」を
第5章:臨床倫理
129 プライマリ・ケアにおける倫理的問題~倫理的問題はひとりで考えず多職種で相談しよう
130 外来での倫理事例 ─ 意思決定支援~ラベリングのためではない,支援するために評価する
131 在宅医療での倫理事例[1]~意思決定能力がありそうながん患者への未告知は許される?
132 在宅医療での倫理事例[2]~「落としどころ」を探るには
133 地域の中での臨床倫理カンファレンス~臨床倫理カンファレンスの実践
第6章:リハ×プライマリ・ケア
134 リハビリテーション医学とは〈総論〉~プライマリ・ケアとリハは切っても切れない
135 ADL評価~ADL評価を基に機能訓練,環境調整を行い,QOL向上をめざす
136 ICFで包括的にとらえる~生活機能は「生きることの全体像」
137 リハビリテーション処方とリスク管理~処方箋を活用したコミュニケーションとリスク管理
138 杖・歩行器・車いすの基礎知識~移動を知る,移動を診る
139 外来でリハ科に紹介するポイント~外来で遭遇しやすい3つのパターン
140 在宅診療とリハ~在宅でもできるリハ/在宅だからこそできるリハ
141 まちづくりとリハ~病院からまちに出て社会参加を処方しよう
142 障害者支援を考える~持続可能な支援のために,私たちは何ができるだろう
第7章:不確実な問題への対処法
143 医療における不確実性〈総論〉~不確実な状況から“逃げず”に“受け入れる”
144 分析とネットワークにおける不確実性~診断と紹介での不確実性の扱い方のコツ
145 交渉とチームワークにおける不確実性~「ガチ対話」からの最適解
146 不確実性を教育と患者の視点から捉える~不確実性は学習者や患者と共有できる
第8章:LGBTQの人々と医療
147 なぜ医療者がLGBTQについて学ぶのか~健康格差に対して医療者ができること
148 性の多様性の基礎知識~SOGIを切り口に人間のありようをとらえ直す
149 医療者が個人でできること~すべての患者に多様な性に配慮したコミュニケーションを
150 医療機関でできること~誰もがいられる場所であるために
151 医療者がLGBTQについて学ぶその先に~DE&Ⅰと医療
第9章:子どもの発達障害
152 総論~発達障害診療はすべての子育て支援に通ず
153 一般外来で診る子どもの発達障害〈前編〉~「寄り添う力」を身につけよう
154 一般外来で診る子どもの発達障害〈後編〉~関係者を「ねぎらい支える」
155 子どもへのアプローチ~子どもの行動に対する対処法のレパートリーを増やそう
156 発達障害に関連する制度の整理~各種制度の知識が,よりよい発達支援につながる
第10章:健康の社会的決定要因
157 プライマリ・ケアにおける健康の社会的決定要因~患者の背景にあるSDHを見出す
158 健康の社会的決定要因のエビデンス~社会関係の欠如は1日15本の喫煙と同程度の早世リスク
159 プライマリ・ケア現場でのSDHアセスメント~プライマリ・ケアの現場でSDHに立ち向かう
160 臨床現場におけるSDHを考慮した診療と学習法~SDHの眼鏡をかけて患者理解を深める
161 現代的SDHのトピックと対応法への示唆:社会的孤立~社会的孤立とプライマリ・ケアの質
162 多次元的な貧困と健康支援~生活保護利用者のデータをもとに
163 ヘルスケアシステムにおけるプライマリ・ケア機能と健康格差〈前編〉
~プライマリ・ケア機能とプライマリ・ヘルス・ケア
164 ヘルスケアシステムにおけるプライマリ・ケア機能と健康格差〈後編〉
~エビデンスから見るプライマリ・ケア機能と健康格差の関連
第11章:Difficult patient encountersへの対応技法
165 総論 ~患者中心の医療と医療者自身のケアを向上させるために
166 怒っている患者への対応~良好な患者-医師関係形成のために
167 悪い知らせの伝え方~SHAREプロトコルと共感的対応
168 ノン・アドヒアランスへの対応~解釈モデル,両価性,社会経済的状況といった隠れた要因
169 発達障害の傾向のある患者とのコミュニケーション
~コミュニケーションが困難な理由に疑問を持ち,問いかけよう
第12章:診療所における教育
170 遠隔教育(離島の医師同士による学習ネットワーク構築)~遠隔振り返りによる離島医師の学びの円滑化
171 初期臨床研修~診療所での初期臨床研修で大切なこと
172 卒前高学年(長期滞在型臨床実習)~地域での教育こそ地域医療の鍵である
173 卒前中学年(地域包括ケアシステムの事例を通したフィールド実習)
~ケースとコミュニティの両方の目線を育むインタビュー調査
第13章:学生の活動との関わり
174 大学と学生サークル ─ 序文・総論~将来の仲間を増やすために!
175 大学と学生サークル ─ 現在進行形~もっと教員,もっと地域の関わりを!
176 大学と学生サークル ─ スタートアップ~学生発 地域のほけんしつ活動
177 地域診療所と学生サークル ─ 再始動~サークル活動の効果と要点
178 学校を越えた出会いと学び ─ サードプレイスIPE/IPL~アイデンティティーと出会いの時間軸
第14章:小児虐待
179 子ども虐待の今~子どもの心身の安全と権利を守り,決して取り残さない
180 子ども虐待を疑う際のTips~虐待対応の第一歩は,子ども虐待に気づくこと
181 子ども虐待を疑った後の対応~気づいた後は,関係機関につなぐ
第15章:プライマリ・ケアとオンライン診療
182 オンライン診療でプライマリ・ケアを実践するための,6つの問いかけ
~オンライン診療の,最新の提供ルールのまとめ
183 オンライン診療で,うまく診察・診断するコツ~患者と一緒に見せ方・映り方を工夫しよう!
184 オンライン診療のトラブルシューティングとリスクマネジメント
~オンライン診療を安全・適切に行うために
185 オンラインでつながる診療と服薬指導のニューノーマル~想定すべき薬局・薬剤師のニューノーマル
186 第4の診療形態を得て,家族に広がるプライマリ・ケア
~効率化だけではないオンライン診療の利点とは?
187 へき地・離島のオンライン診療~島全体にプライマリ・ケアを届けるために
188 デジタルヘルスとプライマリ・ケア~新たな技術を活用した次世代のプライマリ・ケアを考える
第16章:2040年に期待するプライマリ・ケア
189 2040年に期待するプライマリ・ケア[1]~本章の紹介・導入
190 2040年に期待するプライマリ・ケア[2]~行政経験者の立場から~プライマリ・ケアが担う範囲
191 2040年に期待するプライマリ・ケア[3]~看護の立場から
192 2040年に期待するプライマリ・ケア[4]~薬剤師の立場から
193 2040年に期待するプライマリ・ケア[5]~リハビリテーション職の立場から
194 2040年に期待するプライマリ・ケア[6]~ソーシャルワーカーの立場から~地域の看取り時代におけるプライマリ・ケア
195 2040年に期待するプライマリ・ケア[7]~経済学者の立場から(権丈善一)
196 2040年に期待するプライマリ・ケア[8]~日本プライマリ・ケア連合学会の立場から(草場鉄周)
第17章:編集委員より
197 メディカル・ジェネラリズム~人を癒すプライマリ・ケアの心臓部
198 自治体保健師との関わり~保健師と連携した地域へのアプローチ
199 AI時代に求められる医療者とは?~人間が本来持つ「人間らしさ」を見つめる
200「越境」から考えるプライマリ・ケア~「後追い」からしぶとく始めること
201 プライマリ・ケアの担い手をどう増やすか~社会のニーズに対応するために
202 こんな感じで役立ちました! 私の連載活用術~様々な場面で役立つ珠玉の記事たち