しっかり学ぶ抜歯後の痛みと偶発症

出版社: デンタルダイヤモンド社
著者:
発行日: 2025-03-01
分野: 歯科学  >  臨床歯科学
ISBN: 9784885106163
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:4~8営業日

8,800 円(税込)

商品紹介

抜歯後のトラブルに慌てないためのノウハウを細やかに解説
抜歯術は、歯科臨床の基本的小外科処置として広く行われていますが、時には術後に「強い痛み」「創部の併発症」「長期的な知覚神経障害(しびれ)」やその他の偶発症・併発症が生じ、対応に苦慮するケースがしばしばみられます。これらの症状が患者に「歯科医師の施術や管理のミス」であると誤解されることで、クレームやトラブルに繫がることも少なくありません。そのため、抜歯後疼痛に関連する問題を未然に防ぐためには、術後の疼痛や偶発症・併発症のメカニズムを正しく理解し、的確に対応する知識と技術が求められます。
本書は「抜歯後疼痛」を深掘りした月刊デンタルダイヤモンドの人気連載をベースに加筆・修正・項目追加を行い、歯科臨床における日常的かつ重要な課題について多角的な視点から深く掘り下げています。
口腔外科の基礎力向上におすすめの一冊です。

目次

  • Chapter1 おさえておきたい基礎知識
     1 抜歯後疼痛のメカニズム
     2 術前の準備と説明、抜歯に伴う偶発症と併発症
     3 麻酔の効かせ方と難抜歯・残根抜歯
     4 抜歯後の薬剤投与の最適解とは?

    Chapter2 ケース別・痛みの原因と対応
     1 抜歯後創部出血と腫脹
     2 抜歯後創部感染
     3 抜歯後ドライソケット/治癒不全
     4 抜歯後感染 歯槽骨炎・下顎骨骨髄炎
     5 抜歯後遺残(器具・歯根)と迷入
     6 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)による抜歯後疼痛
     7 抜歯後の知覚神経障害・神経障害性疼痛

    Chapter3 抜歯および抜歯後管理 ~ここが知りたいQ&A~
     Q1. 高齢者や基礎疾患をおもちの患者で、医科からの血液検査数値を提供してもらった際、「この数値はとくに確認しておくべき」というものはありますか?
     Q2. 一般開業医では手を出さず、口腔外科に紹介したほうがよいという患者の基準のようなものはありますか?
      Q3. 歯胚抜歯(とくに智歯)のメリットとデメリットを教えてください。
     Q4. 埋伏歯など、抜歯しないほうがよい症例の見極めについて教えてください。
     Q5. 抜歯後疼痛が起こりやすい状況とはどのような状況でしょうか?
     Q6. 抜歯時に根尖部が骨内に残ってしまった場合、周囲骨を削ってでも取り除くべきか、
        スリープさせるべきかの判断基準を教えてください。
     Q7. 智歯の抜歯後、痛みや違和感を訴えるケースが多いですが、経過を見るべきか、
        介入するべきかの騋ンなどを教えてください。
     Q8. 抜歯後の疼痛を訴える方の割合として、男女差や年齢差などはあるのでしょうか?
     Q9. 抜歯児及び抜歯窩の治癒促進に、レーザーを有効活用する方法はありますか?
     Q10. 手術の際、麻酔の効きが悪いと感じたときに慌てないためのアドバイス、
         または抜歯中に麻酔が切れて追加しても効きにくいときの対処法を教えてください。
     Q11. 抜歯後に止血困難な状況に遭遇したとき、どうしたらよいでしょうか?
     Q12. 抜歯後の痛みがなるべく出ない鎮痛薬の飲み方について、アドバイスをお願いします。

    Chapter4 抜歯後疼痛まとめ
     ・診断と治療アルゴリズムおよび今後の展望

最近チェックした商品履歴

Loading...