実験医学別冊 改訂版 もっとよくわかる!幹細胞と再生医療
出版社: |
羊土社 |
発行日: |
2025-04-01 |
分野: |
医学一般
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雑誌
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ISBN: |
9784758122153 |
雑誌名: |
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特集: |
改訂版 もっとよくわかる!幹細胞と再生医療 |
目次
- 第1章 再生医療と幹細胞―密接な両者を正しく理解する
1 再生医療の可能性―新たな医療アプローチを可能にする幹細胞のすごさ
2 幹細胞の4 つの特徴
3 幹細胞の種類―多能性幹細胞と組織幹細胞
4 ニッチ―幹細胞性を維持するための生体内微小環境
第2章 組織幹細胞(1) ―解明が進んでいる5つの組織幹細胞
1 組織幹細胞とは
2 組織幹細胞の存在を証明する5 つの実験手法
3 造血幹細胞
4 間葉系幹細胞
5 神経幹細胞
6 皮膚,毛嚢の幹細胞
7 腸幹細胞
第3章 組織幹細胞(2) ―その他の臓器でも研究は進む
1 外胚葉系―眼,乳腺
2 中胚葉系―骨格筋,心筋,腎臓
3 内胚葉系―肝臓,膵臓,肺
4 生殖系―精子
5 SP 細胞―高い色素排出能をもつ細胞集団
6 今後の課題
第4章 ES細胞 ―実用化の鍵を握るフロントランナー
1 ES 細胞とは
2 ES 細胞の基本的な分化誘導法
3 ES 細胞から特定細胞種への分化誘導法開発
4 両生類受精卵のアニマルキャップ
5 今後の課題
第5章 iPS細胞 ―ノーベル賞のその後
1 iPS 細胞とは
2 ES 細胞や株間の比較
3 iPS 細胞の利点
4 効率的で安全なiPS 細胞樹立へのアプローチ
5 iPS 細胞研究動向
6 今後の課題
第6章 ダイレクトリプログラミング ―幹細胞を用いない再生医療
1 ダイレクトリプログラミングとは
2 過去のダイレクトリプログラミングの報告
3 膵臓のin vivo リプログラミング
4 膵臓以外の5 つの成功例
5 ダイレクトリプログラミングによる再生医療の利点と課題
第7章 機能的な組織や臓器を創る ―オルガノイドを中心に
1 オルガノイド
2 organ-on-a-chip
3 異種動物を活用した臓器再生
4 その他の臓器再生研究
5 今後の課題
第8章 ケミカルバイオロジー ―未開の「宝の山」のストラテジー
1 ケミカルバイオロジーとは
2 幹細胞の未分化状態の維持
3 体細胞からiPS 細胞へのリプログラミング
4 幹細胞から臓器細胞への分化誘導研究
5 化合物スクリーニングによる臓器の発生分化機構の解明
6 疾患特異的iPS 細胞を用いた難治性疾患に対する治療薬探索
7 生体内(in vivo )での再生
8 化合物を用いた研究の特徴
第9章 疾患モデル ―幹細胞が活きるもう1つの臨床応用
1 ゲノム編集技術の進歩
2 in vivo モデル
3 in vitro モデル
4 疾患特異的iPS 細胞を用いた創薬
5 疾患特異的iPS 細胞を用いた遺伝子治療
6 今後の課題
第10章 幹細胞再生医学研究の臨床応用と実用化 ―幹細胞研究はここまで進んだ!
1 再生医療と実用化が期待される研究領域
2 レギュレーション,産業面の整備
3 再生医療用iPS 細胞株
4 ヒトES/iPS 細胞を用いた細胞療法の臨床試験までの道筋
5 ヒトiPS/ES 細胞を用いた国内における細胞療法の臨床試験
6 薬剤毒性評価系
7 組織幹細胞を用いた臨床試験
8 細胞シート工学を応用した臨床研究
9 今後の課題と展望
●おわりに~基礎研究と臨床を結ぶために~
Column
1 私の研究の歩みと現在のテーマ
2 なぜ再生研究をはじめたか?
3 北 徹先生~私が医学部を卒業して入局した医局の教授
4 浅島先生との出会い
5 浅島誠先生~私の大学院時代の指導教官で恩師
6 浅島研のイモリ採り
7 本当につらかったけど,ためになった3年間
8 先のことを考えない
9 iPS 細胞のi はなぜ小文字なのか?
10 メルトン(Douglas A Melton)先生~私の米国留学時のボスで恩師
11 メルトン研究室
12 学問や研究は決して浅くて狭いものではない
13 消火器
14 NBA バスケットボール
15 人生は何が起こるかわからない
16 山中先生のノーベル生理学医学賞受賞
17 偉大な先生たちの共通点
18 人生初のフルマラソン
19 ベンチャー設立
20 臨床試験