新BNPと日常臨床―心機能異常の早期発見のために―

出版社: 南江堂
著者:
発行日: 2005-04-01
分野: 臨床医学:内科  >  心臓
ISBN: 9784524240548
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商品紹介

循環調節作用ホルモンであるBNPの基礎と臨床を解説して好評を博した『BNPと日常臨床』(1999年刊)の新版.その後,心不全の診断・重症度評価のスタンダードな指標として,また心筋障害を反映する総合的な心機能マーカーとしての位置づけが確立したBNPに関し,心機能異常の早期発見,迅速測定などの新知見を加え,より日常臨床に供する内容に一新.

目次

  • 新BNPと日常臨床―心機能異常の早期発見のために―

    ―目次―

    第1章 BNPの基礎知識
     1.ナトリウム利尿ペプチドの構造
     2.ナトリウム利尿ペプチドの生合成・分泌調節
     3.ナトリウム利尿ペプチドの受容体および作用発現機構
     4.ナトリウム利尿ペプチドの代謝
     5.遺伝子操作動物を用いたナトリウム利尿ペプチドの
        生理的・病態生理的意義の検討

    第2章 BNPの測定法
     1.測定法の種類
     2.迅速BNP測定系
     3.シオノリアBNPとTriage BNPとの比較
     4.血中BNP濃度の正常値

    第3章 BNPによる心臓病スクリーニングと疫学
     1.スクリーニングの重要性
     2.現在のスクリーニング法とBNP
     3.早期CHFのスクリーニング
     4.基準値の問題
     5.顕性CHFのスクリーニング
     6.左室機能障害のスクリーニング
     7.新しい心臓病スクリーニングの提案

    第4章 BNPと左室収縮機能,拡張機能
     1.左室収縮機能障害の診断におけるBNPの有用性
     2.左室拡張機能障害の診断におけるBNPの有用性

    第5章 BNPと心不全─エビデンスを中心に─
     1.慢性心不全と神経体液性因子
     2.心臓ナトリウム利尿ペプチド(ANP,BNP)の分泌と生理的作用
     3.BNP測定の意義
     4.心不全診断における有用性
     5.心不全重症度の評価法としての血漿BNP濃度の有用性
     6.潜在性(無症候性)心不全患者とBNP
     7.症候性心不全患者とBNP
     8.BNPガイド下心不全診断治療
     9.BNP迅速測定系について
     10.大規模臨床試験におけるBNP
     11.大規模臨床試験におけるN端proBNP濃度
     12.BNP値の読み方:(ピットホール)
     13.血漿BNP濃度はなぜ予後の鋭敏な指標なのか
     14.治療経過とBNP症例提示

    第6章 BNPと虚血性心疾患
     1.心筋梗塞(急性・慢性)
     2.狭心症

    第7章 BNPと心筋症
     1.拡張型心筋症とBNP
     2.肥大型心筋症とBNP
     3.収縮性心外膜炎とBNP
     4.症例提示

    第8章 BNPと生活習慣病
     1.高血圧
     2.糖尿病
     3.肥 満
     4.生活習慣病(潜在性心不全)に対するBNPの臨床応用

    第9章 BNPと肺高血圧症・肺血栓塞栓症
     1.肺動脈性肺高血圧症とBNP
     2.急性肺塞栓症とBNP
     3.慢性肺血栓塞栓症とBNP

    第10章 BNPと腎不全・透析
     1.利尿ペプチドと分泌ソース
     2.腎不全のためのANP,BNPの代謝経路
     3.透析・腎不全とANP,BNP
     4.今後の展望

    第11章 BNPのトピックス
     1.BNPとペースメーカー
     2.救急診療におけるBNPの役割

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