目次
- 精神科臨床とは何か
―目次―
第I講 「精神」の扉を開く
1.生命史を読む
2.人類は自然に逆らって進化した
3.脳は畸型臓器である
第II講 脳と心
1.脳と心の関係について
―先人たちはどのように考えてきたのか
2.心の創発
3.自由の発見
第III講 「私」が立ち上がるとき
1.鏡の中の私
2.2つの自己が立ち上がる
3.「ほら,僕よ」- - まなざしの力
4.純粋な贈与
第IV講 言葉への道
1.人間は言語をどうとらえてきたのか
2.フォルト/ダー
3.A=Aということ
第V講 臨床的他者論- - 患者とどう向き合うか
1.他者とはどのような存在なのか
2.他者が先にいた
3.臨床場面における他者
4.了解と受容 ??その起源
第VI講 精神科面接の基礎
1.面接を始める
2.話す,放す,離す- - 語りのダイナミズム
3.面接を展開する
4.正常な自分をちょっとのあいだ脇に置いておく
第VII講 治療と文化??臨床をとりまくもの
1.Sick Roleについて
2.臨床の外側の現実
第VIII講 精神科臨床のゆくえ
1.「人間」の概念について
2.統合失調症のゆくえ
3.うつ病のゆくえ
4.精神科臨床の今後