目次
- 遺伝子医学MOOK3 糖鎖と病気
―目次―
● 第1章 基礎編
1. 糖鎖と病気の発症
1) シアリダーゼと糖尿病
2) インスリン抵抗性と2型糖尿病−ガングリオシドGM3
3) 福山型筋ジストロフィー:フクチン(戸田達史)
4) 筋ジストロフィー:Muscle-eye-brain病とWalker-Warburg症候群
5) 肺気腫
6) IgA腎症と糖鎖不全IgA
7) 泌尿器疾患の発症と糖鎖
8) GPIアンカー
9) 活性酸素種による糖鎖の切断
2. 糖鎖と癌
1) ミッドカインによる糖鎖識別と癌
2) 上皮性癌細胞の産生するムチンの特性と機能
3) 糖鎖と癌の浸潤・転移
4) 癌の接着と糖鎖
5) 肝癌におけるフコシル化糖鎖の分子調節機構について
-現状とこれから-
3. 糖鎖の細胞生物学
1) エンドサイトーシス
2) 糖鎖を介した糖タンパク質の品質管理とシャペロン分子機構
3) 細胞質における遊離糖鎖の生成、代謝とその生理機構
4) グリコサミノグリカンの硫酸化と疾患
4. 糖鎖シグナル
1) シグレック:抑制性シグナルを伝えるレクチン分子
2) O-GlcNAc修飾とシグナル伝達-核および細胞質内における
タンパク質の糖鎖修飾-
3) Notch シグナル伝達系におけるO-フコシル化の機能
4) グリコシナプスとグリコシグナルドメイン
-スフィンゴ糖脂質マイクロドメインを介した情報伝達と
細胞機能発現機構-
5) グリコシナプスにおけるスフィンゴ糖脂質の制御的機能
6) 増殖因子受容体のN型糖鎖の機能
5. 糖鎖と発生
1) 精子形成、ミエリン形成に必要な糖鎖機能
2) HNK-1糖鎖
3) コンドロイチンと線虫初期胚細胞質分裂
−コンドロイチン鎖の生合成機構の解析−
4) ポリシアル酸
5) 糖ヌクレオチド輸送体と発生
●第2章 臨床応用編
1. 糖鎖と診断
1) 血液型異常と糖鎖
2) C型レクチンMGL/CD301による抗原特異的組織リモデリングの制御
3) ガレクチンが関与する生命現象と糖鎖認識
4) 糖転移酵素のSNPsによって決定される血液型
5) 血清マンナン結合タンパク質(MBP)と病気
6) ピロリ菌と糖鎖
2. 糖鎖と治療
1) ボツリヌス中毒と糖鎖
2) 抗体医薬
3) 異種糖鎖抗原の改変とその利用
4) Toll-like receptor(TLR)の糖鎖リガンド認識機構
5) パンデミックインフルエンザA型ウイルスノイラミニダーゼの
構造と機能
6) ヘルペスウイルス感染におけるエンベロープ糖タンパクの役割
7) エイズウイルスの病原性と糖鎖
8) 幹細胞