本書では、いわゆる臨床検査のみならず、心電図、呼吸機能検査、脳波・筋電図検査、輸血検査を含めて、学生が学ぶべき検査の「検査目的」「検査適応」「基準値」「異常値を示すとき」を1項目ごとに簡潔に解説した。ただ単に基準値、異常値の数値を引くのではなく、異常値がでたときにからだで何が起きているを模式図などを使いながら、わかりやすく解説している。
また、検査についての基本的な考え方も身につけてもらうべく、総論として「基準値の概念」「セット検査の考え方」「検体採取の方法」「小児、高齢者の検査値の特徴」等を掲載した。