免疫学コア講義

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2002-08-08
分野: 基礎医学  >  免疫/血清
ISBN: 4525167513
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5,500 円(税込)

商品紹介

本書は『医学教育モデル・コア・カリキュラム』の内容に沿って、実際に各大学で現役学生の講義に用いられている内容に限定し、医学生が修得すべき必要不可欠の事項のみをまとめたものである。従って基本事項については項目単位で「読み切り」感のある説明にし、理解しやすくした。より高度な内容、応用的事項についてはadvanced levelとして■印をつけ別区分しているので、初学者はこの内容は飛ばしてよんで貰ってもかまわない。更に、基礎免疫学と臨床免疫学については医師国家試験出題基準も参考にしながら、臨床の広義や実習でも使用できる内容にした。基礎分野と臨床分野をお互いに対応させながら、知識の整理をはかるのに役立つと思う。本書は分担加筆による為、各項目の内容については、いくらかの濃淡ができたかもしれないが、現在の研究領域の進歩も積極的に取り入れてあるので、卒業後にベッドサイドで開いて復習する際にも役立つと思う。本書は医学生、臨床研修医のみならず、生命科学領域の大学院レベルの研究者にも十分役に立つものと期待している。(「序」より)

目次

  • 免疫学コア講義

    ― 目次 ―

    基礎免疫学編

    1.免 疫
     1-1.免疫とは
     1-2.自然免疫
     1-3.獲得免疫
     1-4.体液性免疫と細胞性免疫
     1-5.クローン選択説
    2.リンパ器官・リンパ組織
     2-1.一次(中枢)リンパ器官
     2-2.二次リンパ器官
     2-3.リンパ球の再循環
    3.免疫関連細胞
     3-1.免疫関連細胞の分化
     3-2.マクロファージ
     3-3.樹状細胞
     3-4.NK細胞
     3-5.B細胞
     3-6.T細胞
     3-7.顆粒球
    4.主要組織適合遺伝子複合体(MHC)
     4-1.主要組織適合遺伝子とは何か?
     4-2.MHC分子はどのような機能をもっているか?
     4-3.分子構造
     4-4.遺伝子構造
     4-5.MHC分子のペプチド結合と細胞内移動
     4-6.内因性抗原と外来性抗原の認識
    5.B細胞抗原受容体
     5-1.B細胞抗原受容体
     5-2.B細胞の分化と遺伝子再構成・分子発現
     5-3.クラススイッチ
    6.T細胞抗原受容体
     6-1.遺伝子と分子構造,付随分子
     6-2.T細胞分化と遺伝子再構成,分子発現
     6-3.T細胞の抗原認識とMHC拘束
    7.リガンド認識と細胞内刺激伝達
     7-1.抗原認識と刺激伝達
     7-2.刺激伝達の調節
    8.細胞間相互作用
     8-1.マクロファージ/抗原提示細胞とT細胞の相互作用
     8-2.細胞傷害性T細胞と標的細胞の相互作用
     8-3.抗体産生におけるT細胞とB細胞の相互作用
     8-4.細胞間相互作用を補助する分子群
    9.抗 体
     9-1.免疫グロブリンの構造
     9-2.クラスと機能
    10.抗 原
     10-1.抗原とは何か?
     10-2.抗原とはどのようなものか?
     10-3.抗原の分類
     10-4.エピトープ
    11.抗原抗体反応とその利用
     11-1.抗原抗体反応
     11-2.抗原抗体反応の定量解析
     11-3.抗原抗体反応の利用-沈降反応と凝集反応-
     11-4.抗原抗体反応の利用-標識抗体法-
    12.補 体
     12-1.補体成分
     12-2.補体活性化の経路
     12-3.補体生物活性
     12-4.補体制御機構
    13.サイトカイン,ケモカイン
     13-1.サイトカインとは
     13-2.サイトカインの特徴
     13-3.サイトカインの構造
     13-4.サイトカイン受容体の構造
     13-5.サイトカインの機能
     13-6.サイトカイン機能の三大特徴
    14.細胞性免疫
     14-1.細胞性免疫
     14-2.細胞性免疫のバランス調節とTh1,Th2細胞
    15.抗原認識レパートリー形成と免疫寛容
     15-1.自己と非自己の識別機構の成立
     15-2.免疫寛容
    16.自己免疫疾患とアレルギー
     16-1.自己と非自己の識別の破綻
     16-2.自己免疫
     16-3.アレルギー
    17.癌免疫と移植免疫
     17-1.癌免疫
     17-2.移植免疫
    18.感染の免疫防御機構
     18-1.感染の概念
     18-2.感染の宿主要因
     18-3.細菌感染
     18-4.ウイルス感染
     18-5.真菌感染
     18-6.寄生虫感染

    臨床免疫学編
    1.臨床免疫学概論
     1-1.膠原病・アレルギーの概念
     1-2.関節炎
     1-3.レイノー症状
     1-4.自己抗体の種類と意義
     1-5.免疫不全症
     1-6.リンパ増殖性疾患
    2.免疫学的検査法
     2-1.炎症反応
     2-2.免疫グロブリン
     2-3.感染免疫抗体
     2-4.自己抗体
     2-5.抗体産生能
     2-6.補体
     2-7.細胞性免疫機能
     2-8.NK細胞活性
     2-9.好中球機能,食菌能
     2-10.アレルギー検査
     2-11.血液型,HLAタイピング(移植免疫)
     2-12.腫瘍マーカー
    3.膠原病
     3-1.全身性エリテマトーデス
     3-2.全身性硬化症(強皮症)
     3-3.多発性筋炎/皮膚筋炎
     3-4.混合性結合組織病
     3-5.〔慢性〕関節リウマチ

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