循環器臨床サピア 7 CKDと心血管病を理解する

出版社: 中山書店
著者:
発行日: 2010-03-15
分野: 臨床医学:内科  >  循環器一般
ISBN: 9784521731674
シリーズ: 循環器臨床サピア
電子書籍版: 2010-03-15 (初版第1刷)
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商品紹介

近年,「心腎連関」という概念が提唱されている。特に慢性腎臓病(CKD)は強力な心血管リスクであり,CKD患者は透析に至るより心血管病を発症し死亡する確率のほうがはるかに高い。本書は循環器内科医のみならず幅広い内科医が,CKDを狭い腎疾患ととらえることなく診療にあたるべく,CKDと心血管病,さらに心腎連関を理解するために必要な知識を詳述した。

目次

  • 循環器臨床サピア 7 CKDと心血管病を理解する

    ―目次―

    1章 疫学から現状を理解する
    わが国のCKDの現状
    心血管リスクとしてのCKD
    世界と日本における腎疾患対策の方針
    CKDの医療経済

    2章 必要な検査を理解する
    GFR
    アルブミン尿・蛋白尿
    尿中L-FABP
    血中マーカー(腎臓から)
    血中メチルグリオキサール
    血中マーカー(循環器から)
    アドレノメデュリン
    心エコー(心機能評価)
    腎動脈エコー

    3章 基礎的病態を理解する
    腎血流調節
    NO
    動脈硬化
    血管石灰化
    心筋リモデリング

    4章 臨床上の課題と対策を理解する
    高血圧(CKDにおける高血圧治療の課題と対策
    腎血管性高血圧)
    糖尿病
    インスリン抵抗性
    脂質異常症
    冠動脈疾患
    造影剤腎症
    コレステロール塞栓症
    心不全
    心不全における貧血
    脳卒中
    維持透析
    貧血
    高尿酸血症

    5章 心腎保護を目指した治療戦略を理解する
    利尿薬
    利尿薬抵抗性の対策
    RA系抑制薬(循環器から/腎臓から)
    hANP(循環器から/腎臓から)
    抗不整脈薬
    スタチン/エリスロポエチン
    冠動脈インターベンション
    経皮的腎動脈形成術

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

1章 疫学から現状を理解する

P.9 掲載の参考文献
2) National Kidney Foundation. K/DOQI Clinical Practice Guidelines for Chronic Kidney Disease. Evaluation, Classification, and Stratification. Am J Kidney Dis 2002 ; 39 (Suppl 1) : S170-S212.
3) 図説 : わが国の慢性透析療法の現況 (2005年12月31日現在). 日本透析医学会統計調査委員会 2006年6月22日 (東京).
4) 井関邦敏. 疫学調査から見た慢性腎疾患対策の重要性. 日内会誌 2005 ; 94 : 163-168.
9) 日本腎臓学会 (編). CKD診療ガイド. 2009.
P.17 掲載の参考文献
3) 二宮利治ほか. 一般住民における慢性腎臓病と心血管病発症の関係 : 久山町研究. 日本透析医学会雑誌 2006 ; 39 : 94-96.
8) 日本腎臓学会 (編). エビデンスに基づくCKD診察ガイドライン 2009. 東京 : 東京医学社 ; 2009. pp.1-16.
P.23 掲載の参考文献
P.29 掲載の参考文献
2) 日本透析医学会 (編). わが国の慢性透析療法の現況 (2008年12月31日現在). http://docs.jsdt.or.jp/overview/

2章 必要な検査を理解する

P.39 掲載の参考文献
P.46 掲載の参考文献
1) 猪股茂樹ほか. 糖尿病性腎症の新しい診断基準. 糖尿病 2005 ; 48 : 757-759.
1) 日本腎臓学会 (編). CKD診療ガイド 2009. 東京 : 東京医学社 ; 2009.
2) 羽田勝計. 特集「糖尿病 : 診断と治療の進歩 ; 合併症対策の進歩」腎症. 日本内科学会雑誌 2009 ; 98 (4) : 61-66.
P.48 掲載の参考文献
P.50 掲載の参考文献
P.53 掲載の参考文献
P.61 掲載の参考文献
5) McCullough PA, et al. B-type natriuretic peptide and renal function in the diagnosis of heart failure : An analysis from the Breathing Not Properly Multinational Study. Am J Kidney Dis 2003 ; 41 : 571-579.
P.63 掲載の参考文献
1) 加藤丈司ほか. アドレノメデュリンの基礎と新たな可能性. 循環器科 2008 ; 64 : 448-455.
2) 北村和雄. アドレノメデュリン. 日本臨牀増刊号 (分子腎臓病学 : 分子生物学的アプローチと分子病態生理学) 2006 ; 64 : 217-221.
3) 北村和雄, 江藤胤尚. アドレノメデュリン. 日本臨牀増刊号 (広範囲血液・尿化学検査, 免疫学的検査 : その数値をどう読むか) 2005 ; 63 : 592-594.
P.72 掲載の参考文献
P.78 掲載の参考文献

3章 基礎的病態を理解する

P.86 掲載の参考文献
5) Ito S, et al. Heterogeneity of angiotensin action in renal circulation. Kidney Int 1997 ; 63 : S128-S131.
7) Hillege HL, et al. Prevention of Renal and Vascular End Stage Disease (PREVEND) Study Group. Urinary albumin excretion predicts cardiovascular and noncardiovascular mortality in general population. Circulation 2002 ; 106 : 1777-1782.
P.98 掲載の参考文献
P.104 掲載の参考文献
P.114 掲載の参考文献
P.119 掲載の参考文献

4章 臨床上の課題と対策を理解する

P.131 掲載の参考文献
1) 日本腎臓学会・日本高血圧学会 (編). CKD (慢性腎臓病) 診療ガイド-高血圧編. 日本腎臓学会・日本高血圧学会合同学術企画. 東京 : 東京医学社 ; 2008.
2) Saruta T, et al. Effect of candesartan and amlodipine on cardiovascular events in hypertensive patients with chronic kidney disease : Subanalysis of the CASE-J Study. Hypertens Res 2009 ; 32 : 505-512.
P.139 掲載の参考文献
1) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会. 高血圧治療ガイドライン 2009年版 (JSH 2009). 東京 : ライフサイエンス出版 ; 2009.
1) Bax L, et al. Stent placement in patients with atherosclerotic renal artery stenosis and impaired renal function : A randomized trial. Ann Intern Med 2009 ; 150 : 840-848.
2) Wheatley K, et al, ASTRAL Collaborative Group. Lack of benefit of renal artery revascularization in atherosclerotic renovascular disease (ARVD) : Results of the ASTRAL Trial. Presented at Renal Week 2008, 41st Annual Meeting & Scientific Exposition, Philadelphia, 4-9 November 2008. Abstract F-FC206.
2) Stephen C. Textor, renovascular hypertension and ischemic nephropathy. In : Brenner BM, et al (editors). Brenner & Rector's The Kidney, 7th edition. Philadelphia : W. B. Saunders ; 2003. pp.2065-2108.
3) 長谷部直幸, 菊池健次郎. 循環器学2005年の進歩 高血圧研究の進歩. 循環器専門医 2006 ; 14 (1) : 98-102.
P.146 掲載の参考文献
1) 日本糖尿病対策推進会議 (日本医師会・日本糖尿病学会・日本糖尿病協会) 「糖尿病治療のエッセンス作成委員会」 (編). 糖尿病治療のエッセンス. 2007年版. http://www.med.or.jp/chiki/diabetesp.pdf.
2) 日本糖尿病学会 (編). 糖尿病治療ガイド 2008-2009. 東京 : 文光堂 ; 2008.
3) 日本糖尿病学会 (編). 糖尿病食事療法のための食品交換表, 第6版. 東京 : 文光堂 ; 2008.
P.151 掲載の参考文献
P.156 掲載の参考文献
13) MRC/BHF Heart Protection Study of cholesterol lowering with simvastatin in 20,536 highrisk individuals : A randomised placebo-controlled trial. Lancet 2002 ; 360 : 7-22.
17) K/DOQI clinical practice guidelines for management of dyslipidemias in patients with kidney disease. Am J Kidney Dis 2003 ; 41 : I-IV, S1-S91.
P.164 掲載の参考文献
P.167 掲載の参考文献
P.170 掲載の参考文献
P.178 掲載の参考文献
P.181 掲載の参考文献
P.188 掲載の参考文献
5) 内山真一郎ほか. 脳疾患と腎機能. シンポジウム : 心血管イベント危険因子としての慢性腎臓病 (CKD). 日内会誌 2008 ; 97 : 2137-2141.
6) 丸山健二ほか. 第48回日本神経学会総会発表. 名古屋. 2007.
11) 脳卒中合同ガイドライン委員会. 脳卒中治療ガイドライン 2009. 日本脳卒中学会ほか (編). 2009.
12) K/DOQI clinical practice guidelines for cardiovascular disease in dialysis patients: Guideline 9 cerebrovascular disease. Am J Kidney Dis 2005 ; 45 (Suppl 3) : 18-21.
P.194 掲載の参考文献
3) 日本透析医学会 (編). わが国の慢性透析療法の現況 (2008年12月31日現在). http://docs.jsdt.or.jp/overview/
5) McIntyre CW, et al. Hemodialysis-induced cardiac dysfunction is associated with an acute reduction in global and segmental myocardial blood flow. Clin J Am Soc Nephrol 2008 ; 3 : 19-26.
9) Strozecki P, et al. Parathormon, calcium, phosphorus, and left ventricular structure and function in normotensive hemodialysis patients. Ren Fail 2001 ; 23 : 115-126.
P.199 掲載の参考文献
P.204 掲載の参考文献
2) 富田真佐子ほか. 血清尿酸値の変動が生命予後に及ぼす影響-固定集団の長期追跡調査. プリン・ピリミジン代謝 1998 ; 22 : 133-139.
3) 箱田雅之ほか. 心血管疾患リスクファクターとしての尿酸値の意義 : 原爆被爆者の長期追跡調査による解析. 痛風と核酸代謝 2000 ; 24 : 61.
10) 藤森新. 高尿酸血症の薬物治療. 医薬の門 2007 ; 47 : 44-50.

5章 心腎保護を目指した治療戦略を理解する

P.213 掲載の参考文献
P.215 掲載の参考文献
P.223 掲載の参考文献
P.231 掲載の参考文献
1) Parving HH, et al. The effect of irbesartin on the development of diabetic nephropathy in patients with type 2 diabetes. N Engl J Med 2001 ; 345 : 870-878.
6) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会 (編). 高血圧治療ガイドライン 2009. 日本高血圧学会, 2009.
7) 日本腎臓学会 (編). CKD診療ガイド 2009. 東京 : 東京医学社 ; 2009.
8) 日本腎臓学会 (編). エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン 2009. 東京 : 東京医学社 ; 2009.
12) 日本腎臓学会・日本高血圧学会 (編). CKD診療ガイド-高血圧編. 東京 : 東京医学社 ; 2008.
P.237 掲載の参考文献
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P.255 掲載の参考文献
1) 日本腎臓病学会 (編). CKD診療ガイド 2009. 東京 : 東京医学社 ; 2009.
2) 日本動脈硬化学会 (編). 脂質異常症治療ガイド 2008年度版. 東京 : 協和企画 ; 2008.
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5) 前田真貴子ほか. 治療薬の代謝と薬物相互作用. 山下静也 (編). 脂質異常症. 大阪 : 最新医学社 ; 2008. pp.335-343.
6) 日本動脈硬化学会 (編). 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年度版. 東京 : 協和企画 ; 2008.
P.260 掲載の参考文献
3) 椿原美治ほか. 図解CRA症候群. 大阪 : 医薬ジャーナル社 ; 2008.
P.262 掲載の参考文献
P.268 掲載の参考文献
P.273 掲載の参考文献

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