ナイチンゲール看護論・入門

出版社: 現代社
著者:
分野: 看護学  >  看護学一般
ISBN: 9784874740798
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商品紹介

「看護の仕事は、快活な、幸福な、希望にみちた精神の仕事です。犠牲を払っている などとは 決して考えない、熱心な、明るい、活発な女性こそ、本当の看護婦といえるのです」 (ナイチンゲール)。この言葉に出会ったことがきっかけになり、以来20数年という歳月を、著者はひたすら ナイチンゲール研究に注ぎ込んできた。ナイチンゲール が後世の看護婦たちに残したものは、まだ 無垢のままに横たわっており、それらを解明していくことで 看護の世界は大きく開けてくるものと感知し得たからである。ナイチンゲールの看護論は、21世紀の看護のあり方と 人類の健康を思考していくときに、大いなる道標となる 生命感あふれる思想である。

目次

  • ナイチンゲール看護論・入門

    ―目次―

    【第1講】 ナイチンゲール看護論の本質と現代的課題 
    第1章 看護の視点の共有化をめざして 
      (1) 臨床の現実とあるべき方向性
      (2) 共有すべき“看護の視点”とは
      (3) アメリカ看護理論との比較のなかで
      (4) “医学の視点”との差異をはっきりさせる 
    第2章 看護の視点で病気をみつめる 
      (1) 病気をポイゾニングとディケイの過程としてみつめる
      (2) 病気は回復過程であるという見方
      (3) ディケイ現象を看護の視点で
      (4) では、癌も回復過程なのか? 
    第3章 明らかになった看護の意味
      (1) 看護の中核になる思考
      (2) “生命力の消耗を最小に…”という視点のみごとさ 
    第4章 看護の視点で人間と生活をみつめる 
      (1) 人間とは何か ―看護の視点から
      (2) 看護は生活過程をとおして生命体に働きかける
      (3) 看護のための「生理学」と「生活学」が看護を導く
      (4) 現代生活を看護の視点でみつめる 
    第5章 事例をとおしての学び 
      ―看護は生活過程を通して病気との闘い方を教えること―

    【第2講】 ナイチンゲール看護論の看護実践への適用 
    第6章 五つの“看護のものさし” 
    第7章 『看護覚え書』を構造化して読む 
    第8章 看護にとって「空気の質」とは何か 
    第9章 「栄養の質」を看護の視点でとらえる
      (1) 何なら食べられるかについて
      (2) いつ、どのようにすれば、どのくらい食べられるかについて 
    第10章 “かかわり”が看護になるとき 
      ―「かかわりの質」について考える―
      (1) 患者にとって物音とは何か
      (2) 患者の周囲に変化を創るということ
      (3) 励ましや忠告が害になるとき 
    第11章 「看護過程」を“看護であるもの”に導くための思考
      (1) 看護的観察の視点とその構造
      (2) ある場面からの学び
      (3) 「看護過程展開の流れ」と
          ナイチンゲール看護論とのつながり
    第12章 看護管理の本質 
      (1) 看護管理の基本構造
      (2) 看護管理者に求められるもの

    【第3講】 ナイチンゲールとその著作を理解するために 
    第13章 『ナイチンゲールの生涯』を読む 
    第14章 ナイチンゲールが生きた時代背景 
      (1) “二つの国民”の時代に生きたナイチンゲール
      (2) 病院と看護婦たちの実態に眼を向けたナイチンゲール
      (3) ナイチンゲールが描き出した国民生活の実態 
    第15章 ナイチンゲール文献の概要と『看護覚え書』の価値 
      (1) 百五十編の印刷文献と一万点を超す手稿文献の存在
      (2) あらためて『看護覚え書』を語る ―その価値と思想


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