近代医療のあけぼの

出版社: 思文閣出版
著者:
発行日: 2011-06-14
分野: 医学一般  >  医学史
ISBN: 9784784215836
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商品紹介

日本の医界は近代における大事件をいかに乗り越え、発展してきたのか。遣外使節団の病院視察から、ドイツ医学の導入および医学校の創設、看護師・女医の誕生、医師法の制定と、よりよい医療を求めた先達のあゆみをたどる。長年医療ジャーナリズムに従事してきた著者が、幕末・明治の医事制度と社会背景について膨大な史料をもとに考証する。

目次

  • 近代医療のあけぼの

    ―目次―

    第一章 序論
      幕末期の蘭医学の興隆と高階安芸守の建白
      ペリーの来航と堀田正睦の開国論
      各国との修好通商条約の締結と遣米・欧使節団
      松木弘安、福沢諭吉らの「夷情探索」
        ―医療施設について―
      幕末海外に渡航した医師たち
      蘭語に代わる英仏露語の台頭と各種辞典の出版

    第二章 明治新政府の発足とその医事政策
      あたらしい政治体制の確立
      明治初期の医界の動きと二つの医学校
      ドイツ医学の導入
      お雇い外国人医師の来日
      海外留学生制度で渡航した留学生
      「医制」の制定と長与専斎
      明治初期の開業医師と医学校(塾)
      各種医師団体(結社)の誕生あいつぐ
      医術開業試験と漢洋医学闘争
      病院の拡充と入院料金
      女医の登場とその活躍
      東京医学校から東大医学部へ

    第三章 明治中期の医事問題
      東京大学医学部の発足と邦人教授の誕生
      医学教育制度の推移と“医籍”の登録
      二つの医学校―済生学舎と成医会講習所の明暗―
      コレラの流行と国内の防疫体制の整備
      衛生行政組織の整備にともなう医会の結成
      薬律の制定と医薬分業の抗争
      開業医制の定着と医療費の動き
      近代的な看護婦の養成はじまる
      軍隊と脚気―兵食論争について―
      国家医学会と国家医学講習科

    第四章 明治後期の医事問題
      日本医学会と日本聯合医学会
      医師法制定までの長い道程
      医師法制定後の医界事情

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