本書“プライマリー薬学シリーズ5 薬学の基礎としての数学・統計学”は、薬学準備の基礎的な知識・技能や考え方を身につけることを目標として作成しました。そのために、数値の扱い方とその意味がわかるような内容にして薬物などを測定するときの準備としました。また、関数の扱い方とその意味がわかるように、比例・反比例、指数・対数の内容を多くしてあります。
同様に、薬理学や薬剤学の準備として欠かせない微分方程式の理解と計算技能を習熟するために微分・積分の内容を構成。同様に、医薬品情報・評価学などの準備として必要な統計的な方法を盛り込みました。なお、薬学準備の目的を生かすために、高校で学んだ数学とは異なる用いる表現や数学的な並び方を試みています。