口・あご・顔の痛みと違和感の対処法
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目次
- 口・あご・顔の痛みと違和感の対処法
―目次―
I.基礎知識
[1]どうして,この痛みと違和感が取れないの?
対応に苦慮する口腔領域の痛みと違和感へのアプローチ
[2]患者の訴えを,どのように読み解いたらよいのでしょうか?
「身体の自覚症状に見合うだけの身体所見がない」患者への対応
II.症状からみた必要な検査・鑑別診断・対応
[1]これって,本当に顎関節症なの?
顎関節症を疑わせる症状
[2]舌にも,歯にも,義歯にも異常がみつからないが……
舌痛と舌の違和感
[3]改善しない歯痛,患者と一緒に泣きたくなることは
ありませんか?
舌以外の口腔顔面痛
[4]咬合調整を何回しても,患者が納得しません
咬合精査で検知できない咬み合わせの違和感
[5]患者自身は「周囲の反応が気になる」と訴えます
口臭
[6]口は乾いていない,唾液も出る,しかし「乾く」と訴えます
口腔乾燥感
[7]「インレーを入れてから,味が変わった」と訴えます
[8]何とも不思議な症状を熱心に訴えています
口腔領域の奇妙な異常感―セネストパチー
[9]勝手に口がモゴモゴしてしまう,
口が開けられない・閉じない・舌が出てしまう
口腔領域の奇妙な運動―不随意運動
[10]問診票に記入されていなくても,服薬状況を聞いてください
薬剤が原因になりうる口腔領域の症状―口喝・口乾など
[11]根管治療を繰り返しても,患者は痛みを訴えます
歯内療法後の痛みと違和感
III.他科との連携
[1]この症状は,どこの科へ相談すればいいのでしょうか?
“身体各科に紹介したほうがよい”という判断
―紹介のしかた,紹介状記載
[2]この症状は,本当にメンタルが原因なの?
“精神科に紹介したほうがよい”という判断
―紹介のしかた,紹介状記載
IV.おわりに
日常臨床の思わぬピットフォールにはまらないために
歯科医師が陥りやすい落とし穴
●Topic
[1]原因をみつけられない痛みと違和感への対応について
[2]「心因性」という用語の問題
[3]身体の形に関する違和感―醜形恐怖
●Column
歯科医院において痛みと違和感を訴える患者への,
スタッフの対応