脳卒中後遺症に対するrTMS治療とリハビリテーション

出版社: 金原出版
著者:
発行日: 2013-06-03
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784307750370
書籍・雑誌
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商品紹介

慢性期の脳卒中後遺症はよくならないのか? いま、脳卒中リハの「定説」とされてきた知見が揺らいでいる。最新の磁気刺激治療「rTMS」を駆使して脳「可塑性」を高め、機能回復の限界を打ち破ろうとする本書のアプローチはまさにその好例。上肢麻痺、失語症、嚥下障害、下肢麻痺の4項目におよぶ障害別プロトコールをはじめ、磁気刺激のリハをリードする慈恵医大のメソッドを凝縮した「これからの脳卒中リハ」を切り開く一冊。

目次

  • 脳卒中後遺症に対するrTMS治療とリハビリテーション

    ―目次―

    1章.rTMS 治療とリハビリテ−ション
     1.TMS の原理
     2.高頻度rTMS と低頻度rTMS
     3.rTMS のニュ−ロモジュレ−ションのメカニズム
     4.rTMS とリハビリテ−ション

    2章.上肢麻痺に対するrTMS 治療
     1.病態・治療法の現状
     2.低頻度rTMS と集中的作業療法併用のプロトコ−ル
     3.当科における治療成績―多施設のデータ紹介
     4.各施設による工夫点
     5.痙縮に対する効果
     6.上肢麻痺におけるニュ−ロイメ−ジング
     7.今後の課題

    3章.失語症に対するrTMS 治療
     1.病態・治療法の現状
     2.右前頭葉への低頻度rTMS
     3.言語機能代償における右大脳の重要性
     4.Functional MRI の応用
     5.低頻度rTMS と集中的言語聴覚療法併用のプロトコ−ル
     6.今後の課題

    4章.嚥下障害に対するrTMS 治療
     1.病態・治療法の現状
     2.rTMS適用と嚥下リハ併用の考え方
     3.rTMSと集中的嚥下リハ併用のプロトコ−ル
     4.当科の治療成績
     5.今後の課題

    5章.下肢麻痺に対するrTMS 治療
     1.下肢麻痺と上肢麻痺との相違点
     2.ダブル・コ−ンコイルを用いた高頻度rTMS の有用性
     3.高頻度rTMS と集中的理学療法併用のプロトコ−ル
     4.今後の課題
      付.rTMS と併用すべき集中的理学療法とは

    6章.症例紹介(TMS 装置の取り扱い解説も含めて)
     解 説:TMS 装置の取り扱い(MagPro の場合)
     症例1:NEURO-15 における作業療法でADL 指導を重視し、
         麻痺側上肢運動機能の向上をADL に結びつけた症例
     症例2:NEURO-15 終了後、外来でrTMS 治療を継続することで、
         書字動作が自立し復職を果たした症例
     症例3:2 回のNEURO-15 によって、麻痺側上肢運動機能に
         さらなる改善を認めた症例
     症例4:NEURO-15 によって、上肢機能の改善のみならず、
         生活意欲が向上した症例
     症例5:NEURO-15 によって書字能力が改善した、
         失調を伴う右上肢麻痺症例
     症例6:右前頭葉下前頭回へのrTMS によって、
         音韻処理過程が改善したと考えられた症例
     症例7:延髄梗塞後の嚥下障害に対して、
         両側rTMS と集中的嚥下リハを施行した症例

    7章.これからのrTMS 治療
     1.BoNT-A 併用療法
     2.レボドパ併用療法
     3.他の刺激modality の実用性

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