摘便とお花見

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2013-08-10
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784260018616
シリーズ: ケアをひらく
書籍・雑誌
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2,200 円(税込)

商品紹介

とるにたらない日常を、看護師はなぜ目に焼き付けようとするのか——看護という「人間の可能性の限界」を拡張する営みに吸い寄せられた気鋭の現象学者は、共感あふれるインタビューと冷徹な分析によって、不思議な時間構造に満ちたその姿をあぶり出した。巻末には圧倒的なインタビュー論「ノイズを読む、見えない流れに乗る」を付す。パトリシア・ベナーとはまた別の形で、看護行為の言語化に資する驚愕の1冊。

目次

  • 摘便とお花見

    ―目次―

    はじめに−語りの驚き

    Fさんの語り
     第1章 得体のしれないものとしての看護師 
         母親みたいな看護師みたいな
     第2章 摘便とお花見 訪問看護とケアの彼方

    Dさんの語り
     第3章 透析室で「見える」もの 規範の空間論
     第4章 干渉から交渉へ シンプルな訪問看護

    Cさんの語り
     第5章 抗がん剤の存在論 がん看護における告知と治療
     第6章 シグナル 死について語りたい

    Gさんの語り
     第7章 時間というものはもともと決まっていて 
         小児がん看護における無力さの力
     第8章 ドライさん 子どもの死に立ち会う技法

    結論
     追体験と立ち会い 四つの語りのまとめ

    付章
     インタビューを使った現象学の方法 
     ノイズを読む、見えない流れに乗る

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