事例研究というパラダイム

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2013-08-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784753310647
書籍・雑誌
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商品紹介

1990 年代に医学/医療界に生じた,エビデンス・ベイスト・アプローチの潮流は心理学/臨床心理学にも強く影響を与えた。わが国の臨床心理学においても,従前「自明」とされてきた事例研究の価値の低下をまねくこととなった。臨床における事例研究の価値と意義が改めて問われるなか,臨床心理学と医学,あるいは,エビデンスとナラティブとのあいだをつなぐ実践を行なってきた著者が,精緻な理論と豊富な臨床事例をもとに,科学としての事例研究のあるべき姿,すなわち,真に臨床に寄与できる事例研究の理論と方法を再構築する。

目次

  • 事例研究というパラダイム

    ―目次―

    序文

    第I部 理論編
     第1章 臨床事例研究の科学論 
     第2章 「エビデンスに基づく実践」のハイジャックとその救出
     第3章 質的研究と量的研究 
     第4章 事例研究という質的研究の意義

    第II部 事例編 
     第5章 境界例における自己治療的ドラマ 
     第6章 心身症における三つの悪循環
     第7章 こころとからだの和解の過程
     第8章 元型的観点からみた摂食障害
     第9章 心身症と物語 
     第10章 慢性疼痛―痛みは語りうるのか? 
     第11章 過食嘔吐の大学生へのナラティブ・セラピー風心理療法
     第12章 女子大学生の夢に見られた
          dismembered body image について

    第III部 総合考察編
     第13章 あらためて事例研究を考える
     付章 対談:ナラティブ・ベイスド・メディスン
         ―医療における「物語と対話」

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