がん基盤生物学

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2013-10-15
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 9784525420918
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商品紹介

がんの治療標的として注目を集めるがん幹細胞,がん微小環境,がん染色体・分裂期チェックポイント,がんエピゲノム,がん関連遺伝子産物の転写後調節の5分野に加え,医薬品開発を見すえた知財戦略を含む全6部構成.次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラムの革新的がん医療シーズ育成グループの第一線研究者が各分野の研究動向から最新成果,臨床応用への展開までをわかりやすく解説.

目次

  • がん基盤生物学

    ―目次―

    □ 序 論
    ●がん分子標的の同定と薬物療法の進歩
    ●わが国におけるがんの基礎研究と創薬研究
    ●次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム(P-DIRECT)

    第I部 がん幹細胞を標的とした根治療法の開発
     1.総 論 
     2.栄養センサーシグナルによる幹細胞制御とがん治療 
     3.TGF-βファミリーとがん幹細胞 
     4.酸化ストレス回避機構を標的とした
       がん幹細胞治療戦略の考案 
     5.グリオーマ幹細胞特異的因子群を標的とした
       新規治療法の開発 
     6.造血器腫瘍におけるがん幹細胞を標的とした抗体医薬の開発
     7.大腸がん幹細胞の機能解析法
     8.肝がん幹・前駆細胞抗原の同定と治療抗体の開発 
     9 .Hes1とDclk1を標的とする大腸がん幹細胞治療の可能性 

    第II部 がん微小環境を標的とした革新的治療法の実現
     1.総 論 
     2.APC結合タンパク質Asefを標的としたがん微小環境の制御 
     3.MT1-MMPおよび周辺分子を標的としたがん組織制御薬剤の開発
     4.Vasohibinファミリーを応用したがんの発育・転移の制御
     5.がん特異的な環境標的である低酸素誘導転写因子HIF活性に
       対する抗がん剤の開発 
     6.がん細胞と貪食細胞間の相互作用の制御による
       新たながん治療法の開発 
     7.がん細胞の低酸素・低栄養耐性を利用した
       抗がん剤の開発:栄養飢餓耐性を標的として 
     8.がん微小環境を制御する核内受容体と創薬応用の可能性 
     9.がん発症・進展を促進する慢性炎症病態におけ
       るANGPTL2の役割 
     10.細胞外ドメインシェディング活性化因子を標的とする
        抗がん療法 
     11.HGF-Met系を標的とするがん創薬の意義と開発 
     12.がんにおけるEph/Ephrinファミリーの機能と
        創薬標的としての可能性 
     13.ケモカインから受容体シグナル制御分子フロント(FROUNT)
        へのパラダイムシフト
     14.生体イメージングによるがん研究と展望 
     15.がん微小環境を制御するRas/Rap標的タンパク質PLCεの
        選択的阻害剤の開発 

    第III部 がん染色体・分裂期チェックポイントを標的とした
         治療法の確立
     1.総 論 
     2.がん細胞に特徴的なテロメア動態 
     3.紡錘体を標的としたがん治療法の新展開 
     4.がん分子標的治療薬シーズとしてのタンキラーゼ阻害剤 
     5.MAPキナーゼシグナルを標的とした新たながん治療法の探索
        —分子標的治療薬から経路標的治療へ— 
     6.相同組換え関連因子を標的にしたがん治療薬研究 
     7.G2/M期チェックポイントを標的とした
       がん細胞特異的抗がん療法増強剤の開発 
     8.分裂期チェックポイントアダプテーション阻害による
       抗がん剤耐性克服 
     9.Hippo経路分子MOB1によるがん発症・進展制御とがん治療戦略

    第IV部 がんエピゲノム異常を標的とした治療・診断法の開発
     1.総論—がん細胞のエピゲノム異常— 
     2.がんエピゲノム可塑性を標的とした治療法の開発 
     3.発がんにかかわるヒストン修飾酵素を標的とした
       抗がん剤の開発 
     4.テロメアおよびmicroRNAを標的にした抗がん剤の開発 
     5.がん細胞におけるmicroRNA異常メカニズムの解析と
       診断への応用 
     6.エピジェネティクス異常を標的とする新規抗がん剤の開発 
     7.Srcがん形質におけるmicroRNA異常とmTORシグナル 
     8.長鎖ノンコーディングRNAを標的とした
       前立腺がん治療法の開発 

    第V部 がん関連遺伝子産物の転写後発現調節を標的とした
        治療法の開発
     1.総 論 
     2.がん関連遺伝子産物の転写後発現調節を標的とした
       治療法の開発 
     3.タンパク質メチル化を標的としたがんの
       新規分子標的治療薬の開発 
     4.ナンセンスmRNA分解経路を標的とした創薬開発の意義と現状
     5.がん抑制遺伝子mRNAの制御を標的とした核酸医薬の開発
     6.ユビキチン関連酵素を標的としたがん治療シーズの開発 
     7.ユビキチン系を制御する選択的NF-κB活性化阻害剤の開発 
     8.乳がんにおけるがん特異的O-結合型糖転移酵素標的治療薬の
       開発 
     9.リン酸化依存性タンパク質間相互作用阻害物質の探索と
        抗がん剤への展開 
     10.FRETバイオセンサーを用いた培養細胞からマウスまでの
        シームレスな新規抗がん剤開発 

    第VI部 次世代がん研究の研究支援基盤
     創薬の知財戦略

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