チームで医療をすすめる際の基本原則を常に「患者のために」に置いて内容を構成し記述した。チーム医療における各医療職の役割が明確に記載されている。医療の標準化を目指したクリニカルパスを基本としている。クリニカルパスの作成にあたっては、ここの治療のシュミレーション、勉強会等を通じて検討・実践してきたことが生かされている。各巻の章立てが、クリニカルパスに沿って構成されている。患者の外来診療から入院、手術、リハビリテーション、そして退院指導などにかかわる多職種の専門家が、それぞれの専門性を他のチームメンバーに理解してもらい、より有機的な連携に発展することを期待して執筆している。最新の知見に基づく図表を豊富に掲載した。