集団遊びの発達心理学

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2014-03-20
分野: 保健・体育  >  母性・小児保健
ISBN: 9784762828355
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商品紹介

集団遊びは発達心理学研究において重要なテーマではあったものの,データの収集が容易な室内遊びの観察が中心であった。本書では,主に戸外での遊びについて,保育者の語りを通して指導実践の本質に迫り,実践知から新しい集団遊びの発達論の可能性を展望する。また,豊かな語りを引き出すインタビュー技法についても言及。

目次

  • 集団遊びの発達心理学

    ―目次―

    序章 保育者による指導を通して集団遊びを楽しむ
      第1節 今なぜ集団遊びなのか
      第2節 遊びを指導する保育者の実践知
      第3節 保育実践を理論化する

    第?部 実践編
     第1章 陣取りオニから宝取り陣取りオニへ
         :―ルールをつくり替えながら遊びを発展させた
          保育実践
      はじめに
      第1節 事例の概要
      第2節 陣取りオニから宝取り陣取りオニへ
      第3節 宝物の導入と遊びの展開
      第4節 まとめ
     第2章 異年齢集団のなかで引き継がれた缶蹴り
         :一人ひとりの楽しみ方の違いに配慮した指導
      はじめに
      第1節 事例の概要
      第2節 異年齢集団のなかでの部分的参加
      第3節 5歳児クラス進級後の様子
      第4節 どの子も楽しめる遊び集団づくり
     第3章 想像の世界を楽しむ集団遊び
         :―りゅうのイメージを手がかりに多様な活動へと
          発展させた保育実践
      はじめに
      第1節 事例の背景
      第2節 山並みにりゅうを見た子どもたち
      第3節 一人ひとりのもつりゅうのイメージを形にする
          制作活動
      第4節 りゅうとの対話空間
      第5節 トトロの森でりゅうに出会う
      第6節 多様な活動へとつなぐ保育者の指導

    第II部 研究編
     第4章 5歳児クラスにおいて鬼ごっこを楽しむための指導
         プロセス:修正版グラウンデッド・セオリー法を
         用いた検討
      はじめに
      第1節 インタビューの実施
      第2節 鬼ごっこの指導の枠組み
      第3節 まとめ
     第5章 集団遊びの文献的検討
      はじめに
      第1節 Parten理論と形態論
      第2節 活動としての遊びの発展
      第3節 遊びの指導を理論化する
      第4節 足場づくりの拡張モデル
      第5節 新しい集団遊びの発達論に向けて
     第6章 実践知から発達論へ
         :集団遊びを楽しむ子どもの発達的特徴の検討
      第1節 鬼ごっこの指導の枠組みにみる発達的特徴
      第2節 遊びのなかで生起する情動
      第3節 トラブルの集団的解決
      第4節 遊び体験の物語化
      第5節 本稿の成果と残された課題

     補章 インタビュー研究の手引き
      第1節 インタビューの技法
      第2節 M-GTAの分析技法

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