音楽療法を知る―その理論と技法―

出版社: 杏林書院
著者:
発行日: 2014-04-01
分野: 臨床医学:一般  >  治療一般
ISBN: 9784764405325
電子書籍版: 2014-04-01 (第1版第2刷)
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商品紹介

本書は,多様な音楽療法の基本的な知識をわかりやすく解説し,また,高齢者や障害児,災害や事故によって心身に問題を抱える方への音楽療法など,実際現場で活躍する音楽療法士がそれぞれの立場から経過や重点を細かく述べています.また,初学者でも興味が深まるように,補足説明や雑学的な内容を含めたコラムも取り入れました.

目次

  • 音楽療法を知る―その理論と技法―

    ―目次―

    第1章 音楽療法の可能性
    第2章 音楽療法とは何か
    第3章 音楽療法の代表的なアプローチ
     I 多様な音楽療法の概要?3つのアプローチ?
     II 神経学的音楽療法の理論と実際の紹介?活用と課題?
     III 分析的音楽療法
     IV 行動療法にもとづく音楽療法
     V ノードフ・ロビンズ音楽療法
     VI 音楽イメージ誘導法(GIM)
     VII 感覚と運動の高次化理論にもとづく音楽療法
     VIII ミュージック・ケア
    第4章 多様な対象と実践例
     I 多様な対象への実践
     II 児童への音楽療法の実際例
     III 高齢者への音楽療法の実践例
     IV 脳外傷の音楽療法
     V 脳卒中リハビリテーションにおける音楽療法
     VI ホスピス緩和ケアにおける音楽療法の実践例
     VII 成人の心身の問題と音楽療法
     VIII 災害被災者のための音楽療法の実際
     IX 障害者への音楽療法
    第5章 音楽療法の発展のために
     I 作業療法と音楽療法
     II 音楽療法におけるスーパービジョン
     III 音楽療法と研究
     IV 音楽療法士の養成教育
     V 音楽療法の未来

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 音楽療法の可能性

P.10 掲載の参考文献
栗林文雄 : 音楽の末期ガン患者の免疫系に与える治療的影響について. 研究業績年報, 13 (1) : 77-78, 1997.
栗林文雄 : アメリカにおける音楽療法の発達と現状. 社会福祉研究, 105 : 7, 2009.
栗林文雄 : 音楽が心身に与える影響-音楽と癒し-. 皮膚と美容, 43 (2) : 2-6, 2011.
Merriam AP : The Anthropology of Music. Northwestern University Press, 1964.
Radocy RE et al. : Psychological Foundations of Musical Behavior. Charles C Thomas Pub, 1979.

第3章 音楽療法の代表的なアプローチ

P.24 掲載の参考文献
二俣泉 : 音楽療法の設計図-CDで聴くセッションのアイデア-. 春秋社, 1999.
二俣泉 : 音楽療法を学ぶ 第2版. 音楽療法研究会, 2007.
阪上正巳 : 集団歌唱療法を考える-特集にあたって. 日本音楽療法学会誌, 10 (1) : 38-40, 2010.
Stige B : コミュニティ音楽療法と文化の変化. 日本音楽療法学会誌, 4 (2) : 136-146, 2004.
P.39 掲載の参考文献
Cozby PC : Methods in Behavioral Research. McGraw-Hill Humanities, 2006.
Davis WB et al. : An Introduction To Music Therapy : Theory and Practice. McGraw-Hill Humanities, 1998.
林明人 : パーキンソン病における歩行とリズム-音リズム刺激の臨床応用-. 総合リハビリテーション, 32 (9) : 847-851, 2004.
Thaut MH著, 三好恒明ほか訳 : リズム, 音楽, 脳. 協同医書出版社, pp. 130-132, 2006.
Thaut MH : Rhythm, Music, and The Brain : Scientific Foundations and Clinical Applications. Routledge, 2005.
上田敏 : リハビリテーション医学の世界-科学技術としての本質, その展開, そしてエトス-. 三輪書店, 2000.
渡辺雅彦 : みる見るわかる 脳・神経科学入門講座改訂版 後編. 三秀舎, 2008.
山根寛 : ひとと音・音楽-療法として音楽を使う-. 青海社, 2007.
P.45 掲載の参考文献
Priestley M著, 若尾裕ほか訳 : 分析的音楽療法とは何か. 音楽之友社, p. 20, 2003.
P.54 掲載の参考文献
二俣泉ほか : 音楽で育てよう子どものコミュニケーション・スキル. 春秋社, 2011.
中山晶世ほか : 音楽療法士のためのABA入門. 春秋社, 2006.
奥田健次 : メリットの法則-行動分析学・実践編-. 集英社, 2012.
杉山尚子 : 行動分析学入門-ヒトの行動の思いがけない理由-. 集英社, 2005.
P.59 掲載の参考文献
Aigen K著, 中河豊訳 : 障害児の音楽療法-ノードフ・ロビンズ音楽療法の質的リサーチ-. ミネルヴァ書房, 1998.
Bruscia KE著, 林庸二ほか訳 : 即興音楽療法の諸理論. 人間と歴史社, 1999.
Nordoff P et al. : Creative music therapy. Harper and Row Publishers, 1977.
Robbins C著, 生野里花訳 : 音楽する人間-ノードフ・ロビンズ創造的音楽療法への遥かな旅-. 春秋社, 2007.
P.69 掲載の参考文献
Bonny HL et al. : Music and your mind : Listening with a new consciousness (2nd ed.). Station Hill Press, 1990.
Bonny HL : Music and Consciousness : The evolution of Guided Imagery and Music. Barcelona Publishers, 2002.
P.78 掲載の参考文献
宇佐川浩 : 感覚と運動の初期発達と療育-手指の発達指導を中心として-全国心身障害児福祉財団, 1986.
宇佐川浩 : 障害児の発達臨床とその課題-感覚と運動の高次化の視点から-. 学苑社, 1998.
宇佐川浩 : 障害児の発達臨床 I 感覚と運動の高次化から見た子ども理解. 学苑社, 2007a.
宇佐川浩 : 障害児の発達臨床 II 感覚と運動の高次化による発達臨床の実際. 学苑社, 2007b.
P.86 掲載の参考文献
松井紀和 : 音楽療法の手引き. 牧野出版, 1980.
松木健一 : 世代をつなぐ保育-子ども・保護者・高齢者が共に育ち合う-. フレーベル社, 1999.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも 加賀谷式集団音楽療法 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 1986.
宮本啓子 : 加賀谷哲郎-心の笑みを求めて-. 磁場の会, 2000.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも楽しめる ミュージック・ケア 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 2003.
宮本啓子 : ミュージック・ケア-その基本と実際-. 川島書房, 2012.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも楽しめる音楽療法 ミュージック・ケア応用編. 日本ミュージック・ケア協会, 2009.
村井靖児 : 音楽療法の基礎. 音楽の友社, 1995.

第4章 多様な対象と実践例

P.110 掲載の参考文献
二俣泉ほか : 音楽で育てよう子どものコミュニケーション・スキル. 春秋社, 2011.
長谷川容子 : 知的・発達障害児と親の余暇充実に関する研究・第1報-家庭での余暇の現状と音楽活動のニーズについて-. 第10回日本音楽療法学会学術大会要旨集, p. 142, 2010.
生野里花ほか : 音楽療法曲集 静かな森の大きな木. 春秋社, 2001.
松浦千賀 : ピアノ独奏 (CD). 日本ミュージック・ケア協会, 2001a.
松浦千賀 : ピアノ弾きがたり (CD). ミュージック・ケア. 日本ミュージック・ケア協会, 2001b.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも 加賀谷式集団音楽療法 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 1986.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも楽しめる ミュージック・ケア 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 2003.
宮本啓子 : ミュージック・ケア-その基本と実際-. 川島書店, 2012.
日本ミュージック・ケア協会 : 音楽と表現あそび 1 (CD). 磁場の会, 1992a.
日本ミュージック・ケア協会 : 音楽と表現あそび 2 (CD). 磁場の会, 1992b.
奥田健次ほか : 自閉症児のピアノ指導と余暇活動レパートリーの拡大. 障害児教育実践研究, 6 : 49-62, 1999.
土野研治 : 声・身体・コミュニケーション-障害児の音楽療法-. 春秋社, 2006.
P.126 掲載の参考文献
藤本禮子 : 高齢者の音楽療法 楽器演奏のすすめ-心をつなぐ合奏曲 38-. 春秋社, 2012.
加佐ノ岬倶楽部音楽療法研究所 : ミュージック・ケア (CD). 2001.
加佐ノ岬倶楽部音楽療法研究所 : おもいでのうた (CD). 2006.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも 加賀谷式集団音楽療法 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 1986.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも楽しめる ミュージック・ケア 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 2003.
宮本啓子 : ミュージック・ケア-その基本と実際-. 川島書店, 2012.
奈良勲ほか : 虚弱・障害高齢者のための健康体操テキスト. 医歯薬出版株式会社, 2003.
日本ミュージック・ケア協会 : 音楽と表現あそび 1 (CD). 磁場の会, 1992a.
日本ミュージック・ケア協会 : 音楽と表現あそび 2 (CD). 磁場の会, 1992b.
奥村歩 : 音楽で脳はここまで再生する. 人間と歴史社, 2008.
奥村歩 : 40歳から始めるボケない生活術. 静山社, 2010.
奥村由香ほか : amnestic MCI に対する集団認知音楽療法の効果. 日本音楽療法学会誌, 10 (1) : 28-37, 2010.
奥村歩 : もの忘れとウツがなくなる「脳」健康法. 静山社, 2011.
奥村歩 : 脳神経外科医が教える「続ける・やめる」は脳でコントロールできる! 青春出版社, 2011.
奥村歩 : 「もの忘れ外来」100問100答. 阪急コミュニケーションズ, 2012.
P.158 掲載の参考文献
アメリカ精神医学会著, 高橋三郎ら訳 : DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引. 医学書院, 2013.
馬場存 : 統合失調症の音楽療法の奏効機序に関する精神病理学的考察. 音楽医療研究, 4 (1) : 14-26, 2011.
Chen X : Active music therapy for senile depression. Zhonghua Shen Jing Jing Shen Ke Za Zhi, 25 (4) : 208-210, 1992.
Hendricks CB : A Study of the use of music therapy techniques in a group for the treatment of adolescent depression. Dissertation Abatracts International, 62 (2A) : 472, 2001.
樋口輝彦 : 今日のうつ病. pp. 9-14, (上島国利ら編 : 今日のうつ病, アルタ出版, 2004.)
久村正也 : 音楽療法を知る-音楽を心身医療の現場へ-. 心身医学, 52 (12) : 1146-1151, 2012.
古茶大樹ほか : 病の「種」と「類型」, 「階層原則」-精神障害の分類の原則について-. 臨床精神病理, 31 (1) : 7-17, 2010.
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牧野荘平ほか : 喘息治療における音楽療法の可能性について. 心身医学, 32 (2) : 137-141, 1992.
牧野真理子 : 心身症, pp. 195-203, (日野原重明監 : 標準音楽療法入門 (下) 実践編, 春秋社, 1998.)
宮本啓子 : ミュージック・ケア-その基本と実際-. 川島書店, 2012.
森平直子 : 大学生の心理教育的グループとしての調整的音楽療法の実践. 学生相談研究, 28 (2) : 89-100, 2007
村林信行ほか : 過敏性腸症候群に対する音楽療法. 日本バイオミュージック学会誌, 9 : 39-43, 1993.
村林信行 : 知人かうつ病になったとき読んでおく本. 三輪書店, 2004.
中川哲也 : 心身医学の新しい診療指針 (案). 心身医学, 31 (1) : 18-25, 1991.
Radulovic R et al. : Complementary music therapy and medicamentous therapy in treatment of depressive disorders. WPA Thematic Conference Jerusalem, Nov. 1997.
鈴木道雄 : 統合失調症. p. 273, (野村総一郎ほか編 : 標準精神医学. 医学書院, 2009.)
山下晃弘ほか : うつ病に対する即興個人音楽療法の内分泌・免疫学的研究. 日本音楽療法学会誌, 8 (1) : 3-12, 2008.
Zerhusen JD et al. : Out of the darkness : group cognitive therapy for depressed elderly. J Psychosoc Nurs Ment Health Serv, 29 (9) : 16-21, 1991.
P.167 掲載の参考文献
日本心理臨床学会支援活動プロジェクト委員会 : 危機への心理支援学-91のキーワードでわかる緊急事態における心理社会的アプローチ-. 遠見書房, 2010.
飛鳥井望 : 「心の傷」のケアと治療ガイド. 保健同人社, 2010.
兵庫県こころのケアセンター : 「サイコロジカルファーストエイド実施の手引き」. http://www.j-hits.org/psychological/ (2013年9月4日現在)
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二俣泉 : 成人の音楽療法 発達障害. pp. 131-155, (日野原重明 : 標準音楽療法入門下. 春秋社, 1998.)
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも 加賀谷式集団音楽療法 実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 1986.
宮本啓子 : だれでも どこでも いつでも楽しめる音楽療法 ミュージック・ケア実技編. 日本ミュージック・ケア協会, 2002.
宮本啓子 : ミュージック・ケア-その基本と実際-. 川島書店, 2012.

第5章 音楽療法の発展のために

P.181 掲載の参考文献
障害者福祉研究会 : ICF国際生活機能分類-国際障害分類改訂版-. 中央法規出版, pp. 9-18, 2002.
山根寛 : 発散的な意識化を促す描画の利用. 作業療法, 9 (2) : 124-130, 1990.
山根寛 : 作業・作業活動とは, pp. 2-23, (鎌倉矩子ほか編 : ひとと作業・作業活動 第2版, 三輪書店, 2005.)
山根寛 :回復過程に応じた集団作業療法プログラム, pp. 135-137, (鎌倉矩子ほか編 : ひとと集団・場第2版, 三輪書店, 2007a.)
山根寛 : 音楽をもちいる療法の構造, pp. 38-65 (山根寛ほか : ひとと音・音楽-療法として音楽を使う-, 青海社, 2007b.)
山根寛 : 心身統合の喪失と回復-コミュニケーションプロセスとしてみる作業療法の治療機序-. 作業療法, 27 (1) : 73-82, 2008.
P.189 掲載の参考文献
Liamputtong P著, 木原雅子ほか訳 : 現代の医学的研究方法. メディカルサイエンスインターナショナル, 2012.
中山晶世ほか : 音楽療法場面における自閉症児のコミュニケーション行動の形成. 音楽療法研究, 1 : 44-49, 1996.
Porter S著, 武田裕子訳 : ここからはじめる研究入門. 医学書院, 2011.
清水恵美ほか : 音楽療法場面における対象者の行動の質的分類と変化の階層化~慢性期統合失調症患者の1症例から~. 第8回日本音楽療法学会学術大会要旨集, p. 189, 2008.

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