No.18では,「婦人科手術における手術器具の使い方」を取り上げている。ほとんどの施設にてさまざまな性質の外科手術用エネルギーデバイス,癒着防止材などを当たり前のように使用しており,それらはもはや臨床の場において欠かせないものになっている。「機器を使いこなせる」ということは手術技術向上の大前提であり,本書は多様化した手術器具の特徴を理解し,よりよい使用方法,適した手術などにつき,詳細に解説することに特化した構成となっている。経験豊富な術者による“手術のコツと注意点”を中心に,豊富なイラストでわかりやすく解説しており,手術手技の向上に役立つ1冊である。