恥と「自己愛トラウマ」

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2014-06-04
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784753310739
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商品紹介

自分は大丈夫だ、やれるんだという気持ち。自分は案外イケているじゃないか、という自信。それが自己愛だ。恥はそれが侵害され、圧し潰された時の感情として理解できる。それは深刻なトラウマ、すなわち「自己愛トラウマ」体験を引き起こすのである。ではその自己愛トラウマを引き起こす加害者は誰なのだろうか? 多くの場合、加害者の存在はあいまいである。しかしそうであっても、自己愛トラウマを被った人の傷の大きさは変らない。そしてそこから新たな怒りや加害行為を生むこともある。いま日本ではさまざまな問題が起きている。それらを理解するうえで、この自己愛トラウマやあいまいな加害者という概念を切り口として提唱する。

目次

  • 恥と「自己愛トラウマ」

    ―目次―

    まえがき
    序章 恥と「自己愛トラウマ」

    第1部 「自己愛トラウマ」と現代人の怒り
     第1章 怒りと「自己愛トラウマ」
     第2章 アスペルガー障害の怒りと「自己愛トラウマ」
     第3章 凶悪犯罪と「自己愛トラウマ」─秋葉原事件を読み解く
     第4章 「モンスター化現象」とトラウマ

    第2部 いじめとうつと「自己愛トラウマ」
     第5章 いじめと「自己愛トラウマ」
     第6章 「現代型うつ病」と職場でのトラウマ

    第3部 文化装置としての恥
     第7章 トラウマ回避のための「無限連鎖型」コミュニケーション
     第8章 学校教育とは「自己愛トラウマ」の伝達だろうか?
     第9章 災害トラウマを乗り越える─津波ごっこと癒し

    第4部 トラウマとセクシュアリティ─見られることをめぐって
     第10章 「見るなの禁止」とセクシュアリティ
     第11章 恥と慎みをめぐるある対話

    あとがき

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