心不全の緩和ケア

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2014-05-31
分野: 臨床医学:内科  >  循環器一般
ISBN: 9784525241612
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商品紹介

突然死の可能性も回復の可能性も最期まで残る心不全は,がんと比べ予後予測も終末期の見極めも困難である.しかしその患者の苦痛は大きく,緩和的なケアのニーズは非常に高い.本書では,今後その重要性が一層増していく在宅医療までを視野に,症状緩和,支持療法,家族・医療者へのケアなどを解説.緩和ケア実践への道しるべとなる一冊である.

目次

  • 心不全の緩和ケア

    ―目次―

    第1章 心不全における緩和ケアのニーズ
    A.循環器内科医の視点から
    B.緩和ケア全体および在宅医療の視点から
    C.心不全の病みの軌跡 illness trajectoryと緩和ケアニーズ

    第2章 心不全症候群の病態・治療・経過と予後
    A.病 態
    B.慢性心不全の治療
    C.経過と予後

    第3章 末期心不全の症状緩和
    A.症状評価
    B.非薬物療法
    C.薬物療法

    第4章 末期心不全における支持療法(サポーティブケア)
    A.支持療法(サポーティブケア)とは
    B.全人的苦痛(トータルペイン)
    C.精神的苦痛
    D.社会的苦痛(ソーシャルペイン)
    E.霊的苦痛(スピリチュアルペイン)

    第5章 心不全診療におけるコミュニケーション
    A.心不全における病期の共有の必要性と意義
    B.アドバンス・ケア・プランニングの概念
    C.心不全の包括ケアで必要となるコミュニケーション技術
    D.重要な局面における意思決定支援のあり方

    第6章 心不全で死にゆく患者・家族のケア
    A.死にゆく心不全患者の苦痛緩和
    B.心不全末期・終末期における意思決定支援
    C.死にゆく患者・家族に対するグリーフケア
    D.看取りのパス Liverpool Care Pathway(LCP)

    第7章 在宅における心不全緩和ケア
    A.総 論
    B.看護の立場から
    C.循環器専門医の立場から─重症心不全患者の在宅管理─

    第8章 心不全診療における多職種連携
    A.心不全の多職種連携とは
    B.多職種連携に必要な準備
    C.多職種連携で行うこと
    D.多職種連携の実践

    第9章 症例から学ぶ緩和ケア実践の流れ
    A.緩和ケアを難しくする心不全診療の問題
    B.症例紹介
    C.最大限の心不全管理の中で行なう緩和ケア

    第10章 緩和ケアに携わる医療者のこころのケア
    A.医療者のストレス
    B.バーンアウト
    C.バーンアウトの対策
    D.援助者の支え

    第11章 緩和ケアに関連する倫理的問題
    A.疾患の悪性・非悪性で倫理的アプローチは変わらない
    B.終末期における意思決定を困難にしている要因と混乱
    C.医療倫理総論
    D.終末期と日本文化
    E.緩和的鎮静の倫理原則とまとめ

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