目次
- ジェネラリストのための“メンタル漢方”入門
―目次―
第0章 まずは知ることから 「本書の構成」
漢方を知るということ
漢方ってどうやって勉強したらいいの?
本書の構成
身体科でも精神症状への配慮を
“メンタル漢方"とは
第1章 無理せず学ぶ 「基礎理論」
1-1 気と血 ―― 解剖を学問にした西洋医学、しなかった中医学
1-2 ?血 ―― 血流障害、慢性炎症による組織リモデリング
1-3 水・津液 ―― お天気との関連も考えて
1-4 陰と陽 ―― 代謝バランス
1-5 熱と寒 ―― 燃え尽きるほどヒートなのかクールに去るのか
1-6 虚と実 ―― 病因とそれに対する身体の反応
1-7 漢方の診察法
1-8 診療の流れ
第2章 処方の意味を知る 「生薬の働き」
2-1 エキス製剤の投与量や合方など注意点
2-2 補気薬
2-3 理気薬
2-4 補血薬
2-5 補気補血薬
2-6 駆 ?血薬
2-7 利水薬
2-8 静熱薬
2-9 ? 寒薬
2-10 補陰薬
2-11 補陽薬
2-12 柴胡剤
第3章 プライマリケアで診る 「精神症状の診かた」
3-1 精神疾患は症候群である?
3-2 プライマリケアで診るもの
3-3 プライマリケアで診ないもの
3-4 精神症状の診かた
3-5 精神症状を来たす身体疾患を見逃さない
3-6 向精神薬について ―― 抗うつ薬
3-7 向精神薬について ―― ベンゾジアゼピン
3-8 向精神薬について ―― 抗認知症薬
3-9 向精神薬について ―― 抗精神病薬
第4章 患者さんを支える 「メンタル漢方」
4-1 精神科領域で使われる生薬のまとめ
4-2 抑うつ〈燃えないコスモ〉
4-3 不安〈対象はどこだ?〉
4-4 身体化〈身体という劇場〉
咽頭(咽頭閉塞感)
心臓(動悸、胸痛)
胃腸(嘔吐、呑酸、下痢便秘)
膀胱(頻尿、不快感)
頭痛
腹痛
腰痛など筋骨格系の痛み
めまい、ふらつき
4-5 認知症〈消えゆく“世界"〉
4-6 不眠
4-7 終わりに ― “あいだ"としての薬