専門医がホンネで語る統合失調症治療の気になるところ
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目次
- 専門医がホンネで語る統合失調症治療の気になるところ
―目次―
第1章 治療で気になること
(1)なぜ、治療がうまくいかないのか
(2)「昨日も、今日も、明日も、統合失調症である」こと
(3)重症患者さんのほうが軽症患者さんより良くなるわけ
(4)統合失調症は非特異的症状で始まり、非特異的症状で治まる
(5)患者仲間の力が治療効果をあげる
(6)高血圧症のように通院治療し、糖尿病のように入院治療する
(7)抗精神病薬をどう使うか
(8)患者さんの病識とご家族のサポートがあってこその薬物療法
(9)薬物療法に頼りすぎるのは焦りの表れ
(10)強い副作用がある薬の使用や電気けいれん療法のとらえ方
(11)患者さんのレジリエンスを高める通院治療
第2章 急性期後の安定期で気になること
(1)幻聴や妄想にいつも自分なりの対処法を実行する
(2)疲れすぎないようにする─限界設定
(3)受診間隔が患者さんの生活リズムを作る土台となる
(4)ご家族は、低い感情表出をいつも意識しよう
(5)「どうにもならない」ではなく「なんとかなるさ」
(6)ご家族は、時間をかけて患者さんの話に耳を傾けよう
(7)這えば立て、立てば歩けと焦りすぎるのをやめる
(8)ご家族が患者さんと一緒に診察室に入る場合の条件
第3章 回復に向けて気になること
(1)ナチュラル・スマイル(自然な微笑み)が出るようになる
(2)不調の芽(病状悪化の予兆)に気づくようになる
(3)就職する際に、統合失調症であることを伝える
(4)診察時になるべく長く主治医と話すことで
認知のゆがみに気づく
(5)患者さんの回復への努力を褒めることで、
ご家族が幸せを感じる