ワーク・ディスカッション―心理療法の届かぬ過酷な現場で生き残る方法とその実践―

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2015-04-30
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784753310906
書籍・雑誌
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商品紹介

激しいこころの痛みを抱えた人々が大勢いるのが明らかであっても,標準的な心理療法の援助が及ばない人々や世界がある。今日の臨床現場や援助の状況の多様化にともない,こうした領域で働く臨床家は急速に増え,彼らは「専門家として,何をなすべきか」を自問自答しながら,日々,悪戦苦闘している。心理療法が有効に機能する設定について,施設管理者や同僚から十分な理解を得られず,こころのケアの「何でも屋」として使われている状況もある。この種の領域では,働くすべての対人援助職が心理的に過酷な状況に追い込まれていることも少なくない。このとき臨床家の仕事に,理論的根拠と専門的技法を与えてくれるのが,ワーク・ディスカッションの理論とその実践の蓄積なのである。

目次

  • ワーク・ディスカッション
    ―心理療法の届かぬ過酷な現場で生き残る方法とその実践―

    ―目次―

    I イントロダクション
    序章 ワーク・ディスカッションとは何か
    第1章 ワーク・ディスカッション・グループが機能する時
        ─その方法の応用

    II 教育現場での実践
    第2章 幼児学校の学習メンターとして
    第3章 小学生への治療的アプローチ

    III 医療現場での実践
    第4章 医療保健と入所施設の現場
        ─病院における病気の子どもとの仕事
    第5章 小児癌治療におけるトラウマとコンテインメント

    IV 福祉現場での実践
    第6章 脆弱な家族─難民コミュニティでの仕事
    第7章 服役中の親に面会する子どものためのプレイの設定
    第8章 入所型アセスメント施設における感情麻痺と無思考

    V 社会資源が乏しい環境での実践
    第9章 「シボニエは固まって動かないの……」─南アフリカの
         状況に応用したワーク・ディスカッション・モデル
    第10章 新しい施設を育てる
    第11章 児童養護施設の職員との
         ワーク・ディスカッション・セミナー

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